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2016年10月25日

女子中断前の重要な試合 JHL第7週展望

第41回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、10月26、29、30日に第7週11試合が行なわれます。女子は第7週を終えると約2ヵ月間のブレイク期間に入るため、今週をどのように終わるかは、再開後の戦いに影響するでしょう。前週では広島メイプルレッズが三重バイオレットアイリスに勝利し、中位が混戦模様に。
男子はトヨタ車体が豊田合成との直接対決を制し首位をキープ。連敗となった合成は5位に後退しました。4連勝の大崎電気が2位に浮上し、湧永製薬がトヨタ紡織九州に競り勝ちプレーオフ圏内の4位まで順位を上げました。

 

第6週の試合結果はJHL NEWSなどをご覧ください。

 

第7週の日程は以下のとおりです。

 

【第7週日程】
・10月26日(水)
福井・北陸電力福井体育館フレア
19:00〜 北陸電力-豊田合成

・10月29日(土)
宮城・大和町総合体育館
13:00〜 トヨタ自動車東日本-トヨタ紡織九州

福井・北陸電力福井体育館フレア
13:00〜 北陸電力-大同特殊鋼

愛知・ブラザー体育館
13:00〜 ☆オムロン-広島メイプルレッズ
15:15〜 ☆HC名古屋-飛騨高山ブラックブルズ岐阜

三重・員弁運動公園体育館
13:00〜 トヨタ車体-湧永製薬
15:20〜 ☆三重バイオレットアイリス-ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

・10月30日(日)
愛知・ブラザー体育館
13:00〜 ☆HC名古屋-広島メイプルレッズ

岐阜・飛騨高山ビッグアリーナ
12:00〜 ☆飛騨高山ブラックブルズ岐阜-ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
14:15~ ☆三重バイオレットアイリス-北國銀行

沖縄・豊見城市民体育館
14:00〜 琉球コラソン-大崎電気
☆=女子

 

 

女子は愛知、三重、岐阜と東海地区での試合になります。

 

いまだ負けなしで首位を走る北國銀行と2位・オムロンは1試合のみ。北國は30日に三重バイオレットアイリスと、オムロンは29日に広島メイプルレッズと対戦します。
北國はシーズン序盤ほどの勢いはないものの、「攻撃の札は豊富にある」と荷川取監督が自負するように、流れや相手DFに応じて攻撃のカードを切れるのは変わらぬ強み。第6週の飛騨高山ブラックブルズ岐阜戦でも前半7分に両バックの塩田、石野に代えて河田、大山を投入したことで攻撃のリズムがよくなり、試合を優位に進めました。今後は流れの悪い時間帯に試合を締めることが課題になるでしょう。

北國と対戦する三重は現在2連敗中。初のプレーオフ進出のために今週の2試合での連敗は避けたいところ。失点を20点以下にできるかが勝負のポイントです。

 

HC名古屋は第5週から続くホーム4連戦の3戦目、4戦目を迎えます。とくに飛騨高山は一巡目で勝利した相手。再び白星を狙います。
対戦相手の飛騨高山は得点力不足が響きここまで未勝利ですが、北國を23点に抑えるなどDFの安定感は抜群。名古屋戦の翌日に控えるソニーセミコンダクタマニュファクチャリング戦含め「この2試合が重要」と山川監督は今週の連戦を1つの山場と見ています。名古屋がシーズン2勝目をあげるか、それとも飛騨高山が初勝利で後半戦につなげられるか。注目したい一戦です。

飛騨高山はDFが安定しているだけに、エース金恩恵(写真)らOF陣の奮闘が勝利のカギに

飛騨高山はDFが安定しているだけに、エース金恩恵(写真)らOF陣の奮闘が勝利のカギに

 

第6週で三重に勝利した広島は1試合消化は多いものの、4位・ソニーと勝点で並びました。今週はオムロン、名古屋との連戦になります。結果次第では一気に順位を上げる可能性もあるだけに連勝を飾り、序盤の出遅れを取り戻したいところ。

 

 

男子は26日の北陸電力-豊田合成を皮切りに5試合。
白星が遠い最下位の北電ですが、前週は堅守が持ち味の大崎電気から31点を奪うなど攻撃陣が好調です。池上、藤坂らが鋭いシュートを決めまくりました。
北電のホームに乗り込む合成は、車体に敗れ3敗目(4勝)を喫しました。まずは北電に勢いづかせないようなDFが必要になるでしょう。DFの要・武田、守護神・藤田らで27失点以下に抑えられれば、3試合ぶりの勝利も近づくはず。

今シーズンの合成ゴールを守る藤田。DFとの連携をさらに高め失点を防ぎたい

今シーズンの合成ゴールを守る藤田。DFとの連携をさらに高め失点を防ぎたい

 

 

北電は29日に再びホームゲーム。相手は3位・大同特殊鋼になります。
大同はルーキーの東江が絶好調。前週のトヨタ自動車東日本戦では強烈なミドルシュートなどでチーム最多の9得点を奪い、周囲との連携も高まっています。東江をどう止めるかが北電にとってのポイントになるでしょう。

42得点で得点ランク2位につける大同・東江。「前半は強引に行きすぎてミスが多かった」と現状に満足するようすはない

42得点で得点ランク2位につける大同・東江。「前半は強引に行きすぎてミスが多かった」と現状に満足するようすはない

 

 

7位・トヨタ自動車東日本は、地元で8位・トヨタ紡織九州を迎え撃ちます。前週は両チームともに1点差の惜敗。黒星が先行する苦しい状況ですが、それを打開し、先に2勝目を手にするのはどちらか。

 

首位・トヨタ車体は4位に順位を上げてきた湧永製薬と対戦。リーグトップの得点力を持つ車体OFと、高さのある湧永DFの勝負になるでしょう。湧永は勝点を得た試合はいずれも24失点以下と25点が勝敗を分けるラインになると予想されます。

 

車体を撃破し、調子を上げてきた大崎電気は4連勝中ですが、前週(対北電)は31失点。相手の勢いにやや受身になってしまったことが原因と見られます。守護神・木村もDFのデキに納得がいかないようすで「(次戦までに)修正したい」と話していました。そうした状況でも白星を手にできたのは、攻撃陣がよく機能したからこそ。左サイド小澤の通算400得点や、宮﨑がワザありパスで味方のチャンスを演出するなど多彩な攻撃で今季最多36点を決めたことが勝因になりました。
対する6位・琉球コラソンはホームでの戦いに。得点ランクトップの左腕・趙顯章、センター石川の2枚看板がうまくチームを引っ張っています。全日本社会人選手権では3点差で大崎に敗れましたが、大声援の後押しを受ける地元でリベンジなるか。

ケガで出遅れていた大崎・森は車体戦から戦列復帰。攻守で頼りになる選手が戻ってきたのはチームにとって大きい

ケガで出遅れていた大崎・森は車体戦から戦列復帰。攻守で頼りになる選手が戻ってきたのはチームにとって大きい

 

 

公式動画配信サイト『JHL TV』では、第7週の全試合がインターネット配信されます。
見逃した場合は、アーカイブが残っているので、後日チェック可能です。

 

各チームの情報や、今シーズンの詳細日程は、JHL公式ホームページからご確認を。

 

JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト:http://www.jhltv.com


カテゴリー: JHL
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