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2015年5月25日

全日本社会人選手権最終日 大崎、北國が王者に

5月20日から富山県で開催されていた第5回全日本社会人選手権は、24日に大会最終日を迎え、男女4試合が行なわれました。

 

まずは試合結果です。

 

 

【女子3位決定戦】
三重バイオレットアイリス 22(11-10、11-10)20 香川銀行T・H

【女子決勝】
北國銀行 25(13-7、12-11)18 オムロン

【男子決勝リーグ】
トヨタ車体 34(13-9、21-10)19 トヨタ自動車東日本
大崎電気 28(15-9、13-8)17 大同特殊鋼

 

 

大混戦となった。男子決勝リーグ。
先にスローオフとなった車体-東日本の一戦は、車体が15点差の快勝を収めました。前半を4点リード(13-9)で折り返した車体は、後半3分からスパート。石戸の2連打を皮切りに渡部らの連続得点で20-10と10点差にします。のちの試合のことを考えると、1点でも多く得点したい車体は攻撃の手を緩めません。後半17分からの13分間で9点を奪いました。東日本は上野の思い切りのいいミドルなどで車体DFに挑みましたが、最後まで崩し切れませんでした。
車体勝利により、大同、大崎を加えた3チームに優勝の可能性が出てきました。
注目の大同-大崎は、ラインを上げ相手にプレッシャーを与えるDFが機能した大崎が前半中盤から主導権を握ります。大崎はこの試合にただ勝つだけでなく、優勝するためには6点差以上の勝利が必要なため、猛攻を仕掛けます。豊田の速攻などで前半終了間際に14-9と5点差。さらに味方のスティールから石川がシュートを叩き込み、6点リードを奪い前半を終えます。後半は攻め急ぐ大同のミスを誘い、そこから次々に速攻へつなげる大崎ペースに。大崎は8分に21-10と10点まで差を広げました。粘る大同に6点差まで詰められるも、冷静に3連打を決めて再び突き放しました。
これで2勝1敗で3チームが並びましたが、対戦間の得失点差(大崎+8、車体+2、大同-10)により、大崎が3年ぶりの優勝を果たしました。

大崎・豊田(中央)がスティールからスピンシュートで12点目を奪う。流れを大きく変えたプレーだった

大崎・豊田(中央)がスティールからスピンシュートで12点目を奪う。流れを大きく変えたプレーだった

 

 

女子決勝は3大会連続で北國-オムロンのカード。試合開始から北國の堅守が冴えわたり、10分で7-2。OFではセンター横嶋(彩)が、鰍場、八十島の両サイドを使い、幅広く攻め、得点ペースを落としません。
対するオムロンは東濱のミドル、カットインを軸に攻めます。ポスト永田を絡めますが、北國DFは集中力を切らしません。
北國は後半9分、5点リードの場面から連打で18-10とし勝負あり。昨シーズンに続く社会人選手権のタイトルを獲得しました。
三重-香川銀行の3位決定戦は、どちらが勝っても初の3位ということもあり白熱した展開に。三重は多田、香川銀行は左腕・荒木のミドルシュートで得点を重ねます。
残り5分まで一進一退の攻防を繰り広げましたが、ここから抜け出してのが、三重でした。池原が2本連続でサイドシュートを決め、残り90秒で22-20。そのまま香川銀行の攻撃をしのぎ、チーム史上初の3位となりました。今シーズンから指揮をとる櫛田亮介新監督にとって幸先のいいスタートとなりました。

大会連覇を駆けつけたファンとわかち合う北國セブン

大会連覇を駆けつけたファンとわかち合う北國セブン

 

閉会式では、男女の表彰選手が発表されました。
MVPには男子・木村昌丈(大崎電気)、女子・横嶋彩(北國銀行)が選ばれました。
そのほかの表彰や最終順位はこちらから。
また大会の詳細は日本協会ホームページからご覧ください。

今大会の熱戦のようすは6月20日発売の「スポーツイベント・ハンドボール 2015年7月号」にてお伝えする予定です。


カテゴリー: 一般・社会人, 未分類
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