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2015年8月8日

藤代紫水、高松商がV 大阪インターハイ最終日

8月2日から熱戦をスタートさせたインターハイは、7日に最終日を迎えました。最後に残された試合は男女の決勝戦。男子は19年ぶりの関東対決、女子は2年前と同じカードになりました。

まずは決勝戦の結果です。

 

【男子決勝】
藤代紫水 39 (16-14, 23-13) 27 法政二
※藤代紫水は初優勝

 

【女子決勝】
高松商 17 (9-8, 8-8) 16 四天王寺
※高松商は2年ぶり3回目の優勝

 

藤代紫水、法政二ともに初優勝をかけて戦った男子決勝戦。
スタートダッシュに成功したのは、29年ぶりに決勝の舞台に立った法政二でした。攻守がガッチリかみ合い、いきなり6連続得点を奪います。リードされた藤代紫水ですが、千葉がチーム初得点をあげると、徐々に力を発揮します。GK中村を中心とした堅守速攻が機能し、3-8の13分から5連打で同点に。さらに松岡、鈴木の連続得点で逆転します。法政二も負けじと左腕・中川を中心に盛り返します。藤代紫水は前半残り2分から青山らの連打が決まり6点ビハインドを詰めるどころか、逆に16-14とリードして前半を折り返します。後半開始も滝川が速攻を決めるなど、一方的な展開に。形勢逆転を許した法政二は、山田、準決勝で決勝点を決めた藤田らで反撃しますが、藤代紫水GK中村が立ちはだかりました。攻撃が止まらない藤代紫水は、後半19分に千葉の得点で32-22と10点差をつけて勝負あり。4回目の決勝戦で、ついに勝った藤代紫水が夏王者になりました。

劣勢の中でも得点を奪い続けた法政二・中川

劣勢の中でも得点を奪い続けた法政二・中川

 

ついに夏の日本一を手にした藤代紫水セブンと小倉コーチ

ついに夏の日本一を手にした藤代紫水セブンと小倉コーチ

 

 

2年前と同じカードになった女子決勝は、1点を争うゲームになりました。
序盤は四天王寺に流れが傾きました。高松商の右サイド馬場の動きを制限させるため、マン・ツー・マンDFを敷く変則的な守りがよく機能し、前半19分7-4とリード。地元大会とだけあって、会場の熱気も増すばかりでした。高松商はここから、谷がロング主体からカットイン主体へと攻め方を変えたところで連続得点が生まれます。前半は9-8とわずかに高松商がリード。後半も四天王寺・川﨑、高松商・冨岡の両GKが好守連発の緊迫した展開が続きます。四天王寺は、今大会のラッキーガール川上の3得点などで14分に13-11と大きな2点リードを奪います。それでも高松商の集中力は切れません。再び中條、谷の3連続得点を浴びせ逆転します。同じく四天王寺も諦めず。どちらも譲りません。
後半27分、16-16と同点の場面で高松商のOF。選択したプレーは、谷とポスト澤田の2対2でした。一瞬のスキをつかれた四天王寺DFは対応できず、澤田にゴールを許します。直後の同点を狙った四天王寺・前田のシュートはバーに弾かれます。残り44秒、時間の使い方を徹底するために、高松商がタイムアウトを使います。相手のスティールや、ノータイムフリースローなどピンチはありましたが、全員で虎の子の1点を守りきり、2年ぶり3回目の優勝を手にしました。

エースとしての役割を果たした四天王寺・前田

エースとしての役割を果たした四天王寺・前田

 

再び頂点に立った高松商セブンと田中監督

再び頂点に立った高松商セブンと田中監督

 

 

これにて、インターハイの競技はすべて終了。藤代紫水、高松商の優勝で幕を閉じました。
最終結果、大会優秀選手はこちらを参照してください。

インターハイの熱戦は、「スポーツイベント・ハンドボール2015年9月号」にて大特集します。優勝チームはもちろん、この夏を戦った多くのチームを紹介します。

発売日は通常より遅い8月25日です。
お楽しみに。


カテゴリー: 高校
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