2016年5月29日
6月27日から7月3日までスペインで開催予定の第23回世界学生選手権。この大会に出場する女子の代表が東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で第1回強化合宿を行ないました。
指揮官には、現在、全日本インカレ3連覇中の女子・大体大を率いる楠本繁生監督が就任。メンバーは楠本監督の指導を知る大体大の選手、OGを中心に大学3年生から社会人2年目までの16人が招集されました。
今回の合宿は、第1回ということもあり「どういった戦いをしていくか、全員を1つの方向に向けること」(楠本監督)を目的とし、トレーニングに取り組みました。
合宿最終日は2対2などで攻守において動きを確認したのち、1ゲーム15分の紅白戦を行うと、紅白戦では男性スタッフをメンバーに加えたことで、体格差やパワーの差を実感。実際に大会で待ち受ける海外の選手の力強さや、身体の大きさをイメージしながらの練習になりました。
練習後、「こういった練習をとおして、世界の選手と比べると劣っている体格やパワーの面を克服し、全員で作って攻めて、全員で守っていきたい」と大会へ向け意気込んだキャプテンの大山。楠本監督も「選手たちの次につながるような大会になれば」と話し、2020年の東京オリンピックでの活躍も期待される世代なだけに、選手たちが大きな成果を持ち帰ることを期待していました。
今後は北國銀行で2度合宿を行ない、開催地・スペインへ乗り込みます。
【合宿参加メンバー】
大山真奈、茶圓遥(北國銀行)、石井優花(オムロン)、板野陽、堀川真奈(広島メイプルレッズ)、河嶋英里、角南果帆(三重バイオレットアリス)、秋山なつみ、松本ひかる、馬場敦子、北原佑美、佐原奈生子、徳永千紘(大体大)、三田未稀(東女体大)、岩渕いくみ(日体大)
【チームスタッフ】
監督:楠本繁生(日本ハンドボール協会)
コーチ:齊藤慎太郎(日本ハンドボール協会