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2015年11月13日

JHL第1週展望 代表選手不在の中、男子が開幕

第40回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、明日14日から開幕します。
男子9チーム、女子7チームが参加する今回のレギュラーシーズンは、来年3月13日まで行なわれ、上位4チームが3月26、27日に東京・駒沢体育館で開催されるプレーオフに出場します。

 

明日の14日、そして翌15日の第1週では、男子8試合が行なわれます。女子は世界選手権などの影響で来年1月9日にスタート予定。

 

【第1週試合日程】

・11月14日(土)
東京・墨田区総合体育館
12:00~ 豊田合成-琉球コラソン
15:00~ 大崎電気-湧永製薬
17:00~ 大同特殊鋼-トヨタ自動車東日本

東京・武蔵村山市総合体育館
14:30~ トヨタ車体-トヨタ紡織九州

・11月15日(日)
東京・武蔵村山市総合体育館
12:00~ 大崎電気-豊田合成
14:30~ 湧永製薬-大同特殊鋼

山梨・緑が丘スポーツ公園体育館
11:30~ 北陸電力-トヨタ車体
13:30~ トヨタ紡織九州-琉球コラソン

 

14日、墨田区総合体育館での合成-琉球で今シーズンの幕開け。昨シーズンの最終戦では琉球が27-21で勝利しました。しかし、今シーズンは大黒柱の東長濱が引退した琉球と、戦力に厚みをました合成という構図に。琉球は東長濱の穴をどのように埋め、さらに変化を加えられるかが、3月まで続く今シーズンのカギになることは間違いないでしょう。一方、合成はポストの中村が引退したものの、ルーキーの橋本がカバー。湧永から移籍してきた樋口もチームにフィットしつつあり、既存の戦力との共演が楽しみ。2年連続の開幕戦白星を狙います。

合成・橋本は大型ポストとして期待が大きい

合成・橋本は大型ポストとして期待が大きい

 

続く大崎-湧永は、5月の全日本社会人選手権、10月の国体で2度対戦済み。いずれも大崎が勝利しています(23-22、31-23)。しかも国体では、日本代表組を8選手欠いた状態での勝ちと、やはり層の厚さはリーグ屈指。今回も7人を日本代表に送り出していますが、キャプテンの岩永を筆頭に東長濱らが強さを見せてくれるでしょう。
対する湧永は今シーズンのストロングポイントである野村、子安の両サイドで得点を量産したいところ。対面する豊田、小澤の日本代表経験者にどこまで勝負できるかに注目です。

7mTも得意な大崎のテクニシャン、東長濱

7mTも得意な大崎のテクニシャン、東長濱

 

ともに日本代表選手を抱える大同、東日本。大同はDFリーダー千々波、ポスト加藤、そして昨シーズンMVPのGK久保(侑)の3人を、東日本はパワフルヒッター濱口、左腕・山田の2人と、ともに主軸を欠いての開幕戦となります。経験豊富な武田、岸川、野村に加え、活きのいい久保(龍)、池辺らの大同がややリードか。東日本は国体をケガで欠場した上野の調子が気になるところ。上野不在ならば、左バックにやや不安を残します。

 
武蔵村山市総合体育館での車体-紡織戦は、車体が優勢の予想。1ヵ月前の国体では34-24と快勝しているだけに、この試合でも勝利し、白星スタートを切りたいところ。ただし高智、渡部らの日本代表に加え、門山らケガ人などで半数近くメンバーがいないのは心配な点です。
紡織は思わぬ大差での敗戦を、この試合で払拭できるか。石黒監督が我慢して使い続けてきた八巻、田中らがひと皮むけた姿を披露してくれれば、結果も変わってくるはず。

昨シーズンからの成長を示したい紡織・八巻

昨シーズンからの成長を示したい紡織・八巻

 

 

車体、紡織は翌日(15日)には山梨で試合を行ないます。
車体は北電と、紡織は琉球と対戦。昨シーズン最下位の北電は、若返りを図りました。新キャプテンには須坂が選ばれ、平均年令22.7才(4月1日時)の若いチーム。同じく車体も津屋や藤本の若手が伸び盛りで、今年から加入したGK加藤は今シーズン注目の選手の1人です。
紡織は、プレーオフ進出を考えると、琉球との対戦は負けられません。琉球は司令塔・水野が地元凱旋とだけあって、毎年ホームのような雰囲気で戦えるのは大きな利点。また、琉球はここ3年、山梨でのゲームは負けなしと、心強いデータもあります。

左サイドの定位置を確保しつつある車体・藤本

左サイドの定位置を確保しつつある車体・藤本

 

 

墨田区総合体育館で戦った大同、大崎、湧永、合成の4チームは、会場を武蔵村山市総合体育館に移します。
合成は、大崎相手に番狂わせを起こそうと虎視眈々。エース小塩、得点源の左腕サイド出村のデキがカギになるでしょう。この2戦で波に乗れれば、一気にプレーオフ争いをリードできます。
大同-湧永は伝統の一戦。ここ3年間は湧永の3勝1分2敗とわずかにリードしているものの、昨シーズンは大同が1勝1分。引き分けだった試合は、終了間際に大同が追いつく劇的な試合でした。今年も接戦になると思われます。

 

第1週でカギになるのは『日本代表の存在』。14日から始まるリオデジャネイロ・オリンピックアジア予選に出場するため、日本代表に選ばれた18人は欠場することになります。とくにその影響を受けるが、7選手を送り出している大崎。ついで5選手の車体。大同、東日本も軸になる選手が抜けているため、波乱が起きる可能性も充分にあります。プレーオフ進出を狙うチームにとって、この第1週は大きなポイントになるでしょう。

 

また、14日の墨田区総合体育館での3試合と、15日の武蔵村山市総合体育館での2試合は、湧永によるUstream配信がされます(配信はこちらから)。
そして、先日アンバサダーに就任したNGT48の北原里英さんは、14日の墨田区総合体育館に登場予定。始球式やトークショーを行ないます。

 

各試合会場へのアクセスやチームの情報はJHL公式ホームページにて。今シーズンからTwirrerアカウントもできたので、そちらもチェックしてください。

 

JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official


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