2014年10月3日
10月2日、アジア大会ハンドボール競技は最終日を迎え、メダルをかけた男子3位決定戦と決勝戦が行なわれました。
バーレーンとイランがぶつかった3位決定戦は、互いに一歩も譲らず前半から試合は拮抗。前半を1点リードで折り返したイランは、後半6分には18-14と、抜け出します。しかし、バーレーンは粘り、じわりじわりと差を詰め、後半14分に20-20と並ぶと、ここから精彩を欠いたイランのスキをつき、一気にたたみかけ28-25で逆転勝利を収めました。
バーレーンは5回目の出場で初のメダル獲得です。
イランはバーレーンDFのプレッシャーに負けず攻め続けたが、終盤は決め手を欠いた
逆転勝利に沸くバーレーンの選手たち。球技でのメダル獲得は同国史上初
そして金メダルをかけた決勝は、地元で女子とのアベック優勝を狙う韓国と、初優勝をめざすカタールの戦いに。
出だしこそは、ホームの雰囲気に後押しされて積極的に戦う韓国ですが、力のあるカタールに思うようなプレーをさせてもらえません。GK李東明の好守に助けられたり、地元の意地で粘りますが、それも後半15分ごろから続かなくなります。残り7分で5点を奪われた韓国は2点しか取り返せず、21-24で大会連覇を逃しました。
一方、カタールは初のアジア大会制覇に歓喜の声をあげました。来年1月には、地元での世界男子選手権を控えるカタールにとって、最高の結果になりました。
韓国・李東明が好セーブを連発したが及ばず
金メダルをかけて喜ぶカタール
以上の結果から上位4チームの成績は
優勝:カタール
2位:韓国
3位:バーレーン
4位:イラン
となりました。
これをもって、アジア大会ハンドボール競技は閉幕。
次回、2018年に行なわれる第18回アジア大会はインドネシア・ジャカルタで開催されます。
詳細は日本協会ホームページまたは大会ホームページでご確認ください。
日本協会ホームページ
http://www.handball.jp/games/2014/asian_games/2014asian_games17th.html
大会ホームページ
http://www.incheon2014ag.org/index