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2017年12月25日

大崎電気、オムロンが2連覇 第69回日本選手権

12月24日に最終日を迎えた第69回日本選手権。大阪市中央体育館(大阪)で男女決勝が戦われ、男子・大崎電気、女子・オムロンがそれぞれ2連覇を果たしました。

 

先に行なわれたのは女子決勝。6年連続となる北國銀行-オムロンという因縁の対決は、北國・寺田、オムロン・宮川の両GKの好セーブもあって、見応えのある攻防が展開されながらも、9分3-3とロースコアの立ち上がりに。その拮抗した展開から、左バックに佐々木を投入した北國が、彼女のロングもあってじわじわとリードを広げて12-9として後半へ。

 

しかし、後半出だしにオムロンがGK白石の連続セーブから東濱、小舘、松尾らで一気の5連取。試合をひっくり返します。ここから両チーム一進一退の戦いを繰り広げますが、個々のOF力では劣るオムロンがDFを起点にじっくりと試合を進めるのに対して、寺田が何度も好守を見せるにもかかわらず、OFがちぐはぐな北國は焦りの色がありありと見えてきます。

 

そして、白石から再びバトンタッチした宮川が残り4分と3分に2連続で北國の7mTをシャットアウトしたところで流れは完全にオムロンへ。点差こそ20-19と1点差で終わりましたが、オムロンが「勝つならこれ」という展開に持ち込んで、2年連続優勝を手にしました。

大事なところで北國・横嶋、佐々木の7mTを読み切って止めたオムロン・宮川

大事なところで北國・横嶋、佐々木の7mTを読み切って止めたオムロン・宮川

2年続けての準優勝にがっくりとヒザをつく北國・角南

2年続けての準優勝にがっくりとヒザをつく北國・角南

 

その後、行なわれた男子決勝は、こちらも女子同様に昨年と同じ組み合わせ。
序盤を優位に進めたのは車体でしたが、前半途中に投入された大崎・宮﨑のポストパスなどでリズムを狂わされると、OFのミスから速攻に持ち込まれ、9-12とリードされて後半を迎えることに。

よく大崎OFのアクセントになっていた宮﨑

よく大崎OFのアクセントになっていた宮﨑

 

後半はお互いに持ち味を出しながらの接戦に。大崎は豊富な選手層を活かし、運動量豊富なDFから多彩なOFへとつなげ、僅差ながらつねに先手を取っていきます。車体も後半7分に右サイドの渡部が一発レッドで失格となりますが、内海がその穴を埋め、さらに左バック吉野、左サイド杉岡のルーキーコンビも物怖じせずに活躍し、残り1分で27-27の同点に。そのまま前回大会と同じく、延長戦へともつれ込みます。

試合終了間際、決めれば同点という大切な7mTを決め切った車体・杉岡

試合終了間際、決めれば同点という大切な7mTを決め切った車体・杉岡

 

延長では攻めては東長濱、守ってはGK木村が要所で力を示した大崎が車体を振り切り、こちらも2年続けての大会制覇を果たしました。

 

今大会は『スポーツイベント・ハンドボール』2018年2月号(1月23日発売予定号)で特集します。お楽しみに!


カテゴリー: 一般・社会人
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