2015年7月20日
リオデジャネイロ(リオ)・オリンピック出場をめざす「おりひめジャパン」こと日本女子代表が、栃木県足利市で必勝祈願と中高生を対象とした講習会を行ないました。
18日午前中に行なわれた足利織姫神社での祈願のようすはこちら。
同日、午後からは足利高校体育館にて、おりひめジャパンによる講習会が開かれました。
栗山雅倫監督が中高生に練習のポイントを伝え、選手たちが実演をしました。
この日の内容は基礎練習に始まり、ノーボールでの3対3へ。「声は技術です」と栗山監督はDFが声で味方に状況を伝えることを大切と教えていました。
短い時間の中でパス、シュート練習までこなしました。
その中で、中高生に「前に向かいながらパスを受ける」「パスは相手の顔の近くに」など基本的なことをていねいに教えます。
また、普段見る機会がない日本代表選手たちのプレーに高校生たちは目を輝かせながら見ていました。
こうしたリアクションを直で感じられるのも講習会のいいところ。
1時間にも満たない講習会でしたが、高校生にとって貴重な経験になったでしょう。
最後はおりひめジャパンに記念品が渡されました。
キャプテンの本多恵選手は足利市との2日間の交流を終え、「こうした機会に足利市に来られてよかった。今日だけでなく、次もこうしたことをしていきたい」と話しました。
指導を受けた足利高校のキャプテン長江柚樹くんは「基礎練習から大変だったけど、内容はわかりやすかったです。オリンピックへ行ってほしいです」と充実した表情でした。
また、栃木女子高校の稲葉直生さんはGK陣から指導を受けました。「普段、日本代表選手から話を聞けないので、うれしかったし、勉強になりました」と笑顔いっぱい。現役時代はGKだった栗山監督に7mTのコツも聞いて参考になったようで、「(オリンピック予選の)応援に行きたいです!」とすっかりファンになっていました。
短い時間での準備でしたが、足利市役所の助けもあり、無事に2日間の訪問を終えることができました。
こうした交流がおりひめジャパンの新たなパワーになること間違いなし。10月の決戦に心強い味方がまた1人できました。
おひりめジャパンはこのあとも国内合宿を継続し、夏には海外遠征を予定しています。