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2016年6月24日

短期集中で強化積む 日本女子ユース代表強化合宿リポート

7月に第4回U-22東アジア選手権(中国、7月4~10日)、第6回世界女子ユース選手権(スロバキア、7月19〜31日)の2つの国際大会に出場する女子ユース代表が、6月22日から26日まで佼成女高(東京)で第2回強化合宿を行なっています。

 

キャプテンの澤田(大教大)を中心に18人が招集されており、このメンバーで最大のターゲットとなる世界女子ユース選手権をめざします。

 

5月半ばの選手選考を兼ねた強化合宿と、今回の合宿の2回しか、揃って練習する時間がないという厳しいスケジュールですが、取材日には日女体大との練習試合の中で、動きの確認や攻守両面の連携を高めることが意識されていました。

 

世界女子ユース選手権では、ロシアやドイツなど強敵と同組に。なんとしても1次リーグを突破して決勝トーナメントに進みたい日本は、スピードや体格などで上回るヨーロッパ勢に対応するため、3:3DFのような積極的なDFを取り入れており、「これが勝負のポイントになる」と石川監督は話しました。試合に入る前に、DFの確認をした上で、10分間のゲームを6本行ない、石川監督はそのつど、メンバーの組み合わせを変えながら選手の動きをチェックしました。

 

昨年行なわれたアジア女子ユース選手権からメンバーの入れ替わりもありましたが、大学生を多く招集し「短期間でも意識を高く持って練習に取り組めている」と石川監督は選手たちの練習への姿勢を評価していました。

 

ゲームが終わるごとに選手に細かく指示を与える石川監督(中央)

ゲームが終わるごとに選手に細かく指示を与える石川監督(中央)

 

しかし、今回新たに招集された中には国際試合を経験したことのない選手もいます。そのため、18人中13人の選手が7月4日からのU-22東アジア選手権に出場し韓国、中国、台湾と対戦することは、直後に控える世界ユース選手権に向けて貴重な経験となります。ほかのチームは日本より上の年代での出場が予想されており、世界大会を想定した絶好の機会になることでしょう。

 

アジア女子ユース選手権も経験している林(写真)らがチームをまとめる役割を担う

アジア女子ユース選手権も経験している林(写真)らがチームをまとめる役割を担う

 

合わせる機会が少ない中でも、チームをリードできるプレーが魅力の土居。石川監督からの期待も大きい

合わせる機会が少ない中でも、チームをリードできるプレーが魅力の土居。石川監督からの期待も大きい

 

26日まで行なわれる今回の合宿では、今後も東女体大や日体大との練習試合が予定されており、実戦経験をさらに積んで2つの大きな大会に向け、備えていきます。

 

【合宿参加メンバー】

GK:榎和奏(大体大)、冨岡佑貴(関西福祉科学大)、金山桃歌(高岡向陵高)

CP:澤田のどか、野崎美来(大教大)、新川紫央(関西大)、行本朱里(日体大)、並木梨紗(東女体大)、中村千香(同大)、吉岡紗耶(大体大)、浜真尋、林玲花(中京大)、土居佳加(武庫川女大)、八田桃子(日女体大)、中筋輪子(天理大)、中村風夏(高津高)、中山佳穂(夙川学院高)、金城ありさ(佼成女高)

 

大会詳細は日本ハンドボール協会ホームページをご確認ください。

第4回U-22東アジア選手権:http://www.handball.jp/games/2016/u22_eastasia/4th_east_asian_U22.html

第6回世界女子ユース選手権:http://www.handball.jp/games/2016/women_world_youth/2016world_womens_youth.html


カテゴリー: 大学生, 日本代表, 高校
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