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2015年7月22日

アジア女子ジュニア選手権に向けて強化合宿

6月23日から29日まで台湾で開かれていたU-22東アジア選手権に出場した日本女子ジュニア代表。
そんな彼女たちが、8月6日からのアジアジュニア選手権に向けて7月17日から20日までの間、強化合宿を行ないました。

 

U-22東アジア選手権では、年代が上のチームが多い中で、勝利を重ねて銀メダルを獲得。少ない準備期間でもしっかりと成果を出し、チームの骨組みを築くことができました。
しかし、日本と同じ世代の選手が出場した韓国との試合では敗戦。「立ち上がりが悪かった」(岩見)、「逆転できる場面で決め切れなかったり、チャンスをものにできなかった」(河原畑)と反省点も多く見つかった大会になりました。

 

その成果と課題を持ち帰って、スタートした強化合宿。
U-22東アジア選手権から16人中6人の選手が入れ替わりましたが、今回の合宿では持ち前のコミュニケーション力を活かして、新しく選ばれた選手も含めよくまとまり、元気よく練習に励んでいました。

アップでは全員で楽しく身体動かした。伊地知(写真)ら新メンバーもチームに溶け込んでいる

アップでは楽しく身体を動かした

 

辻監督が「主体性」という言葉を強調して、選手たち自身にプレーの選択をさせたり、修正することを促していることも、より選手間の会話を増やす要因となっているようです。

 

仲のよさが全面に出た明るいチームですが、選手たちは大会に向けて厳しくチームを分析しており「チームを見た人からは仲がいいねとよく言ってもらうけれど、まだ細かなミスがあったり連携不足なところがある。しっかりと練習中もコミュニケーションをとって、もっとチーム力を高めていきたい」と口を揃えました。

 

取材日はフォーメーションの確認などを行ない、その中でも積極的に言葉を交わしてプレーを見直す姿が。ポストとバックプレーヤー陣がキッカケをつくり、U-22東アジア選手権でベスト7にも選ばれ、抜群の決定力を持つ藤田や、スピードと細やかな動きが魅力の團らサイド陣を活かすプレーが本番に向けてキーとなりそうです。

チームの頼れる得点源の藤田にはアジアジュニア選手権でも期待がかかる

チームの得点源・藤田には今大会も期待がかかる

 

そのほかにも、メンバーにはポストの専門選手がおらず、普段全体の動きを見ているバックプレーヤーの選手たちが、ポストに入ることでより連携を高めています。

所属チームではバックプレーヤーの高杉は、ポストの役割も果たす

バックプレーヤーだけでなくポストの役割も果たす高杉

 

練習後にはわずかな時間も無駄にせず、自主練にも取り組み技術に磨きをかける選手たち。
「(アジアジュニア選手権で)優勝したいね」
「いや、したいじゃない。優勝するんです!」
とお互いで意識を高め、意気込む姿もありました。

練習後にはシュートの確認やお互いで協力して自主練をする選手たち(写真は本間)

練習後にはシュートの確認やお互いで協力して自主練をする選手たち(写真は本間)

 

そんな彼女たちが臨むアジアジュニア選手権は、8月6日カザフスタンで開幕します。7ヵ国中、上位5チームに入ると来年開催される世界ジュニア選手権の出場権が与えられます。まずは世界への切符をしっかりと手にすること。そして、U-22東アジア選手権でのリベンジを果たし、この年代で未だ日本が成し遂げられていないアジア制覇をめざします。

今月18日に発売したスポーツイベント・ハンドボール8月号では、アジア女子ジュニア選手権の展望を掲載していますので、こちらもご確認ください。


カテゴリー: 日本代表
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