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2015年8月7日

春王者散る 大阪インターハイ5日目

熱戦が続くインターハイは、大会5日目に男女の準決勝が行なわれました。
準決勝の結果は以下のとおり。

 

【男子準決勝】
藤代紫水(茨城) 33 (18-12, 15-19) 31 北陸(福井)
法政二(神奈川) 38 (19-20, 15-14, 0-1, 4-2) 37 浦和学院(埼玉)

 

【女子準決勝】
四天王寺(大阪) 28 (12-9, 10-13, 2-2, 4-2) 26 佼成女(東京)
高松商(香川) 22 (10- 9, 12-12) 21 玉野光南(岡山)

 

どの試合も接戦で、会場を盛り上げました。

男子の準決勝では、センバツ優勝校の北陸、浦和学院がともに敗れ、決勝での再会はなりませんでした。

 

北陸はセンバツ4回戦で対戦した藤代紫水と再戦。リードを許した後半、DFラインを上げて二村、川﨑らが早い展開から得点を奪い15分に同点に追いつきます。ここからは両チーム、互角の戦いに。藤代紫水が決めれば、北陸も決める。約10分間激しい攻防を見せましたが、最後は松岡、青山の連打が決まった藤代紫水が勝利。お互いのいいところが出たナイスゲームでした。

終盤に7mTをシャットアウトし大仕事をした藤代紫水GK櫻井

終盤に7mTをシャットアウトし、大仕事をした藤代紫水GK櫻井

 

法政二−浦和学院は、今年3度目の対戦。ここまで1勝1敗でしたが、直前の関東大会決勝では浦和学院が快勝していました。試合は、前半からハイテンポになり法政二・山田、浦和学院・関根の打ち合いになりました。後半もお互いに得点を重ね、残り1分を切っても33−33と同点。ここで浦和学院・髙野がスティールから速攻を決めて勝ち越しますが、法政二は藤田が執念でゴールを奪い延長戦へ。延長戦で再び藤田が躍動します。1人退場になった延長後半に角度のないサイドシュートをねじ込み、さらに決勝点となる38点目を決めて、チームを29年ぶりの決勝へ導きました。

29年ぶりの決勝進出を果たした法政二セブン

29年ぶりの決勝進出を果たした法政二セブン

 

女子準決勝2試合も男子同様に延長、1点差と手に汗握る試合となりました。

 

2連覇を狙う佼成女と、地元大阪代表の四天王寺との第1試合は、序盤から攻勢に出た四天王寺が前半を3点リードで折り返します。しかし後半は、佼成女のペースに。5分過ぎまでに吉田、金城らが得点を奪い14−14と振り出しに戻すと、23分には金城の鋭いミドルが決まり20−17と形勢逆転。このまま佼成女が逃げ切るかと思いきや、四天王寺が驚異的な粘りを見せます。残り1秒で土居が決めて延長戦へ持ち込むと、西村らで押し切りました。

四天王寺は右サイド川上が要所でゴールを奪ったのが大きかった

四天王寺は右サイド川上が要所でゴールを奪ったのが大きかった

 

第2試合も接戦になりました。前半15分まで3−3と固さが見られましたが、徐々に両チームともヒートアップ。高松商が突き放そうとしても、3点差からもう1本が出ず。逆に玉野光南は、秋山を中心に粘りを見せます。何度も3点差から食らいつき、逆転のチャンスを伺います。後半26分過ぎには2点リードの高松商が試合を決定づけようと、サインプレーを仕掛け、中條がフリーになりますが、これを玉野光南・葛原がファインセーブ。直後に高森がサイドから決めて1点差に詰め寄ります。玉野光南は同点のチャンスを得ますが、横田のカットインはゴールならず。追い上げを許しながらも冷静に逃げ切った高松商が決勝へ。

2年ぶりに準決勝を突破し喜ぶ高松商セブン

2年ぶりに準決勝を突破し喜ぶ高松商セブン

 

いよいよ残るは決勝戦のみとなりました。男子は藤代紫水−法政二の関東決戦。関東のチーム同士の決勝戦は、じつに19年ぶり。ともに初優勝をかけて戦います。

 

四天王寺−高松商の女子決勝は、2大会前と同じカードに。四天王寺は6年ぶりの栄冠をめざします。
決勝戦も、「インハイ.TV」で中継されます。

 

また、弊誌「スポーツイベント・ハンドボール」と連動した企画も行なっています。Twitterアカウントさえあれば、だれでも参加できます。

詳しくはこちらから。最終日です。ぜひご参加ください!


カテゴリー: 高校
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