rss
スポーツイベント・ハンドボール編集部
スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります
  • Home  » 
    • 編集部ブログ
     » 
    • DFが光り中国撃破! リオ・オリンピックアジア女子予選2日目

2015年10月22日

DFが光り中国撃破! リオ・オリンピックアジア女子予選2日目

リオデジャネイロ・オリンピックアジア女子予選2日目、日本はアジアの強豪・中国と対戦しました。スコアは以下のとおりです。

 

本 29(13-11、26-8)19 中国

 

スタートのメンバーはウズベキスタン戦と同じセンター石立、右バック角南、左バック原、右サイド本多、左サイド松村、ポスト横嶋(か)。DFは左から松村、横嶋(か)、石立、原、角南、本多、GKは飛田となりました。

 

試合の立ち上がりはお互いミスが続き、なかなか波に乗れず得点を奪えないでいましたが、日本はGK飛田が7mTを連続阻止するなどファインセーブを見せて、チームを盛り上げます。それに答えようと日本は藤井の7mT、本多、松村、両サイドの得点で前半9分4-1と先行しました。

 

その後、ポスト横嶋(か)やキャプテン本多が身体を張ったシュートをねじ込みますが、間を割られたり、日本のミスを得点につげられたりと簡単には中国を突き放すことができない時間が続きました。それでも、リードは許さずに13-11で後半へ。

DSC_5417

身体を張って飛び込みシュートチャンスを逃さない本多

 

10月20日にチームと合流したばかりの亀谷が、前半終盤からゴールの前に立ち、後半はナイスセーブを連発。最初こそ緊張からか固さがありましたが、DFとも息を合わせて、流れを呼び込みました。

DSC_5824

日本の秘密兵器・亀谷サクラ登場! 見事なセーブで日本を勢いづけた

 

日本は速いパス回しからシュートを狙い、体格のいい中国相手にもスキをついてゴールを奪取。DFでも大型ポストを警戒し、「ウズベキスタン戦よりも下がったDFを試合の中でコントロールしながら」(栗山監督)、フィジカルの強い相手にも積極的にコンタクトしていきました。相手にプレッシャーをかけて中国の攻撃を阻止しマイボールにするなど、日本のペースに持ち込んでいくと、後半10分には東濱のシュートで18-13と5点差に。そこからも、日本女子代表の代名詞となったアグレッシブなDFとGK亀谷の好守が光り、後半の失点をわずか8点に抑えて29-19と10点差で勝利をつかみました。

中国の大型ポストをケアしながらも持ち味のDFが機能させた

中国の大型ポストをケアしながらも持ち味のDFが機能させた

 

中国はフィジカルの強いチームで、これまでも日本とアジアでの上位争いをしてきた間柄。昨年のアジア大会(韓国)、今年6月のヒロシマ国際では勝ち切ってはいるものの、最後まで気の抜けない接戦だっただけに、今大会、日本の流れで大差をつけての勝利したことは、残り2試合を戦う上で大きな糧となることでしょう。

 

キャプテン本多は「韓国戦を迎える前の大一番だという気持ちで臨んだ。このあと2日間試合がないので、今日全部出し切ろうと言っていた。この試合のポイントはDFだと思う。GKも含め声をかけ合い、連携がとれていた。いつも大きなポストを警戒してDFラインを迷うところがあったけれど、今日は積極的にプレスに行きながら、ポストと距離をとることができて、自分たちがめざすDFができた」と試合を振り返り、この試合、堅守が光った亀谷は「最初の公式の国際試合でナーバスになっていた。でも実際に試合に入って、とにかく集中することを考えて臨み、そしてしっかりと集中できたのでよかった。チームはDFが機能していた。DFが(シュートコースを)絞り込んでくれたのでとてもやりやすかった。攻撃に関してもきちんとシュートを決めていたので、日本はとてもいい状態にあると思う」と、チーム合流後間もないものの、この試合でしっかりと手応えをつかんだようでした。

試合後、スタッフ、選手全員で勝利を喜ぶとともに、残り2戦に向けて気持ちを1つにした

試合後、スタッフ、選手全員で勝利を喜ぶとともに、残り2戦に向けて気持ちを1つにした

 

◆中国戦登録メンバー

〈GK〉飛田季実子(ソニーセミコンダクタ)、藤間かおり(オムロン)亀谷サクラ(ヴァイパース・クリスチャンサン/ノルウェー)
〈CP〉本多恵(ソニーセミコンダクタ)、田中美音子(ソニーセミコンダクタ)、石野実加子(北國銀行)、横嶋かおる(北國銀行)、藤井紫緒(宣真高教員)、角南唯(北國銀行)、東濱裕子(オムロン)、池原綾香(三重バイオレットアイリス)、石立真悠子(フェヘールバール/ハンガリー)、原希美(三重バイオレットアイリス)、田邉夕貴(フェヘールバール・ハンガリー)、永田しおり(オムロン)、松村杏里(広島メイプルレッズ)

ウズベキスタン戦のメンバーから川村、塩田が外れ、亀谷、田邉が入りました。

 

◆日本得点者:本多、横嶋(か)、東濱5点、角南4点、田邉3点、田中2点、石野、藤井、石立、原、松村、1点

 

 

本日の大会日程は以下のとおりです。

17:00~ 中国-韓国

19:00~ ウズベキスタン-カザフスタン

明日(10月23日)は休息日となります。

 

大会の詳細は日本ハンドボール協会ホームページよりご確認ください。


カテゴリー: 世界, 日本代表
▶コメント » 0

コメント