2016年3月4日
11月に開幕した第40回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、ここまで男女ともに2チームがプレーオフ進出を決めています。男子は大崎電気とトヨタ車体。女子は北國銀行とオムロン。そして3位以下は大混戦になっています。
まずはここまでの順位を確認しましょう。
【男子順位】
1:大崎電気 12勝1分1敗 勝点25
2:トヨタ車体 10勝1分2敗 勝点21
3:トヨタ自動車東日本 9勝4敗 勝点18
4:大同特殊鋼 8勝1分5敗 勝点17
5:湧永製薬 8勝1分5敗 勝点17
6:琉球コラソン 6勝7敗 勝点12
7:豊田合成 5勝10敗 勝点10
8:トヨタ紡織九州 3勝12敗 勝点6
9:北陸電力 15敗 勝点0
【女子順位】
1:北國銀行 11勝 勝点22
2:オムロン 8勝2敗 勝点16
3:飛騨高山ブラックブルズ岐阜 4勝2分4敗 勝点10
4:ソニーセミコンダクタ 4勝1分5敗 勝点9
5:広島メイプルレッズ 4勝6敗 勝点8
6:三重バイオレットアイリス 3勝1分7敗 勝点7
7:HC名古屋 10敗 勝点0
男子は6位・琉球までプレーオフ進出の可能性を残しています。女子は残り2枠を飛騨高山、ソニー、広島が争います。
5、6日に行なわれる第14週の日程は以下のとおりです。
【第14週日程】
・3月5日(土)
宮城・フラップ大郷21
12:00~ 琉球コラソン-大同特殊鋼
14:30~ トヨタ自動車東日本-トヨタ車体
岐阜・下呂交流会館
13:00~ ☆飛騨高山ブラックブルズ岐阜-オムロン
・3月6日(日)
岩手・花巻市総合体育館アネックス
10:00~ 湧永製薬-トヨタ車体
12:00~ トヨタ自動車東日本-琉球コラソン
14:00~ 大崎電気-大同特殊鋼
三重・三重交通G スポーツの杜鈴鹿体育館
14:00~ ☆三重バイオレットアイリス-HC名古屋
鹿児島・霧島市国分体育館
14:00~ ☆ソニーセミコンダクタ-広島メイプルレッズ
☆=女子
男子は現在3位につけている東日本が、初のプレーオフに王手をかけています。今週の2試合で連勝を飾ると、無条件で4位以内が確定します。しかし、その相手は車体と琉球。両チームとも一筋縄にはいきません。とくに車体とは第1戦で18-36と大差をつけられるなど、今シーズンは3戦3敗と苦手な相手。1点差だった国体のように、序盤から食らいつき、相手の退場を活かせれば、勝利も近づくでしょう。地元の後押しもほしいところです。
翌日の琉球戦も気が抜けません。第1戦は5点差で勝利したものの、琉球に趙顯章が加わった日本選手権では、延長戦の末、屈しています。この試合の注目ポイントは、棚原、趙顯章の琉球自慢の大砲と、今シーズンは安定した活躍を見せる東日本の守護神・関口の対決です。
その琉球と、5位・湧永はプレーオフの可能性を残していますが、自力での4位以内は消滅しています。
琉球は残り3試合を3連勝して、さらに他チームの結果にもよります。負けられないプレッシャーの中、真価を発揮できるか。今週の2試合を乗り切りこるとができれば、最終戦は地元・沖縄での試合となるので、大逆転もありえます。そのためにもまずは大同、東日本との連戦を勝ち切ることが必要です。
湧永は残り2試合。今週の車体戦と、次週アウェーの琉球戦です。レギュレーションの関係で、東日本、大同と勝点で並んでも上位にいけないため、不利な状況ですが、車体に勝利できればチャンスあり。ただし、試合開始時間が10時と異例の早さ。コンディショニングも重要な要素になってくるでしょう。
3位の大同は、今週の2試合でひと足先にレギュラーシーズンを終えることに。まだプレーオフ進出を決めていない状況なので、最低でも1つは勝利したいところ。
プレーオフでは無類の強さを発揮している大同ですが、その前につまづくわけにはいきません。
貴重な勝点を着実に積み上げるのはどのチームか。プレーオフに向けて白熱する、重要な週末になることでしょう。
女子は3試合。リオデジャネイロ・オリンピックの世界最終予選へ出場する日本女子代表は、今週からのリーグ戦を欠場するので、代表選手を送り出すチームは、総合力が問われます。
3位につける飛騨高山は、男子の東日本同様、初の駒沢行きまであと1勝というところまで来ました。
オムロン戦は、いまだ未勝利ですが、ここで勝点2を得られれば、リーグ加入3年目にして結果を残すことになります。やはりDFが勝負のカギになるでしょう。相手を20点以内に抑えることができれば、飛騨高山に勝機も見えてくるはずでしょう。
また、4位・ソニーと5位・広島が直接対決を迎え、両チームともに日本代表選手を欠く中での試合となります。ソニーはここで勝利できれば、4位以内が確定。逆に広島が勝利すると、順位が入れ替わり、最終週で決着がつくことになります。
男子と同じく女子も大混戦。飛騨高山が新しい風を起こすのか、それともソニー、広島が意地を見せるのか。
第14週の各試合は公式動画配信サイト『JHL TV』で全試合インターネット配信されますが、5日の飛騨高山-オムロン戦は会場の都合により、ライブ配信はされないとのこと。試合後には録画されたものがアップされるようです。
JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp
JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official
JHL TV公式サイト:http://www.jhltv.com