2016年11月24日
男子第59回、女子第52回全日本学生ハンドボール選手権は23日、最終日を迎え男女決勝戦が行なわれました。
結果は以下のとおりです。
【男子決勝】
国士大 34-26 明大
【女子決勝】
大体大 27-17 東女体大
男子の決勝は6年ぶりに王座奪還をめざす国士大と初優勝をかけた明大の戦いに。国士大が斉藤と佐々木で開始早々2連取し、それを明大が追いかけますが、国士大はキャプテンのGK小峰が好守でチームに勢いを与え、9分には8-3と5点差をつけました。その後は明大がエース吉野を厚く守られながらも、門間や中川、山田の下級生らが奮闘し13-16と3点差にして後半へ。
その追い上げムードを後半も保った明大は後半12分に21-22と1点差にまで詰め寄りましたが、ここでも国士大GK小峰がナイスセーブを連発。国士大はピンチをしのぐと、攻撃陣も再び加速し、齊藤や安倍、玉川らで得点を積み上げて明大の追撃を振り払い、34-26で6年ぶりの優勝へ突き進みました。
女子は前回大会と同じ大体大-東女体大という組み合わせに。試合序盤で抜け出したのは大体大。エース佐々木のロングシュートを皮切りに一気に4連続得点し、その後も攻めあぐねる東女体大を横目に前半13分までに10-2と大量リードを奪いました。そこで東女体大はタイムアウトをとり態勢を整えると、前半15分から大体大DFを切り崩して7点を奪い、さらに失点を3に抑えて9-13として前半をターン。後半に入ってもじりじりと追い上げる東女体大は、GK中村を中心に大体大の得点を封じながら、OFでは三田、佐々木らで得点して10分14-16と追い上げました。しかし、そこから三田が7mTを外すなど絶好のチャンスをものにできず、大体大が再び勢いを取り戻します。松本がサイドからポストに走り東女体大DFの裏をついて得点したり、積極的なけん制からボールをカットして速攻につなげたりと、試合終盤にかけどんどんと勢いを増して終わってみれば27-17と大差で決着をつけました。これまで3年連続で大会を制してきた大体大が4連覇を達成しました。
全試合が終了後、表彰式が行なわれ優秀選手と特別賞が発表されました。
【男子優秀選手】
小峰大知(国士大)
安倍竜之介(国士大)
玉川裕康(国士大)
吉野樹(明大)
門間優次郎(明大)
原田一沙(中大)
杉岡尚樹(中大)
【男子特別賞】
斎藤大生(国士大)
山田信也(明大)
【女子優秀選手】
馬場敦子(大体大)
松本ひかる(大体大)
秋山なつみ(大体大)
佐々木春乃(大体大)
近藤万春(大体大)
尾﨑佳奈(東女体大)
中村桃子(東女体大)
【女子特別賞】
三田未稀(東女体大)
岩﨑成美(筑波大)
林美里(桐蔭横浜大)
決勝戦を戦った男子・国士大、明大、女子・大体大、東女体大は12月20日から行なわれる日本選手権に出場します。
全日本インカレの詳細は、日本ハンドボール協会HPにてご確認ください。