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2009年7月30日

冷や汗!インターハイ

 全国小学生大会を皮切りに全日本マスターズ、そしてインターハイ取材と、いよいよ我が編集部もスタッフを総動員しての臨戦体制に突入しました。
 さて、数あるインターハイ取材の中でもっとも印象に残っていると言えば、1993(平成5)年の栃木大会でしょうか。先日のノム氏の書き込みに97年の京都大会で過酷な3コート取材を経験したとありましたが、私の場合もその栃木大会で同じく3面コートの取材を、それも急きょ担当することになりました。
 とういうのも、大会2日目から雨天のために予定されたアウトコートの試合がすべてインドアに変更となったからです。
 雨天時用の会場は国学院栃木高校の3コートと、ほかに2会場各1コートで、我がスタッフは3人のみ。自ずと最年長の私が国学院栃木会場を担当することになったわけですが、なにせ同校の第1体育館と第2体育館(2階建てでアリーナが1面ずつ)の移動は坂道を急いでも5分ほどかかり、走ったり階段を駆け上がったりしながら同時進行の3試合を取材するのですから、目が回るほどの忙しさでした。
 なんとか各試合もれなく写真を抑えるだけでも必死で、試合後のコメントも最小限抑えようと動き回りましたが、そんな中で大失敗をやらかしましてしまいました。
 前半で5点のビハインドをつけられたチームの監督さん相手に、他コートの取材から戻ったあとで「先生、今日は残念でしたね」と声をかけると、不思議そうな顔をした監督さんから、なんと「ウチは勝ったんですけど…」と言葉が返ってきたのです。
 前半の劣勢から見て、てっきりそのチームが負けたものと思い込んでしまったミスでした。「気にしないでください。勝ったんですから」と言ってくれたその監督さんの温情に救われたというものの、冷や汗が背中をびっしょりと濡らしていました。
 それからは、どんな戦況だとしても、会場移動などで試合が見られない自分の状況を説明してから話をうかがうようにしています。
 ともあれ、選手たちにとってインターハイはかけがえのない大舞台。この京都大会も、思いこみや甘い判断に流されることなく、気合いを入れて取材にあたりたいと気を引き締め直しています。


カテゴリー: 高校
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