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2019年7月12日

今週末からいよいよ開幕 第44回JHL開幕記者会見

7月8日に東京・アルカディア市ヶ谷で、第44回日本ハンドボールリーグ(JHL)開幕記者会見が行なわれました。
今シーズンは11月末から始まる熊本世界女子選手権や来年に迫る東京オリンピックに向けて、日本代表活動を優先するため、変則的なスケジュールに。

男子は7月13日に開幕戦が行なわれ、新加入のゴールデンウルヴス福岡を含めた10チームによる3回総当たり。女子は来年の1月4日が初戦となり、9チームによる2回総当たりで頂点が争われます。

会見には、男女各チームの監督(総監督、ヘッドコーチ)が集まり、今シーズンのスローガンや意気込みを語りました。

各チームのコメントは以下のとおりです。チーム所在地の順(東から)に紹介していきます。

 

【男子チーム】

トヨタ自動車東日本(昨シーズン7位)
スローガン「Storong Individual ~あなたはチームに何ができますか?」
中川善雄監督「今、チームはゼロからスタートしたいという状況だから、創部7年目で初めてスローガンを変えた。日本リーグ参入から3年目でプレーオフに進出していて、その時の主力の年令が高くなってきている。その選手たちがあぐらをかいてしまっていたり、ケガ人が続出したことで、これまでいい所までいっても勝ち切れなかった試合が多かった。会社事情もあり、なかなか新戦力の加入人数が少ない時もあったが、昨シーズンは3人の新人を獲得し、辛抱強く試合で使ってきた。その3人が成長してくれたことで、主力選手が危機感を持って練習に取り組むようになった。今シーズンは『与えてもらうのではなく、自分がチームに対してなにができるのか』と、当事者意識を持つことを選手に強く言い聞かせている。目標もプレーオフ進出ではなく優勝。そのためになにが必要か、を基準にしている。僕自身も非常にワクワクした気持ちでシーズンを迎える。見ている人に、チームがゼロからスタートしていると思ってもらえるようなシーズンにしたい」

 

・大崎電気(同2位)
スローガン「All For The Victory」
岩永生監督「岩本前監督が強いチームを作ってくれたので、僕も負けないように常勝と言われるようなチームを作っていきたい。そのためにスローガンを『All For The Victory』と掲げ、みんなで勝利のために一丸となって、個人個人が役割を果たして、プレーオフで王座奪還をめざす」

 

・北陸電力(同8位)
スローガン「不撓不屈」
前田亮介監督「強い意志を持って日本リーグの8チームに立ち向かっていき、1つひとつを大事に戦いながら、必ずプレーオフ進出争いに加わり、いい結果を残したい。昨シーズンから選手は変わらず、節目の福井国体も終わって一段落した。選手、スタッフ一丸となってがんばっていきたい」

 

・大同特殊鋼(同4位)
スローガン「団結」
地引貴志監督「チームの役割の中で、選手1人ひとりの強みを活かして日本一という目標に対して1つにまとまってほしいという思いを込めてこのスローガンを掲げた。長年、チームを引っ張ってきてくれたベテラン3選手が引退し、新たに3選手を迎えたことでチームが若返った。今シーズンはもう一度、スピードハンドボールを構築するため、堅守速攻のチームを作りたい」

 

・トヨタ車体(同優勝)
スローガン「Step forward」
香川将之監督「昨シーズンはプレーオフ初優勝を果たし、今までどうしても超えることのできなかった壁を壊すことはできた。しかし、壊しただけで、超えたとは思っていない。今シーズンは壁を超えた先に1歩踏み出すために、なにができるかを個人個人が考え、それにチャレンジしよう、人の声を気にせずやってみよう、と話している。目標はプレーオフ2連覇だが、まずは開幕戦に照準を合わせ、強みであるDFの精度を昨年以上にあげたい。一戦一戦、ワンプレーにこだわりながら、27試合、毎試合成長しながら戦い抜きたい」

 

・豊田合成(同3位)
スローガン「CATCH THE DREAM」
田中茂監督「2年連続で最後のプレーオフで負け、という悔しい結果になっている。スローガンは『CATCH THE DREAM』、夢をつかむということで、そう簡単な夢ではないが、それに即した新人3人、移籍2人と5人の新戦力を迎え入れることができた。レギュラーシーズンを全力で戦って1位通過し、プレーオフも優勝できるように臨んでいきたい。昨年以上にアグレッシブなDFから攻撃につなげていきたい。合成らしいハンドボールが1試合でも多くできるように戦っていく」

 

・湧永製薬(同6位)
スローガン「Endless Challenge ~限りなき挑戦~」
杉山裕一監督「スローガンはチームの恒久的なもの。選手にはもう少しひたむきに、謙虚な気持ちを持ってハンドボールに向き合ってほしいと言っている。チームは1969年に創部し、今年で半世紀(50周年)を迎える。その準備で50年分の写真やデータを見直す機会があった。その期間を振り返ってみても、今はなかなか結果がともなわず、低迷している時期。優勝するチームを作るということは私の大きな役割だが、チャンピオンチームになるため、人としての成長、選手としての成長に重きを置いて、今シーズンはスタートしている。ハンドボールだけしかできない選手ではなく、ハンドボールができる選手、社会人になる必要があると思っている。そういったところも期待し、成長を見ながら、チャンピオンチームになれるようにこの1年をがんばっていきたい」

 

・ゴールデンウルヴス福岡(新加入)
スローガン「歴史的な1勝!」
山中基監督「正直に言うと、うちのチームは、ウソでもプレーオフ出場は無理。まず、1勝をめざしていて、選手にも『1勝なくして優勝はない』と言っている。目の前の1勝を取って、結果的に優勝だよと伝えているので、ここでは優勝という言葉は避けさせてもらう。チームはCPが俗にいう新卒1、2年目の集まりで、非常に若いチーム。日本リーグ経験者もいない中でどこまでできるか、は私も楽しみなところではある。初めて日本リーグに参入して、1勝を取りたい」

 

・トヨタ紡織九州(同5位)
スローガン「変化」
金明恵監督「昨シーズン、監督に就任してあっという間に1年が経った。プレーオフ出場経験のある選手が引退し、新たなメンバーを加えて戦っていく環境になった。新たなレッドトルネードを見せたいということで「変化」をスローガンに決めた。昨シーズンを振り返ると、選手のメンタル面、練習の方法などいろいろなことをこれまでと変えてみた。今シーズンはそれを活かし、プレーオフ出場に照準を合わせて、選手とコミュニケーションを取りながらがんばりたい」

 

・琉球コラソン(同9位)
スローガン「THE Best of All Time」
東長濱秀作監督「昨年と同様に『THE Best of All Time』、過去最高をめざす、をスローガンにした。クラブチームとして試合の勝敗だけでなく、観客動員数や運営資金の確保など、すべての面にその目標を掲げながら取り組んでいきたい。昨シーズンも同じスローガンを掲げていたが、結果はリーグ参入以来初の最下位に終わった。ただ、沖縄の地域はハンドボールに理解があり、観客動員数は男子日本リーグチームの中で、ホーム戦で1位の動員数を記録している。そのファンの熱をチームのパワーに変えて、沖縄以外でも琉球コラソンのハンドボールはおもしろいと思ってもらえるようなチームに成長していきたい。今シーズンは棚原が海外移籍から戻り、東江が湧永製薬から地元選手としてチームに加わった。地元のパワーを持って取り組めるシーズン。ぜひ期待してもらって、おもしろいハンドボールを展開していきたい」

 

今シーズンの注目選手は、という質問には各監督は以下のように答えました。

 

東日本・中川監督「だれが注目選手と言うよりは、逆にみなさんからこの選手に注目だと言ってもらえるような選手が出てきてくれれば、チームのスローガンにつながると思う」

大崎・岩永監督「全員に注目してほしいし、全員にやってもらおうと思っている。ただ、岩本前監督から代わって、今シーズン、一番がんばらなければいけないのは自分自身。選手じゃないけど、僕に注目してほしい」

北電・前田監督「キャプテン須坂と、今シーズンから右バックで起用している髙森、昨年をケガで棒に振った宮田の3選手。この3人が活躍できれば昨年のバック陣が試合に出られないような状況まで仕上がってきている」

大同・地引監督「チームが若返ったということで、1年目の小澤には期待している。彼のプレーでチームに勢いをもたらしてくれれば、今シーズンの大同はいい結果を残せるのではないかと思っている」

車体・香川監督「新人の2人。北詰はプレーオフ、社会人選手権に出場し活躍している。日本代表にも選ばれている。彼には攻守ともにこれからの車体を背負うプレーヤーになってほしい。伊舎堂は、今までの車体とは違ったオリジナルのカラーを持っている選手。彼には自分らしさを忘れず、車体のよさを受け継ぎながらがんばってほしいと期待している」

合成・田中監督「水町と橋本の2人。昨シーズンも活躍したが、今シーズンも彼ら2人が中心になって活躍してくれることを期待している。水町の日本人離れしたプレーも見てもらいたい」

湧永・杉山監督「海外から帰ってきた原、子安、稲毛の3選手。コートに立つメンバーが変わった中で、『なにをやっているんだ』と彼らがコートの中で思ってくれるはず。経験を積んで戻ってきたので、ぜひ注目してほしい」

福岡・山中監督「久保と伊藤の2選手。久保は168cmでセンターをやっている。ほかのチームでは考えられないと思うが、私は自信を持って使っている。身長が低くてもプレーできることを証明しようと言っている。伊藤はシュート力だけでは日本リーグトップと言っても過言ではない。経験を積んでどこまでできるか期待したい」

紡織・金監督「田中大斗と田中大介は、OFでもDFでもどこでも使える選手。プレーだけでなく、チームを引っ張る荒川キャプテンにも期待してほしい」

琉球・東長濱監督「佐藤と俣野に期待したい。彼らにはチームの得点力不足解消のため、特別メニューを課しているので、力をつけてほしい」

 

会見に出席した男子チームの監督たち。左から東日本・中川監督、大崎・岩永監督、北電・前田監督、大同・地引監督、車体・香川監督、合成・田中監督、湧永・杉山監督、福岡・山中監督、紡織・金監督、琉球・東長濱監督

会見に出席した男子チームの監督たち。左から東日本・中川監督、大崎・岩永監督、北電・前田監督、大同・地引監督、車体・香川監督、紡織・金監督、合成・田中監督、湧永・杉山監督、琉球・東長濱監督、福岡・山中監督

 

 

続いて、女子チームを男子同様、チーム所在地順(東から)に紹介します。

【女子チーム】

・プレステージ・インターナショナル アランマーレ(昨シーズン9位)
スローガン「Stay hungry Stay foolish」
大森聡監督「日本リーグに参戦して3シーズン目を迎える。過去2シーズンは最下位。今シーズンこそは勝点を少しでも多く積み重ねて、選手たちとミーティングを重ねながら、プレーオフへ行けるようにチャレンジしたい。3月に東京で試合ができるように積み上げを行なっている。とことん貪欲に追及して、高みをめざす3シーズン目にしたい」

 

・北國銀行(同優勝)
スローガン「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」
荷川取義浩監督「昨シーズンまでは5連覇という成績を残すことができたが、今シーズンも新たな気持ちで、チャレンジャーとして臨みたい。チームとしてはプレーヤー兼任だが、寺田がGKコーチをメインにやっている。これまでDFでは寺田に負担がかかる部分があったので、橋本、馬場、犀藤のGK陣にがんばってもらって、寺田の穴を埋めるのではなく、寺田以上にキーピングできるようにがんばってほしい。それを含めて、スタッフ、選手がチーム一丸となって勝利をめざしていきたい。まずはプレーオフに進めるよう、全力を尽くしてがんばりたい」

 

・飛騨高山ブラックブルズ岐阜(同6位)
スローガン「“挑戦” ~Challenge fighting Bulls~
堀田敬章監督「今シーズンより監督が代わり、選手も若返った。1試合ごとにチャレンジ精神を持って戦い続ける、成長していけるように最後まで諦めないでがんばって戦っていきたい」

 

・HC名古屋(同7位)
スローガン「覚悟」
新井翔太ヘッドコーチ「名古屋のヘッドコーチに就任して4年目になる。1年目3勝、2年目6勝、3年目8勝1分と、徐々に勝利数は伸ばしているが、目標のプレーオフ進出には届かなかった。選手たちは昨シーズンの戦いを振り返って、勝ち切れない試合が多く、このまま行っても目標は達成できないのではと思っていた。今年こそはプレーオフに進出するんだと、覚悟を決めてやる必要があるということで『覚悟』をスローガンに掲げた。今シーズンは新人を3人迎えた。1人はもともと名古屋に所属していたGK家城で、福井国体のために福井のチームに移籍したが、国体が終わったということで、GKコーチ兼任選手として戻ってきた。2人目は昨シーズン、育成選手だった現役医大生の佐橋。スポーツドクターなどをめざして大学に通う、医大生の道と、日本リーガーをがんばるという二足のわらじを履いている。両方の道を応援したいと思っている。3人目は大体大卒業の山本。この3人を含め、今シーズンは17人でリーグを戦っていく。チーム、スタッフ全員が覚悟を持って戦っていきたい」

 

・三重バイオレットアイリス(同4位)
スローガン「Re:VIOLET」
梶原晃監督「今シーズンから監督だが、過去3年間はGM代行と、ビジネスマネージャーをやっていた。櫛田前監督はおりひめジャパンのコーチとして、日本代表活動に専念してほしい、おりひめジャパンを応援しようということで、監督を交代し、このような形になった。チームのことはずっと見てきているので、1人ひとりのよさを出してやっいきたい。チームとしても、クラブとしても再構築をしていこうと取り組んでいる。クラブとしては、組織が変わっていく中で、またおもしろいことが仕掛けられるかなと思っている。チームとしてもプロ経験があり、勝ち方を知っている石立が加わり、日本代表のキャプテン(原)や破壊力抜群の多田、そして鈴鹿にいるメンバーで力をつけているところなので、さらにもう1歩おもしろいところに行けたらなと思っている」

 

・大阪ラヴィッツ(同8位)
スローガン「『想いをつなげ』と、ボールが言う。」
緒方嗣雄総監督「今のチームはなかなかスローガンどおりに行かず、(想いが)つながらない。毎日練習している中で、本当にハンドボールは基本が大切と思っている。今シーズンは開幕戦が遅いので、じっくり取り組んでいこうと思っている。チームとしては、エースの水田が引退し、儀間がヨーロッパへ行った。加入したのは飛騨高山からGK(菊池)と、新卒の大学生(當眞)。まだまだ選手たちはゲームになれている感じがしないので、来年の1月までに見違えるようなチームになれるよう練習したい」

 

・イズミメイプルレッズ(同3位)
スローガン「百万一心」
中山剛監督「昨シーズンと同様のスローガンは、選手全員の気持ちを一つにすれば、何事も目標を達成できるという意味合い。昨シーズンはプレーオフは出場したものの、レギュラーシーズンの順位(2位)から1つ落とす(3位)結果になってしまったので、またその上をめざしたい。ただ社会人選手権では内容的によくなかったので、来年1月までの時間を利用して、しっかりとチームを作っていきたい。また、新人の力がどれくらい役に立つのか、使えるのかを見極めながら、新しいチームとして台風の目になるような存在になりたい」

 

・オムロン(同2位)
スローガン「CHALLENGE」
水野裕紀監督「選手がそれぞれの立場で挑戦してほしいという思いがあったので、このスローガンにした。チームが少しずつ若返りつつある中で、自分のポジションに対する競争。さらに熊本世界女子選手権もあるので、日本代表に選ばれるための挑戦。また、日本代表として試合に出て、世界とどれだけ戦えるかという挑戦。いろいろな立場でチャレンジができる年だと思うので、それぞれがチャレンジすることでチーム力が上がっていくと思う。昨シーズン、プレーオフで最後の舞台まではいったが勝ち切ることができなかったので、今シーズンは最後の挑戦の舞台で勝てるようにがんばっていきたい」

 

・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(同5位)
スローガン「Challenge!」
大城章監督「まさかのオムロンさんとかぶってしまったが(笑)、昨シーズンよりも強く、成長している姿を、応援してくれている方たちに見ていただきたいという思いがあり、このスローガンにした。昨シーズンを振り返ると、日本選手権で8年ぶりに優勝することができたが、そのあとのリーグ戦を落としてしまってプレーオフ進出ならずという、大きな波をどれだけなくしていけるかというのを、チームとしての1つのチャレンジと考えている。細分化していくと、個人の成長、そこに向けて各々が考えてどのように日々取り組むかをテーマとしている。大きな変化としては、日本選手権優勝を経験した主力のうち5人が移籍、引退した。だから、今は7割くらいの選手が入社から3年目以内とチームが若返っている。この若返りをプラスに捉え、日々成長していくことにチャレンジしながら鍛錬し、1月からのリーグ戦でその成果を発揮できるように、これからの時間を過ごしていきたい。まずはプレーオフ進出、そしてその上をめざしてやっていきたい」

 

女子チーム監督にも注目選手の質問があり、各監督が名前をあげていきました。

アランマーレ・大森監督「GK安田の安定がなければ戦えない。今は韓国人選手2人のバックの下で動くポストを強化している。横嶋、高木、鎌倉のポストの働きがカギになる。いかにバック陣と合わせられるかがポイント」

北國・荷川取監督「寺田がGKコーチにほとんど専任という形になってくるので、橋本、馬場、犀藤のGK陣の成長がカギ。1人だけで守り抜くのは難しいかもしれないが、エースキーパーを育てながら3人でゴールを守って、勝利に貢献してもらいたい」

飛騨高山・堀田監督「金恩恵、キャプテン和田、宮崎の昨シーズンもコートに立って活躍していた3人に引っ張ってもらいながら、OFは中島、DFは佐伯が中心になって、成長し、活躍してもらいたい」

名古屋・新井ヘッドコーチ「昨シーズンはケガで苦しんだ髙宮、多田、綿引に期待したい。髙宮と多田は先日復帰し、合流している。綿引も12月ごろ復帰予定。昨シーズンは苦しんだ分、爆発してほしいなと思う。また、ポスト吉田が引退し、純粋なポストプレーヤーは宇野のみになった。彼女は昨シーズンからDFを中心に試合に出ていたが、今シーズンはポストプレーがどれだけ伸びるかに期待したい」

三重・梶原監督「連戦が続くので全選手が活躍してくれないと困る。しいて言うなら、石立にはプレー面以外でもコート内の監督として活躍してほしい。DF面では中田の活躍なくしては躍進できないと言えるくらい彼女には期待している」

大阪・緒方総監督「藤井は教職員を一時休職して、大阪に専念ということで、気を吐いてもらわないと」

イズミ・中山監督「全員が動かないと成り立たないチーム。全員にがんばってもらいたいが、その中でも、4人の新人に関してはどれだけできるのか。これまでイズミにいなかったタイプの村松や斗米をしっかり使いたい。そのほかにも国体で活躍した井内や、田渕の高卒の選手もがんばってもらいたい。上の選手ががんばるのは当然なので、それをおびやかす選手になってもらいたい」

オムロン・水野監督「昨シーズンと代わるところは右側のポジション。松尾と相澤が引退し、そのポジションを任される右バック岩渕、高杉、右サイド尾崎、この3選手のデキはチームに大きな影響を与える。とくに岩渕は、昨シーズンはケガの影響もあり、出場機会が少なかったが、最近は上り調子になってきている。左利きの選手が入ることで攻撃のバリエーションなどが変わってくると思うので、大いに期待したい」

ソニー・大城監督「チーム全体の底上げはマスト。その中でも3年目の岩﨑、田村がポイントになる。今のキャプテンは山野だが、前十字じん帯を昨シーズンに切ったので、副キャプテンにこの2選手を配置している。彼女たちがチームの柱になれるように、悪戦苦闘しながらがんばっている。さらに2年目の鈴木も期待したい。昨シーズンまで中央を守っていた安倍、松村が引退したので、鈴木がディフェンダーとしてがんばっている最中」

 

女子チームの監督陣。左からアランマーレ・大森監督、北國・荷川取監督、飛騨高山・堀田監督、名古屋・新井ヘッドコーチ、三重・梶原監督、大阪・緒方総監督、広島・中山監督、オムロン・水野監督、ソニー・大城監督

女子チームの監督陣。左から北國・荷川取監督、アランマーレ・大森監督、飛騨高山・堀田監督、名古屋・新井ヘッドコーチ、三重・梶原監督、大阪・緒方総監督、オムロン・水野監督、ソニー・大城監督、広島・中山監督

 

 

各監督がそれぞれ、開幕に向けて熱い思いを語りました。女子は開幕戦自体が来年1月になるため、この時期の記者会見には監督、メディア陣ともにやや戸惑いがありましたが、世界選手権が終わり、一度開幕したあとは怒とうのスケジュールのため、このタイミングとなりました。
第44回大会は7月13日(土)に開幕。12月8日の第14週までは男子の試合のみ、女子の試合は2020年1月4日(土)からになります。

 

【第1週日程】
・7月13日(土)
宮城・大和町総合体育館
13:00~ トヨタ自動車東日本-豊田合成

埼玉・和光市総合体育館
14:00~ 大崎電気-湧永製薬

福井・北陸電力福井体育館フレア
13:00~ 北陸電力-トヨタ紡織九州

福岡・うきはアリーナ
15:00~ ゴールデンウルヴス福岡-大同特殊鋼

沖縄・東風平運動公園体育館
14:00~ 琉球コラソン-トヨタ車体

7月15日(月)
福島・福島トヨタ クラウンアリーナ
12:00~トヨタ紡織九州-大同特殊鋼
14:30~トヨタ車体-北陸電力

愛知・豊田合成 健康管理センター
19:00~ 豊田合成-湧永製薬

福岡・グローバルアリーナ
16:00~ ゴールデンウルヴス福岡-大崎電気

沖縄・宜野湾市立体育館
14:00~ 琉球コラソン-トヨタ自動車東日本


カテゴリー: JHL
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