2009年12月14日
第19回世界女子選手権は12月13日にメインラウンド2日目を終了、上位進出をめぐって激しい戦いが繰り広げられた結果、グループ1はロシア、フランス、デンマークが3勝1敗で並び、ファイナル4の行方は15日のロシア-デンマーク、フランス-オーストリア戦の結果によることになりました。
13日の試合でロシアに24-23と競り勝ったフランスが、このまま勢いに乗ってオーストリア戦をものにするか。またフランス戦に惜敗したロシアとアンゴラに思わぬ敗戦(23-28)を喫したデンマークの両国が、どう敗戦のショックからどう立ち直って大一番に臨むかに注目が集まります。
それにしてもデンマーク戦でみせたアンゴラの高い身体能力、とくにフットワークを生かしたアグレッシブなディフェンス力には驚かされました。
グループ2では、スペインがルーマニア戦のタイムアップ間際に劇的な決勝ゴールを奪って3勝1分とし、ノルウェー戦を待たずしてファイナル4進出を決定。韓国は北京オリンピックの女王ノルウェーに1点差勝ちしたものの、惜しくもハンガリー戦を引き分けて2勝1分1敗とし、3位につけています。韓国がファイナル4に勝ち上がるためには、残るルーマニア戦に勝ち、スペイン-ノルウェー戦の結果を待つことになります。
上位国の争いは、まさに1点を争う紙一重の戦いが続出するだけに、どんな熱戦ドラマが待っているか興味津々といったところです。
メインラウンドの順位は以下の通り(12月13日現在)。
〈グループ1〉
①ロシア3勝1敗
②フランス3勝1敗
③デンマーク3勝1敗
④オーストリア1勝3敗
⑤アンゴラ1勝3敗
⑥ドイツ1勝3敗
〈グループ2〉
①スペイン3勝1分
②ノルウェー3勝1敗
③韓国2勝1分1敗
④ルーマニア2勝2敗
⑤ハンガリー2分2敗
⑥中国4敗
なお、13位以下を争うプレジデントカップに回った日本は、カザフスタンに33-17と快勝したあと、アルゼンチンに24-25と惜敗したものの、コートジボワールに32-31と競り勝ち、15日の15-16位決定戦に臨むことになりました。
写真はデンマークから白星を奪ったアンゴラの歓喜のシーン(IHF)