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2017年6月13日

銘苅、田口が神奈川で中学生を熱血指導

神奈川県ハンドボール協会が、6月11日に神奈川・慶応大日吉キャンパスで「第1回アスリート育成指導者講習会」を、スペインリーグでプレーする銘苅淳選手(アンヘル・ヒメネス・プエンテ・ヘニル)、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の守護神・田口舞選手の2選手を招いて行ないました。

 

昨年も神奈川県協会は銘苅選手と内林絵美選手(ヨーヴィク/ノルウェー2部)を招待しての講習会を開きました。今回は「『小中学生にハンドボールの楽しさを知ってもらう』という前回の講習会とは違い、アスリート育成に重点を置いたもの」と、より強化の色が濃い講習会と説明する神奈川県協会の塩谷和雄会長。その言葉どおり、県の競技力向上を目的として中学生の選抜チーム候補選手が対象になりました。

 

おもにコートプレーヤーの指導をした銘苅選手は、スタートから厳しく選手たちに教えます。「選抜チームのメンバー候補の君たちはいろいろな人たちに支えてもらっているし、メンバーに選ばれたくても選ばれなかった選手もいる。そうした人たちの思いを感じないといけない。『強くなりたい』『選抜チームに選ばれたい』といった思いがないのなら、選抜チームでやるべきではないと思うよ。明確な思いを持って練習に取り組んでほしい」と言葉をかけていましたが、異国の地で厳しいプロ生活を送ってきた銘苅選手だからこそ言える言葉でしょう。

相変わらずの情熱を見せた銘苅選手

相変わらずの情熱を見せた銘苅選手

 

 

GK陣を見た田口選手は、シュートを止めるためにはどのような要素が必要か、中学生たちに1つひとつていねいに指導。1週間前にも講習会を行なったばかりということで銘苅選手同様慣れたようすが感じられました。

6対6の攻防練習時には選手のうしろからリードした田口選手(中央)

6対6の攻防練習時には選手のうしろからリードした田口選手(中央)

 

全身を使ったウォーミングアップにはじまり、1人で2人を守るDF練習、6対6の攻防と約3時間の講習会はあっという間に終わりを迎え、銘苅選手は「みんなよくがんばってくれました。彼らの成長のため、この講習会がなにかしらのヒントになってくれたら」と感想を話しました。田口選手は「こうした講習会は続けてほしいです。参加した選手たちにも、教える私たちにもメリットばかりですから」と講習会の意義を強調しました。

 

塩谷会長は「ほかのカテゴリーの指導者にも足を運んでほしかったが、この日は大会などもあったので仕方ないですね。だけど、参加した選手たちの保護者が積極的に来てくれました。保護者もトップ選手の指導を見ることで、目が肥えることでしょう。こうした講習会は定期的に行なっていきたいです」と、講習会の意義を改めて実感していました。

参加者、運営スタッフたちと記念撮影。笑顔あふれるイベントになった

参加者、運営スタッフたちと記念撮影。笑顔あふれるイベントになった

 

神奈川県協会は、この活動に続いてさっそく来月に第2回のアスリート育成指導者講習会を開きます。
第2回は3月の全国高校選抜大会で優勝した法政二高の阿部直人監督と、国際審判員として活躍する本田昭太さんが「ゲームデザインの考え方」をテーマにトークセッションします。 日時は7月2日の14時から。場所は浅野中学・高校の講堂を予定しています。
一般の方も参加可能ということで、詳しくは神奈川県協会HPをご覧ください。


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