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2018年2月16日

1位通過をかけた首位決戦 JHL第23週プレビュー

第42回日本ハンドボールリーグ(JHL)も残すところあと4週。残り試合が少なくなり、続々とプレーオフ進出チームが決まってきました。
男子では大崎電気に続いて2位のトヨタ車体が勝点を31まで伸ばし、4位以内を確定させ、女子では首位の北國銀行が駒沢体育館行きを決めました。

今週は九州を中心に男女8試合が予定されており、その中で注目を集めるのは男子の大崎電気(1位)とトヨタ車体(2位)の直接対決。勝った方がレギュラーシーズン1位へ前進する大一番になります。女子ではプレーオフ行きを争う3位・三重バイオレットアイリスが、4位・ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと対戦します。

 

第23週の日程は以下のとおりです。

 

【第23週日程】
・2月17日(土)
富山・氷見市ふれあいスポーツセンター
14:00~ ☆プレステージ・インターナショナル アランマーレ-大阪ラヴィッツ

広島・中区スポーツセンター
14:00~ 湧永製薬-豊田合成

佐賀・神崎中央公園体育館
15:00~ トヨタ紡織九州-北陸電力

熊本・山鹿市総合体育館
14:00~ ☆オムロン-北國銀行

宮崎・小林市市民体育館
13:00~ ☆三重バイオレットアイリス-ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
16:00~ トヨタ車体-大崎電気

沖縄・豊見城市民体育館
14:00~ 琉球コラソン-トヨタ自動車東日本

・2月18日(日)
岐阜・飛騨高山ビッグアリーナ
13:00~ ☆飛騨高山ブラックブルズ岐阜-HC名古屋

※☆=女子

 

今シーズンからステップラダー方式に変わったプレーオフ。レギュラーシーズン1位チームは、ファイナルからの登場になるので1試合だけになりますが、2位通過だと2試合に勝たないとチャンピオンになれません。今週、その1位の座をかけて戦うのが大崎と車体です。開幕から激しい首位争いを演じてきた両チームの直接対戦はこれが3試合目。第1戦は車体、第2戦は大崎が勝利しましたが、ともに1点差での決着でした。さらに、昨年末の日本選手権決勝では延長戦にもつれる大接戦でした(試合は大崎が勝利)。実力は互角と言っていいいでしょう。

現在の両チームの状況は対照的。大崎はケガを抱えていた森、元木らが次々に復帰してきた代わりに、守護神・木村がヒザの故障のため離脱と苦しい状況です。先週の大同特殊鋼、トヨタ紡織九州との連戦は東、村上のGKコンビの活躍もあり1勝1分で乗り切りました。車体戦はこの2人のGKが勝利のカギを握るでしょう。対する車体は、昨年10月から戦列を離れていたベテランの高智がコートに戻ってきました。右バックに左利きの高智が入ることで攻撃のバランスが整います。敗れた第2戦は22点に抑えられただけに、全体の得点力アップで首位奪取を狙います。

また、5位からの逆転でプレーオフ進出をめざす湧永製薬は、3位・豊田合成とのホーム戦。こちらも両チームにとって大きな意味を持つ一戦になります。アウェイの合成はこの試合で引き分け以上ならば、初のプレーオフ進出が決まります。対する湧永は1試合消化の多い4位・大同と勝点4差という状況ですが、直接対決はもう残されていないため、この試合を落とすと4位以内が遠のきます。まずは合成に勝って逆転進出に望みをつなげられるか。合成は得点数の多さ、湧永は失点数の少なさがリーグトップクラス。自分たちのよさを出せた方が勝利に近づけるでしょう。

大崎は東(写真)、村上のGKコンビが首位決戦のカギに

大崎は東(写真)、村上のGKコンビが首位決戦のカギに

 

 

女子もプレーオフ行きとなる4位以内をかけた戦いが白熱してきました。前週、オムロンに逆転勝利を収めた三重は、今週も4位以内を争うライバルとの直接対戦になります。ほかのカード含め、今週の結果次第では2年連続のプレーオフ行きが決まる重要な一戦に。
対戦相手のソニーに対してリーグ戦では2連敗しているものの、日本選手権では競り勝ち4強入りを果たしました。6連勝中の勢いを胸に、今シーズン15勝目を狙います。
三重とは対照的にソニーは苦しんだ前週でした。大阪ラヴィッツには1点差の辛勝、そのあとの飛騨高山ブラックブルズ岐阜戦では攻撃が機能せず手痛い敗戦を喫しました。この悪い流れを引きづらず、気持ちを切り替えて三重との戦いに臨めるかが1つのポイントになるでしょう。気をつけたいのは試合の立ち上がり。相手DFをしっかり攻略してシュートまで持っていくこと、そしてバックチェックを徹底して相手に速い展開での得点を簡単に許さないことが重要になるでしょう。

この三重、ソニーを追う5位のオムロンは、首位の北國を迎えます。今シーズン最後のホームゲームになるので、ファンの後押しを受けて女王に土をつけたいところ。持ち味の粘り強いDFから試合を作れれば、年末の日本選手権の再現は決して不可能ではないでしょう。

6位以下の順位争いも終盤戦に入り、激しさを増しています。
今週は6位・HC名古屋-7位・飛騨高山ブラックブルズ岐阜、8位・大阪ラヴィッツ-9位・プレステージ・インターナショナル アランマーレの2カードが行なわれます。

名古屋は今週の試合を制すと6位確定に大きく近づきます。順位逆転を狙う飛騨高山は前週、ソニーに勝利するなど調子は上向き。大阪、アランマーレの新規参戦チーム同士の対戦はこれが第3戦。ここまで大阪が2勝という状況ですが、アランマーレは意地を見せられるか。

毎週、順位が入れ替わったりと、プレーオフ争いに加えてこちらも見逃せない戦いになっています。

ソニー・川村はチームの得点源。攻撃陣をけん引してチームを勝利に導けるか

ソニー・川村はチームの得点源。攻撃陣をけん引してチームを勝利に導けるか

 

今週の試合もJHL公式動画配信サイト『JHL TV』でライブ配信されます。各チームの情報や、今シーズンの詳細日程は、JHL公式ホームページからご確認を。

 

JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト:http://www.jhltv.com


カテゴリー: JHL
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