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2013年5月20日

自分が1つのモデルケースになれればいい~吉村晃さん~

【本誌6月号P94『Close Up』より】
―本誌連載「AY-COPENHAGEN Z」でもおなじみの吉村晃さんが、今年4月から日本リーグ男子の豊田合成にコーチングスタッフとして加わっている。日本リーグでのプレー経験もなく、28才という年令を考えれば異例の抜擢といえる。彼の指導者としての足跡に迫った―
     今年3月に行なわれた日本協会のコーチ・レフェリーシンポジウムで講演する吉村さん
吉村さんの指導者キャリアは異彩を放っている。
選手として大学までプレーしたあと、中京大大学院に進んでスポーツ心理学を学んでいた当時、中京大監督の仲田好邦さん(現・名桜大監督)から女子部の練習を手伝わないかと声をかけられたのが、指導に携わるようになったきっかけだ。
「当時はプレーする方が好きで、指導にはあまり興味はなかったんです。とりあえずやってみようかという感じでした」
しかし、何気なく勧められて参加した2009年のコーチ講習会で、日本体育協会公認ハンドボール指導者ライセンスを取得。
ここで山田永子さん(現・筑波大女子部監督)ら日本代表経験者とともに学び、さらに三輪一義さん(現・琉球大監督)ら講師陣からさまざまな講義を受けたことから、本格的に指導者の道へ進もうと思うようになった。
デンマーク留学
さまざまな人に出会って刺激を受けてきた吉村さんだが、中でも影響を受けたのが、筑波大男子部監督の藤本元さんだ。
大学院で修士課程を終えたあとも、引き続き中京大で指導を続けていた吉村さんは、当時、藤本さんが率いていた環太平洋大女子部がよく練習に来ていたこともあり、藤本さんから練習方法やコーチング理論などを吸収していた。
「藤本さんには『ハンドボール観を広げなさい』とよく言われました。自分の半径5mだけではダメだと」
中学から大学まで、さまざまなカテゴリーの指導をしながら経験を積んだ2011年。
本気で指導者を志してから考えていた「日本ハンドボールにとって未知の世界である本場ヨーロッパで実際に指導しながら知見を高め、それを踏まえて世界に通じる日本のハンドボールを創りたい」という思いからデンマークへ。
【デンマークの地で吉村さんは何を学んだのか、そして豊田合成で成し遂げたいこととは…続きは6月号でお読みください】


カテゴリー: JHL
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