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2010年3月16日

プレーオフ記者発表

今週末3月20・21日に
日本ハンドボールリーグの覇者を決する
運命のプレーオフが開催されます。
(詳しい情報は日本ハンドボールリーグのホームページからどうぞ)
それに先立ちまして、
昨日、プレーオフ出場チーム監督らによる
記者発表が行なわれました。
そこでの各コメントを
ざっくりとですが、ご紹介したいと思います。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
コメントおよびDF、OFでのキープレーヤー

北國銀行・荷川取監督
今年はここまでノンタイトルながら、
22回大会以来のレギュラーシーズン1位でこれた。
うちはオムロンのように安定したDFがあるわけでも、
ソニーのように圧倒的なOF力があるわけでもない。
それでも豊富な運動量とDFの連動、
速攻での得点力アップが大きな要因ではないか。
小さいが粘り強さもあり、
1人で守れないなら2人で。
2人で守れないなら3人でと意識し、
最後はGK田代がきっちりと抑えてくれる。
(初Vへのカギは?)
オムロン、ソニーのどちらが上がってきても
60分間自分たちのプレーをやりきることが大事だと考えている。
とにかく粘り強く戦いたい。
DFのカギ 田代ひろみ(最後の砦。失点差を最小限に抑えてほしい。)
OFのカギ 上町史織(今年のMVP。彼女の活躍しだいで他の選手も活きてくるはず)

オムロン・洪廷昊ヘッドコーチ
3タイトル獲ってきているが、
1番大事なのはこの日本リーグのタイトル。
今の課題は簡単なミスをなくすこと。
単純なミスが勝敗を分けると思うので、
まずは基本から。
(V5のカギは?)
どこにも負けない豊富な経験をどう活かすか。
どこのチームもこの戦いに強い想いを持っているだけに、
強い精神力が求められると思う。
DF、OF:全員(どの選手も活躍できないといけない。それぞれ役割を果たしてほしい)

ソニーセミコンダクタ九州・飛田季実子キャプテン
レギュラーシーズン後はDFを徹底的に練習してきた。
うちはスタートからリズムが取れず、
不安定なゲームになることが多かったので、
郭惠靜ヘッドコーチのもとDF強化に取り組んでいる。
(初優勝へのカギは?)
立ち上がりからDFを安定させること。
そして得意の速攻につなげることができれば。
DF:飛田・中島のGKコンビ
OF:長野(ゲームの組み立てに期待。さらに自分自身も活きたプレーもしてほしい)

大同特殊鋼・清水博之監督
システムは変わっていないが、
富田が抜けたところに千々波、
李の抜けたところに岸川、野村を入れているところが
昨年から大きく変わった。
優勝するという目標に向かって
選手たち個々のベクトルが合えば自ずと勝利できるのではないか。
DF:武田(真ん中のDFを任せている)
OF:野村

トヨタ車体・野村広明ヘッドコーチ
年間通してフィジカル強化に力を入れた点は変わらないが、
今年は開幕戦で大崎に大差で負けたこともあって、
OFの意思統一を徹底的にやってきた。
これまで接戦になるとミスが増える傾向にあったため、
戦術理解を深めることと
各選手のポジショニングをたたき込んできた。
これが結果的にレギュラーシーズン2位に
つながったのではないか。
昨年までフェアプレーで4位、5位あたりで
6人で戦える時間が少なかったが、
今年はフェアプレーで1位。6人で戦う時間が増えたことも大きい。
DF:藤田(DFでまわりを動かしてほしい)
OF:銘苅(シーズン途中から活躍。OFで指示を出してほしい)

湧永製薬・山口修監督
ケガ人も多く、苦しいシーズンで
プレーオフ進出も危ぶまれたが、
選手たちがプライドを持って戦ってくれたことがすべて。
リーグ終盤の大崎戦、紡織戦で連勝して3位通過した。
プレーオフでは特別なことを仕掛けなくてはならないと思っている。
選手たちのコンディションをピークに持っていくことができれば、
優勝も近づくのではないか。
あとは私が作戦、対策をしっかり練って、
20・21日に爆発させたい。
DF:全員
OF:東長濱

トヨタ紡織九州・谷川一寿監督
2月末にどこよりも早くシーズンを終え、
プレーオフ進出は結果待ちだったが、
DFシステムの意思統一、スピード速攻の強化に力を入れた。
今年は主力選手の阪、村上(直)、鶴田の引退が決まっており、
彼らを中心にいい雰囲気でトレーニングができている。
最高の結束力で大会を迎えたい。
DF:西端(指示を出して安定したDFラインに期待)
OF:中畠(エースとして得点を量産してほしい)

Q今シーズン成長した選手は?
北國・荷川取監督
仲宗根選手。
 昨年は左腕の武井がいたため、サブだったが、
今年は右バックやセンターで起用。
独創的なプレーでチームを勢いづかせている。
オムロン・洪廷昊ヘッドコーチ
藤間選手
 今シーズン通して安定してきた。
苦しい場面で何度もチームを救ってくれている。
ソニー・飛田キャプテン
長野選手
 精神的にも、ゲームコントロールという意味でも大人になった。
彼女がやってくれないと。
大同・清水監督
千々波選手
 去年は富田のサブにまわっていたが、
今年は1年通して使い、よくやってくれたと、とても評価している。
車体・野村ヘッドコーチ
銘苅選手
 これまでは香川をセンターにしていたが、
香川のケガをきっかけに銘苅を起用したところ
チームにも勢いが出た。
なによりハンドボールが大好き。
どんな練習でも積極的だし、
練習後も足りない部分を1人で黙々とトレーニングしている。
湧永・山口監督
東長濱選手
 1~3年目まではケガの影響で思うようにならなかったが、
4年目は1年通してタフに戦ってくれた。
(リスクが減ってきたとの問いに)ミスをしたら怒っただけ。
奔放なイメージがあるかと思うが、
彼は監督の言うことはきっちり聞く。
紡織・谷川監督
松野選手
 今シーズン、1点差、2点差という接戦を踏ん張ってくれた。
これまで私がGKとしてコートに立つこともあったが、
彼の「1人でやります。監督に専念してください」という
力強い言葉があった。
以前は立ち上がりの一発目がダメだと、
そのまま調子が落ちることも多かったが、
修整がきっちりできるようになってきた。
Q準決勝の対戦相手で警戒する選手は?
オムロン・洪ヘッドコーチ
得点源の郭惠靜選手をどう守るかが大きなポイント。
あとはスピードのある両サイドの失点を抑えたい。
ソニー・飛田キャプテン
得点力のある洪選手、藤井選手、東濱選手への守りがカギ。
大同・清水監督
呉相民選手。ポイントを絞って守りたい。
車体・野村ヘッドコーチ
東長濱、古家、谷村、山中選手らバックプレーヤーと
速攻で怖い新選手。
湧永・山口監督
門山選手。しっかり守って車体の勢いを封じたい。
紡織・谷川監督
白選手。勝負強い選手なので注意が必要。
あとはレギュラーシーズンでよく点を奪われた末松選手。
Q女子の戦いでは1位通過のチームが絶対的有利というデータがある中、過去2回、北國は優勝を逃しているが?
北國・荷川取監督
安定した力がないということでしょう。負ける可能性もあるが、初Vの可能性もおおいにある。過去のデータにとらわれずやっていきたい。3度目の正直です。
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
7人の監督(キャプテン)らの言葉から
熱い思いが伝わってくる会見となりました。
さぁ、今年はどんな結末が待っているのでしょうか。
3月20・21日はぜひ東京体育館へ!


カテゴリー: JHL
▶コメント » 0

No Responses to “プレーオフ記者発表”

  1. めぐ Says:

    しっかり心にとめていました。
    そして半年にも及ぶ取材記、楽しく拝見させていただきました。
    大会の裏側では取材の方々の苦労や出会い・感動があるのだなと感慨深く読んでいました。
    次回の旅行記も期待しています(笑)

  2. チョウ Says:

    心に留めるどころかブログ自体がいつ更新されるのかが気になってましたが…笑
    いい出会いがあったようでよかったですな。
    ただ…もっとブログを更新してください。君が持ってるホットなネタを熱いうちに!
    ジャパンカップのメンバー知りたい!

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