rss
スポーツイベント・ハンドボール編集部
スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります
  • Home  » 
    • 編集部ブログ
     » 
    • 最終予選④~日本~

2008年5月28日

最終予選④~日本~

激戦の火ぶたが切って落とされる日がすぐそこに迫ってきました。
昨日までに対戦する3ヵ国の紹介をしましたが、ここではなんとしてもオリンピックへのキップを手にしたい日本代表のメンバー17人を簡単に紹介していきたいと思います。
まずはGK。
#12 坪根 敏宏/つぼね・としひろ/湧永製薬/右腕/188cm
ご存知、日本の頼れる守護神。巧みな駆け引きと冷静な読みで勝機をグッと手繰り寄せる。彼の活躍なくして日本の勝利はありえない。
#16 松村 昌幸(右写真)/まつむら・まさゆき/湧永製薬/右腕/187cm
ついにチャンスをつかんだ「日本で2番目にうまいGK」。おもに途中出場で流れを変える働きを期待されているのは本人も感じているが、当然スタートから出るだけの力は十分に持っている。坪根、松村の両ベテランGKを「自分が引っ張るつもりで」最終予選に望む。
#21 四方 篤/しかた・あつし/Honda/右腕/190cm
大きな体を活かした「面」で取るチーム最年長のGKは、おそらく最後になるであろうオリンピック出場への挑戦に意欲満々。長年代表でともに過ごした坪根と切磋琢磨しながら、試合を決めるビッグセーブを期待したい。
そしてCP。
#2 豊田 賢治(右写真)/とよだ・けんじ/大崎電気/左腕/181cm/右サイド
神出鬼没の忍者トヨケン。テクニックと抜け目のなさで日本にリズムをもたらす。その奇抜なアイディアは、「軽いプレー」と紙一重だが、それを繰り出す度胸も買いたい。
#5 末松 誠/すえまつ・まこと/大同特殊鋼/右腕/178cm/左サイド、バックプレーヤー
すっかり代表に定着した、'07-'08シーズンの日本リーグ得点王。代表ではおもに左サイドでの出場だが、大同で白元●(ペク・ウォンチョル・●は吉2つ)に鍛えられた反応の早さ、スピードは大きな武器。素早い速攻、そして体を張ったプレーで日本に活力を与える。
#6 富田 恭介/とみた・きょうすけ/大同特殊鋼/右腕/190cm/ポスト
守って走れる大型ポスト、とはいえ世界ではこのサイズが標準、もしくは少し下。本人もそれは自覚して、将来のヨーロッパ進出も視野に入れ、スタンディングシュートや速攻からのドリブル突破にも取り組んでいる。3:2:1ではトップDFで要になる存在。
#7 宮﨑 大輔(右写真)/みやざき・だいすけ/大崎電気/右腕/173cm/バックプレーヤー
小柄だが、間違いなく日本OFの中心選手。現在、体のキレが抜群によく、昨日のハンガリー戦でもチーム最多の8得点をあげている。とはいえ、彼頼みでは手詰まりになることは明白。周りの選手が活躍し、負担が減れば、さらに輝きを増すに違いない。
#8 武田 享/たけだ・とおる/大同特殊鋼/右腕/191cm/バックプレーヤー
守備においてポイントの1人になりそうな選手。5月3日の韓国戦では6:0の真ん中を守り酒巻監督から「一番の収穫」と高評価を受けた。クロアチア、ロシアといった強力なポストプレーヤーを相手に力を発揮できるか。
#9 永島 英明(左下写真)/ながしま・ひであき/大崎電気/右腕/189cm/ポスト
今予選でキャプテンを務める、闘志あふれるDFリーダー。ここまでのフィジカル強化に自信を得ており、その成果をいかんなく発揮して日本を勝利へと導いてもらいたい。
#10 海道 衛秀/かいどう・もりひで/トヨタ紡織九州/174cm/バックプレーヤー
代表歴は浅いながらも、氷見高出身らしい粘り強さ、基本技術の確かさで信頼性の高いセンタープレーヤー。「いつも意識している」という冷静なプレー、視野の広さでチームのリズムを好転させる。
#13 岸川 英誉/きしかわ・ひでのり/大同特殊鋼/右腕/188cm/バックプレーヤー、左サイド
今回の選出で驚きの1人となった選手。技術はまだまだ荒削りだが、フィジカルの強さが大きな魅力。チーム事情でサイドもやったことでプレーの幅も広がっている。「世界で戦うことを目標にしていた」だけに、出場機会を得れば、思い切ったチャレンジが観られそうだ。
#14 武藤 剛/むとう・たけし/湧永製薬/右腕/186cm/ポスト
岸川、高智らとともにオープン参加からここまでたどり着いた。イヴィツァ・リマニッチ監督時代に代表に入ったこともあるが、酒巻監督体制では今回が初。献身的なプレーとチームを盛り上げるキャラクターは魅力だが、富田、永島の2枚看板からレギュラーを奪うほどの勢いを見せてもらいたい。
#17 古家 雅之(左写真)/ふるいえ・まさゆき/湧永製薬/右腕/183cm/バックプレーヤー
酒巻監督が「キャリア最高の時期では」というほどのプレーを見せている、頼れるベテラン。3月のプレーオフでの活躍も記憶に新しい本職の左バックはもちろん、1月の再予選で見せたように、右バックでの適性も十分。攻守ともに非常に信頼のおける選手だ。
#18 高智 海吏(右下写真)/こうち・かいり/トヨタ車体/左腕/185cm/バックプレーヤー、右サイド
今回、数少ないサウスポーとしてかかる期待は大きい。高い身体能力と強いフィジカルが武器だが、ハンドボール経験の少なさからくる不安定なパフォーマンスをどこまで改善できるか。ドイツでのクラブチームとの対戦ではコンスタントに得点をあげており、調子は上向きか。
#19 猪妻 正活/いづま・まさかつ/大崎電気/右腕/180cm/両サイド、バックプレーヤー
新シーズンから大崎電気でキャプテン、代表でも副キャプテンを務める。身体能力の高さは折り紙つきで、サイドシュートの精度も年々向上している。おもに左サイドが主戦場だが、状況によっては右サイド、そして大学までプレーしていたバックプレーヤーでの起用も可能だ。
#20 門山 哲也/かどやま・てつや/トヨタ車体/右腕/184cm/バックプレーヤー
合宿中に負傷した足の回復具合が気がかりだが、最終予選ではやってもらわなくては困る選手。見るからにパワーあふれる体から繰り出されるロングシュートが、世界を相手にどれだけ通用するのか。彼が当たれば日本の勝利もグッと近づくに違いない。
#23 東長濱 秀作/ひがしながはま・しゅうさく/湧永製薬/右腕/184cm/バックプレーヤー
1月の再予選では、最後の最後にメンバーから外れて涙をのんだだけに、今回こそは、の思いは強いはず。日本随一のファンタジスタは同時に日本のアキレス腱となる可能性も秘めているが、そのひらめきが必要となる場面が訪れるはず。爆発を求む。


カテゴリー: 日本代表
▶コメント » 0

コメント