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2015年12月28日

日本選手権最終日 優勝はトヨタ車体と北國銀行!

2015年を締めくくる日本選手権を制したのは、男子・トヨタ車体、女子・北國銀行でした。

男子結果
決勝
トヨタ車体(JHL)    26−25    大同特殊鋼(JHL)

地元・愛知勢同士の激突となった男子決勝は、車体が試合開始直後から4連取と好発進。その優位を活かすとともに、安定したDFが光った車体は、16−11と5点リードで折り返し、後半も大同に1点を返されたあと、津屋、藤本らで5連取。5分、21−12と車体が9点のリードを奪いました。

早い段階で勝負あったかに思われましたが、ここから大同が藤江を軸に猛反撃。残り4分を切り、24−25と1点差に詰め寄り、勝負はまったくわからなくなりました。

残り2分を切り、車体が26−25と1点リードの場面から、両者が3度目のタイムアウトを求め合いながら手に汗握る攻防の末、終始、DFの安定感が光った車体が1点差を守り切り、4年ぶり2回目の優勝を果たしました。

最優秀選手賞は木切倉真一選手(車体)、最優秀監督賞は酒巻清治監督(車体)。

 

巧みなゲームコントロールでチームを優勝に導いた車体・木切倉

巧みなゲームコントロールでチームを優勝に導いた車体・木切倉

女子結果
決勝
北國銀行(JHL)    24−21    オムロン(JHL)

女子決勝は、4年連続での同一カード。大会5連覇をめざすオムロンと今春3月の日本リーグ・プレーオフから全日本社会人選手権、和歌山国体と、タイトルを握り続けている北國が激突しました。

戦力充実の北國に対し、新旧交代の真っ只中で、攻守の柱・東濱も直前の世界女子選手権での負傷で欠くオムロン。前半はこうした現状が反映された流れとなり、北國が13−8と5点リードで後半に入りました。

北國の優位は不動という雰囲気に包まれて始まった後半でしたが、オムロンは新鋭・末吉のゴールを皮切りに4連取。4分、12−13と1点差に追い上げ、試合はわからなくなりました。

それでも、横嶋(か)、横嶋(彩)姉妹の連打でオムロンの勢いを食い止めた北國は、その後も優位をキープ。オムロンの強固なDFに苦しむ場面でも、横嶋(か)の絶妙なポストプレーで得点を重ねた北國が、24−21と3点差で逃げ切り勝ち。

オムロンの5連覇の夢を打ち砕いた北國が、じつに22年ぶり(通算3回目)となる優勝を手にしました。

最優秀選手賞は横嶋かおる選手(北國)、最優秀監督賞は荷川取義浩監督(北國)。

 

さすがの動きと得点力でMVP獲得の北國・横嶋(か)

さすがの動きと得点力でMVP獲得の北國・横嶋(か)

 

1月22日発売の『スポーツイベント・ハンドボール』2月号では、日本選手権の男女全試合レビュー、出場全チームのトピックスなどをお伝えします。
お楽しみに!


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