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2019年11月13日

筑波大が14年ぶりV 全日本インカレ男子決勝レビュー

令和初の学生王者をめざして7日から熱戦が展開された全日本学生選手権(全日本インカレ)。大会最終日の12日に男女決勝戦が行なわれ、男子の部は筑波大が日体大を下して14年ぶりに大会を制しました(通算4回目)。決勝を戦った両チームは全日本学連推薦チームとして、19日からの第71回日本選手権・男子の部(東京)に出場します。

関東対決となった男子決勝。春、秋のリーグ戦では筑波大に軍配が上がりましたが、独特な雰囲気に包まれる決勝戦では結果がどちらに転んでもおかしくはありません。

立ち上がりからペースを握ったのは筑波大。1年生左腕・榎本が巧みなシュートで日体大DFをこじ開けると、左バックに入った藤川らも続き、得点を重ねます。9-8の前半20分からは、伊藤(聖)、矢野らの連取で突き放し15-10で前半を折り返します。後半に入っても運動量豊富なDFで相手に流れを渡さず、10分21-14とリードを広げました。

劣勢の日体大は直後にタイムアウトを請求。なかなか堅牢な相手DFを攻略できず苦しい展開が続いていましたが、最多23回の優勝を誇る名門がここから意地を見せます。GK中村のセーブから速攻につなぐ得意のパターンで点差を詰めていき、残り5分を切ったところで川上がポストシュートをねじ込み23-24。流れを引き寄せ、逆転にあと一歩のところまで迫りました。

お互いに1点を加点したあと、日体大は筑波大OFのミスを誘ってボールを奪い、そのまま速攻へ。DFが整っていないと見た左サイドへパスを出しますが、ここに表れたのが筑波大の守護神・平尾でした。パスを完全に読み切り落ち着いてキャッチ。会場がどよめくほどの予想外のプレーでチームのピンチを救います。

このビッグプレーもあり、虎の子の1点を守り切った筑波大。25-24で念願の日本一を手にしました。

14年ぶりの栄冠をつかんだ筑波大セブン

14年ぶりの栄冠をつかんだ筑波大セブン

 

気迫あふれるプレーで追い上げるきっかけを作った日体大・川上

気迫あふれるプレーで追い上げるきっかけを作った日体大・川上

 

また、決勝後の閉会式では今大会の個人表彰が発表されました。

 

【個人表彰】

・優秀選手賞
平尾克己(筑波大)
藤川翔大(筑波大)
矢野世人(筑波大)
川上勝太(日体大)
中村光(日体大)
山本晃大(法大)
山川慎太郎(中大)

・特別賞
大橋要(日体大)
保利憲之朗(中大)

・優秀監督賞
藤本元(筑波大)

 

学生日本一をかけた争いは筑波大の復活Vで幕を閉じました。

今回の全日本インカレは2020年1月号(2019年12月20日発売)にて詳報予定です。お楽しみに。


カテゴリー: 大学生
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