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2020年5月5日

『送球ボーイズ』原作者フウワイさんが語るハンドボールの魅力

2015年12月にWEBマンガ「裏サンデー」で連載がスタートした日本で唯一の連載中ハンドボールマンガ『送球ボーイズ』は、15巻までで累計38万部を突破。子どもたちがハンドボールに親しむきっかけの1つになっている。原作者のフウワイさんに、ハンドボールの魅力や課題、現在発売中の火鼠高校ユニフォームについて聞いた。(協力:ヒュンメル)

ハンドボールの面白さを漫画で表現

「ハンドボールは、全力で走って跳んでぶつかるスポーツ。手を抜くひまさえないくらいに休む時間がないっていうのが大きくて、攻撃と守備が分かれてないから、全員が一体になって全力でプレーする」

フウワイさんは、ハンドボールの特性を表現しながら、漫画ならではのおもしろさをプラスしている。

「本当の試合はこうじゃないと感じるところもありますが、漫画としてのおもしろさを優先しています。ハンドボールを知らない読者もいますし、ハンドボールあるあるの話にはしたくないこともあり、どこまで競技者に寄るかは難しいところです」

ハンドボールの魅力を広げるために

ヨーロッパでは、トップリーグが1万人を集めるようなハンドボールも、日本では競技人数の少ないマイナースポーツだ。

「ハンドボールって見たら絶対おもしろいって、いろいろな人が言うんですよね。でも、まずはそれ以前の認知が問題で」

とハンドボールの課題を語る。

昨年11〜12月には、熊本で世界女子選手権が開催され、おりひめJAPANこと日本女子代表は、過去最高位の10位となったものの、全国的なニュースは限られた。

「熊本ももっと大々的になればよかった。来年に延期となったオリンピックも、注目されるきっかけにはなると思いますが、出場するだけじゃだめ。ラグビーのように結果を出したり、だれもが知っているような選手がいることが大事。そういう意味では、最近はTikToker(ティックトッカー)として知られる日本男子代表キャプテンの土井レミイ杏利選手が出てくるなど、いい方向に向かっていると思います」

「学校でハンドボールをプレーするということが全国的には一般的ではないので、試合を見ようという機会もなかなかないと思うんです。それでも、試合を見に来た人のために、初見では分かりづらいルールを解説で伝わりやすくしてもらいたいです。あと、テレビ中継のように俯瞰ではなく、ハンドボールのスピード感と迫力がより伝わるコートの近くで見てほしいですね」

と、今も自身がプレーを続けるフウワイさんは、ハンドボールのおもしろさを伝えたいと強く思っている。

ヒュンメル公式火鼠高校ハンド部ユニフォーム

フウワイさんが描く『送球ボーイズ』の主人公チームは火鼠高校。ヒュンメルの赤いユニフォームを着用している。そのユニフォームが、5月6日までヒュンメルオフィシャルサイトで注文を受けつけている。

「原作を再現したユニフォームを初めて手に広げて見た時、『これ、漫画に出てるやつ』と感動しました」と喜びを語るフウワイさん。

「シンプルなデザインですが、サイドが黒のラインでしまっていて、かっこよく見える。ユニフォームブランドのヒュンメルから発売ということでのオフィシャル感がいいですよね。ここまでしていただける漫画ってなかなかないよな、と思います。今まで春中ハンドで組んでやってきた集大成として誇らしい気持ちです」

原作者も絶賛する火鼠高校のユニフォームの予約は5月6日まで。一度Webサイト(https://www.ssksports.com/hummel/hinezumi_uniform/)からチェックしてみては。

『送球ボーイズ』(原作:フウワイ・作画:サカズキ九)について
富山県氷見市の高校ハンドボール部を舞台にした日本で唯一の連載中ハンドボールマンガ。体格の大きな選手が有利とされるハンドボールで、経験が少ない小柄な選手でも活躍できる様子を描き、多くの部活アスリートから共感を得ている。社会人までプレーしたフウワイ氏が描く、骨太のスポーツマンガは、WEBマンガ「裏サンデー」で好評連載中!
【裏サンデー】http://www.urasunday.com/sokyu/index.html/


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