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2019年3月16日

車体、オムロンが2ndステージへ JHLプレーオフレビュー

2018-19シーズンの王者が決まる「ANA CUP第43回日本リーグプレーオフ」が開幕。15日には男女の1stステージが行なわれました。男子はレギュラーシーズン3位のトヨタ車体と同4位の大同特殊鋼、女子はレギュラーシーズン3位のオムロンと同4位の三重バイオレットアイリスが対戦。翌日(16日)の2ndステージ進出をかけて戦いました。

先に行なわれたのは女子の試合。レギュラーシーズンではオムロンが2勝1敗と勝ち越しているものの、直近の試合では三重が27-26で競り勝っていました。前半10分まで2-2と互いに得点が伸び悩みましたが、ここから得点ペースが上がります。オムロンは松尾のカットインや石井のミドルシュート、三重は右サイドに入った森本のサイドシュートなどで加点。前半は13-12とわずかにオムロンがリードしましたが、内容は互角でした。

しかし、後半に入ると展開が一変。オムロンが終始流れをつかみ、三重につけ入るスキを与えませんでした。相手のミドルシュートに対してコンタクトし簡単に打たせないように守ると、速攻などのノーマークのピンチは守護神・宮川が次々に弾き返し、14分まで無失点。その間に少ないチャンスを確実に決めてリードを4つに広げます。その後もDFで集中力を切らさなかったオムロンが21-15で勝利。広島メイプルレッズ(レギュラーシーズン2位)が待つ2ndステージ進出を決めました。三度目の正直でプレーオフ初勝利をめざした三重はGK岩見が後半だけで9本のシュートを止めましたが、OFでシュートチャンスを決め切れず得点が伸び悩みました。

・女子1stステージ
オムロン 21(13-12、8-3)15 三重バイオレットアイリス

17本ものシュートストップを記録したオムロン・宮川

17本ものシュートストップを記録したオムロン・宮川

 

男子の試合はレギュラーシーズン4位の大同が、尹時烈の鋭いミドルなどで前半24分12-9と先行しますが、直後にアクシデントに襲われます。キャプテンの加藤がDFで身体を張って守りましたが、接触後に倒れ頭をぶつけてしまいそのままベンチへ。さらに2分後には得点源の尹がミドルシュートの着地で足を痛めてしまいます。このスキに車体は渡部、石戸らの連取で13-13の同点に追いついて後半につなげました。

追いついた車体の勢いは後半も続き、開始直後に得たパワープレーのチャンスを活かして2点を追加し逆転に成功します。尹が大事に至らなかったものの、劣勢を強いられる大同は藤江のランニングシュートなどで粘ります。21-22の17分には車体に2人の退場者が出るビッグチャンスが訪れましたが、ここでGK甲斐にサイドシュートを2本連続でシャットアウトされてしまいます。

2人少ない時間帯を耐え切った車体は菅野、藤本がサイドシュートを決めて大同を突き放すと、最後はベテラン門山の連取などで28-25で逃げ切り、前回大会に続き大同を退けました。

・男子1stステージ
トヨタ車体 28(13-13、15-12)25 大同特殊鋼

両チーム最多の8得点でチームを勝利に導いた車体・吉野

両チーム最多の8得点でチームを勝利に導いた車体・吉野

 

男女ともにレギュラーシーズン上位のチームが勝ち上がり、16日の2ndステージは男子・豊田合成-車体、女子・広島-オムロンのカードになりました。どちらのカードも直近の試合は引き分け。この試合も拮抗した展開になるでしょう。果たしてFINALに進むチームはどちらか。

プレーオフはJSPORTSが生中継(初回のみ無料放送)。インターネット中継やチケットなどの情報はJHL公式ホームページで確認を。


カテゴリー: JHL
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