2016年2月26日

11月に開幕した第40回日本ハンドボールリーグ（JHL）も残すところあと３週。３月末のプレーオフ進出をかけた戦いはいよいよクライマックスに突入します。
第12週を終了した時点で男子は大崎電気が４位以内を確定させ、女子は首位の北國銀行が１位通過を決めました。
そして男女ともに３位以下が大混戦。男子は３位・大同特殊鋼がここ３試合を１勝２敗と勝点を伸ばせなかったことで、６位・琉球コラソンが勝点差３まで迫ってきました。女子も３位・飛騨高山ブラックブルズ岐阜から６位・三重バイオレットアイリスまで勝点差わずか３。該当チームの直接対決は多く残されており、一気に順位が変わる可能性は充分にあります。

２月27、28日に行なわれる第13週の日程は以下のとおりです。

【第13週日程】
・２月27日（土）
三重・鈴鹿市立体育館
13：00～　☆三重バイオレットアイリス－飛騨高山ブラックブルズ岐阜

広島・東区スポーツセンター
14：00～　☆広島メイプルレッズ－北國銀行

佐賀・佐賀県総合体育館
13：00～　北陸電力－大同特殊鋼
15：00～　トヨタ紡織九州－トヨタ自動車東日本

大分・別府市総合体育館（べっぷアリーナ）
12：30～　豊田合成－湧永製薬
14：45～　トヨタ車体－大崎電気

・２月28日（日）
佐賀・佐賀県総合体育館
13：00～　大崎電気－琉球コラソン
15：00～　トヨタ紡織九州－湧永製薬

長崎・諫早市中央体育館
13：00～　トヨタ自動車東日本－北陸電力
15：20～　☆ソニーセミコンダクタ－オムロン

宮崎・小林市市民体育館
15：00～　大同特殊鋼－トヨタ車体
☆＝女子

13週のカードで注目は、なんと言っても首位・大崎と２位・車体の直接対決。レギュラーシーズン１位がかかった大事な試合です。
両チームは今シーズン、ここまで４試合戦い２勝２敗とまったく互角。直近の日本選手権では車体が28－23で勝利しました。この試合に勝った方がレギュラーシーズン１位に大きく近づきます。
ともに日本代表選手を多く抱えているので、緊迫した試合展開になるでしょう。
勝敗のポイントをあげるとすれば、左利きの選手の活躍。車体は高智、渡部の日本代表コンビ、大崎は豊田、東長濱がコートに立ちます。どちらがよりチャンスを演出し、得点を決めるかが勝利へのカギになります。また、相手エースと対面するＤＦでどれだけ踏ん張れるかも、結果に直結してくるでしょう。

力強い突破が魅力の車体・高智。持ち味を活かし大崎ＤＦを切り崩せるか

車体は翌日に宮崎で３位・大同戦と今週はハードな日程に。大同との第１戦は試合終了間際に追いつかれ引き分けました。その借りを返すのと、プレーオフに向けて弾みをつけられるか。また、車体の木切倉、甲斐の両選手は地元凱旋です。

３位の大同を追う４位・東日本、５位・湧永は２試合ずつ戦います。
前週、湧永から白星を奪った東日本はアウェイの紡織戦と、長崎で北電との連戦になります。長崎は川端、濱口の生まれ故郷。こちらも地元でのプレーに注目です。
湧永の相手は合成と紡織。プレーオフ争いに踏みとどまるために、是が非でも連勝で勝点４を積み上げたいところ。追う大同、東日本との直接対決で負け越しているので、ここでプレッシャーをかけられるか。

玄人好みのプレーが光る東日本・川端は長崎日大高時代、チームメイトの濱口と日本一を経験した

そんな両チームとの対戦を残すのは６位・琉球。今週は首位・大崎との対戦のみ。上位陣からはいまだ白星どころか勝点を得られていない状況だけに、勝点を持ち帰って２年連続のプレーオフにつなげたいところ。

女子は北國がプレーオフ進出、そしてレギュラーシーズン女子１位を確定させました。しかし、鰍場が復帰した途端に、左腕・角南がヒザのケガで今シーズン中の復帰は絶望的。苦しい状況で広島との一戦を迎えます。ここを乗り越えて２連覇をかけたプレーオフに弾みをつけられるか。

ソニー－オムロンは28日に長崎で行なわれます。オムロンはこの試合に勝利するとレギュラーシーズン２位が確定します。
一方のソニーはなかなか流れに乗れません。先週も三重に逆転負けを喫しました。得点が伸び悩む時間帯をどう乗り切るかがポイントになるでしょう。

三重－飛騨高山の女子のカード中で注目の一戦です。
今シーズン好調の飛騨高山はソニーに勝ち越し、広島に勝利するなどここまで３位の好位置につけています。先週は大黒柱・池之端を出場停止で欠く中、名古屋に競り勝ちました。残り３戦で２勝をあげると、４位以内がグッと近づいてきます。
対する三重は、ソニーからプレーオフ争いに望みをつなげる勝利をあげ、勢いに乗ります。ここで白星をあげるとなると、さらにプレーオフ争いは激化してきます。
第１戦は飛騨高山のホームで行なわれましたが、三重が勝利。今回は三重のホームゲームなので、そういった面も三重側へプラスに働くのか。
プレーオフ行きを占う重要な一戦は、27日13時にスローオフ。

三重・万谷は今シーズン好調を維持し30得点をあげている

第13週の各試合は公式動画配信サイト『JHL TV』で全試合インターネット配信されます。注目の試合などいつでもどこでも気軽に観られます。見逃しても試合後に録画したものを観られますので、こちらも要チェック。

また、２月27日の佐賀大会には、アンバサダーを務めるNGT48の北原里英さんが来場予定。アンバサダーの力を借りて、紡織がホームで勝利をつかめるかにも注目です。

JHL公式ホームページ：http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter：http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト：http://www.jhltv.com

Check