2018年2月9日
第42回日本ハンドボールリーグ第22週が、2月10日と12日に開催されます。
今週から中断していた男子が再開。首位・大崎電気がプレーオフ行きを決めており、残り3枠を争う戦いが始まります。とくに4位・大同特殊鋼は大崎と3位・豊田合成との連戦となり、いきなり山場になります。女子は北國銀行(1位)と広島メイプルレッズ(2位)の首位攻防戦。北國はレギュラーシーズンの連勝記録を止められた広島とのリベンジマッチになります。
第22週の日程は以下のとおりです。
【第22週日程】
・2月10日(土)
埼玉・浦和駒場体育館
14:00~ 大崎電気-大同特殊鋼
富山・アルビス小杉総合体育センター
14:00~ ☆プレステージ・インターナショナル アランマーレ-北國銀行
愛知・豊田合成アリーナ
13:00~ トヨタ車体-琉球コラソン
15:30~ 豊田合成-トヨタ紡織九州
岐阜・飛騨高山ビッグアリーナ
12:00~ ☆ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング-大阪ラヴィッツ
14:15~ ☆飛騨高山ブラックブルズ岐阜-三重バイオレットアイリス
広島・中区スポーツセンター
13:00~ 湧永製薬-トヨタ自動車東日本
15:00~ ☆広島メイプルレッズ-HC名古屋
・2月12日(祝)
宮城・大和町総合体育館
13:00~ トヨタ自動車東日本-北陸電力
石川・金沢市総合体育館
13:00~ ☆北國銀行-広島メイプルレッズ
愛知・ブラザー体育館
13:00~ ☆HC名古屋-プレステージ・インターナショナル アランマーレ
岐阜・上石津総合体育館
13:00~ ☆飛騨高山ブラックブルズ岐阜-ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
福岡・福岡市民体育館
14:00~ トヨタ紡織九州-大崎電気
大分・別府市総合体育館(べっぷアリーナ)
12:00~ ☆オムロン-三重バイオレットアイリス
14:15~ 大同特殊鋼-豊田合成
沖縄・沖縄県立武道館アリーナ棟
14:00~ 琉球コラソン-湧永製薬
※☆=女子
今週は男女ともに8試合が予定されています。
ブレイク期間を使って海外遠征や合同合宿を行なってきた男子の各チーム。
残り試合はわずかになってきたので、今週の2連戦は順位争いに大きく影響するでしょう。
なかでも注目なのは4位の大同。中断直前は5位でしたが、湧永製薬との直接対決を制して順位を逆転し勝点差も6まで離しました。今週は上位2チームと対戦。首位・大崎と3位・合成との2連戦になります。両チームとの今シーズンの対戦成績は2敗(対大崎)と1分1敗(対合成)と白星をつかめていません。しかし、韓国代表・尹時烈がシーズン途中に加わり、バックプレーヤーの層が厚くなりました。エースの東江も戦列に戻り万全の体制で臨めるでしょう。
12日に大同との一戦を控える合成は、連敗を喫すると順位が入れ替わるかもしれないので、最低でも勝点2を持ち帰りたいところでしょう。とくに10日のトヨタ紡織九州戦はホームで行なわれるため、そこで勝ちをつまみたいところ。
大同を追いかける湧永は、故障者続出でチーム状態に不安を抱えます。谷村、中浦が相次いで離脱し、さらに得点源の成田も肩の調子が悪かったりと調子はよくありません。しかし、プレーオフ進出のためには勝利が必要で、日本選手権ベスト4のトヨタ自動車東日本と琉球コラソン相手にどこまで粘れるか。やはりカギはチームの持ち味であるDFでしょう。
また、今週の結果次第ではプレーオフに進出する4チームが決まる可能性があります。すでに決めているのは首位の大崎だけ。5位・湧永、6位・東日本の結果次第では2位・トヨタ車体、3位・合成、4位・大同の駒沢行きが決定します。
男子と同じく2日間で8試合が行なわれる女子。こちらは首位攻防戦が行なわれ、12日に北國が広島をホームに迎え撃ちます。
このカード、第1戦は北國、第2戦は広島が勝利してここまで1勝1敗の五分。とくに第2戦は、ホームの広島が会心のデキを披露し北國のレギュラーシーズン連勝記録(59連勝)をストップさせた試合でした。この対戦で得た自信を胸に再び北國撃破を狙います。北國にしてみれば、リベンジを果たす絶好の機会。ホームの声援を力に変えられるか。
この試合のポイントは球際の強さ。ルーズボールをいかにキープできるかどうかが勝負の分かれ目になるでしょう。華々しく得点につながるプレーに加えて、こうした泥臭いプレーにも注目してほしい一戦です。
熾烈な3位争いを繰り広げている三重バイオレットアイリスとオムロンも直接対決を迎えます。
ここまで勝点25で並んでおり、対戦間成績により三重が3位、オムロンが4位という状況です。5位・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングも勝点24で迫っており、どちらにとってもここで勝点を落とすとプレーオフ進出へ厳しくなるでしょう。
三重は4連勝中でそのうち3つが3点差以内とタフなゲームをチーム全員で乗り切ってきました。対してオムロンは、前週ソニーに敗戦。セットDFで相手の攻撃に対応できない状態でしたので、そこを修正できるか。
2チームを追いかけるソニーは消化試合が1試合少ないという有利な状況ですが、いいゲームを披露したあとに、そのよさを継続できないのが今シーズン。大阪ラヴィッツ、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の下位チームとの連戦になりますが、きっちりと白星を得られるか。前週のように、攻撃のきっかけに対してどう攻めるをメンバー全員で意志統一することがポイントになるでしょう。
各試合はJHL公式動画配信サイト『JHL TV』で試合がライブ配信されます。各チームの情報や、今シーズンの詳細日程は、JHL公式ホームページからご確認を。
JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト:http://www.jhltv.com