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2019年3月17日

トヨタ車体、オムロンがFINAL行き決める JHLプレーオフレビュー

2018-19シーズンの頂点を決める「ANA CUP第43回日本リーグプレーオフ」。16日に男女の2ndステージが行なわれました。最終日(17日)のFINAL進出をかけて、男子は1stステージに勝利したトヨタ車体とレギュラーシーズン2位の豊田合成、女子は1stステージ勝者のオムロンとレギュラーシーズン2位の広島メイプルレッズが激突しました。

 

この日は前日とは男女の試合順が入れ替わり、男子・合成-車体のカードからスタートしました。今季のレギュラーシーズン対戦成績は1勝1分1敗と五分五分の両者ですが、2月の日本選手権決勝では合成に軍配が上がっており、勢いでは合成有利と予想された試合の主導権を握ったのは、やはり合成でした。

試合開始から水町、趙顯章らバックプレーヤー陣が、上から狙うだけでなくポスト橋本をうまく使いながら多彩な攻撃を展開。前半終盤には連続して退場者が出る苦しい時間帯もありましたが、GK藤戸の好セーブもあり、車体に同点打を許しませんでした。15-12と合成が3点のリードを奪って前半を折り返します。

後半も合成優位のまま試合が続いていきましたが、車体はじわりじわりと追い上げていきます。そしてついに22-23と車体1点ビハインドで迎えた後半20分、津屋のカットインが相手のファウルを誘い、車体は7mTを獲得。それを藤本が決めて同点に追いつくと、相手GKの好守にも苦しみながらも、2分後に菅野のポストシュートで連取に成功して逆転します。

すぐに合成・水町に同点打を決められてしまったものの、そこから粘り強いDFに加え、最後尾で甲斐、加藤のGK陣が踏ん張り、後半23分から29分までの6分間、合成を無失点に抑えました。その間に吉野、岡元が貴重な得点をもぎ取り、26-25と1点差で勝利。レギュラーシーズン1位の大崎電気への挑戦権を手にしました。

・男子2stステージ
トヨタ車体 26(12-15、14-10)25 豊田合成

車体は笠原(写真中央)らの活躍で、DFで踏ん張り勝利をもぎとった

車体は笠原(写真中央)らの活躍で、DFで踏ん張り勝利をつかんだ

 

 

男子に続いて行なわれたのは、女子・広島-オムロン戦。強固なDFを持ち味とする2チームの対戦では、最大2点しか点差の開かない一進一退の攻防が繰り広げられました。

前半、相手の堅いDFに対して、広島はセンターに入った近藤を中心としたスピーディーなOFを見せ、一方のオムロンは、エース吉田、司令塔・石井らのロングやランニングシュートで応戦。どちらも一歩も譲らず、11-11と同点で後半戦へと突入しました。

お互いに相手のDFを崩し切れずに試合が進む中、後半開始直後に近藤の得点で先行した広島が、後半15分には17-15とわずかに優位に立ちました。終盤までそのリードを保っていた広島でしたが、最後にチャンスをつかんだのはオムロンでした。

吉田、石井にマークが厚くなる中、松尾がOFをけん引。積極的に前を狙って7mTを獲得し、同点打をアシストすると、その後のOFでは思い切りのいいステップシュートを放って自らも得点をあげました。これでオムロンは逆転に成功。残り2分には、決勝点となる吉田の7mTが決まって勝負あり。21-20と僅差で広島を振り切りました。

 

・女子2stステージ
オムロン 21(11-11、10-9)20 広島メイプルレッズ

この試合最多の10得点でオムロンOFを支えた吉田

この試合最多の10得点でオムロンOFを支えた吉田

 

 

男女ともに前日に1試合戦ったあとというハンデをものともせず、1stステージの勝者がレギュラーシーズン王者への挑戦権をつかみました。この結果、17日のFINALは男子・大崎電気-車体、女子・北國銀行-オムロンのカードに決まりました。下剋上か、レギュラーシーズンの結果通りに首位チームが王座を守り切るのか。最終決戦は17日13:15から始まります。

 

プレーオフはJSPORTSが生中継(初回のみ無料放送)。インターネット中継やチケットなどの詳しい情報はJHL公式ホームページでご確認ください。


カテゴリー: JHL
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