2010年5月20日
“義足のハイジャンパー”鈴木徹さんが監督に就任してチームを結成した駿河台大が、今春の関東学生リーグにデビュー。5月16日に終了した7部リーグを全勝で駆け抜けて6部昇格を果たしました(http://www.asahi-net.or.jp/~zb3m-knk/2010Sm7.htm)。
駿河台大は1年生ばかり11人という超フレッシュなチーム。インターハイなど全国キャリアのあるメンバーも多くおり、順位決定戦を含む8試合のほとんどを50点以上のハイスコアをたたき出しての大勝と、堂々の快進撃ぶりでした。
チームの始動は3月初旬。顔合わせもそこそこに練習をスタートし、何度かトレーニングマッチをこなしてリーグ戦に臨んだ駿河台セブン。「ディフェンスはまだまだですが、試合ごとにいいプレーがたくさん出るようになりました」と鈴木監督は満足そうな表情で初陣のリーグを振り返りました。
体力や走力アップなど単調になりがちな苦しいトレーニングも楽しくやる、というのが鈴木式練習法。短期間ながら各選手の上達ぶりはめざましいものがあり、1日に2試合が組まれたハード日程も楽々とこなしていました。
今後も順調にステップアップすれば、今の1年生が4年生になった時に1部昇格のチャンスが巡ってきます。「そう甘くはないでしょうが、私を含めた選手全員の目標でもあり、4年間での1部昇格にチャレンジしたいです」と鈴木監督はきっぱり。
チームワークもよく「自分たちで時代を作る」という気概がありありの選手たち。しかし、ユニフォームを脱げば、みんな明るい現代っ子。ハンドボールとキャンパスライフを楽しむ姿に好感が持てました。
そんな駿河台大チームを本誌でも近々特集する予定。どうぞお楽しみに!
(写真はリーグ得点王となった和田クン=駿台甲府高出身)