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2018年3月30日

雪辱果たし大分が初制覇 高校センバツ女子決勝結果

第41回全国高校ハンドボール選抜大会(高校センバツ)は、29日の大会最終日に女子決勝が行なわれました。大分(大分)と浦添(沖縄)の九州決戦は、相手のDFに対応した大分に軍配が上がり、見事に初優勝を飾りました。

決勝の結果は以下のとおり。

 

【女子決勝結果】
大分 26(15-9, 11-12)21 浦添
※大分は初優勝

 

2月の九州ブロック予選決勝と同じカードになった決勝戦。その時は浦添が24-23で勝ちましたが、前日の準決勝で大黒柱の伊波が負傷退場。この穴をどのように埋めるかがポイントになりました。
注目の立ち上がりは浦添が先行します。伊波の代わりにバックプレーヤーに入った松本らが憶せず攻めて12分6-4。神谷をトップに据えた5:1DFもよく機能しました。
大分は高山、山田の2年生コンビを中心に反撃に転じます。山田のサイドシュート、高山のカットインで同点に追いつくと、14分には清水の速攻で逆転。このあとも広くなったライン際をセンター清水の配球から効果的に攻めて16分から4連取で完全に主導権を握りました。

後半に入っても大分の流れは変わらず、DFからの速攻で加点し16分には22-10と大量12点差をつけました。浦添が6:0DFにしても対応し、左腕・髙橋(唯)がミドルシュートを突き刺しました。

後半開始から16分間でわずか1点しか奪えなかった浦添でしたが、ここから息を吹き返して一気に6連取。相手のミスから比嘉(清)らが速攻を決めてどんどんと差をつめていきます。さらに21分から23分にかけて3連打で19-23。同点にまで持ち込めるチャンスを作り出しました。

追い上げられ苦しくなった大分でしたが、底力を見せます。粘り強く守り切り、浦添に得点を許しませんでした。そして24分過ぎ、右バック髙橋(唯)からポストの髙橋(舞)へパスが通り再び4点差に。双子らしく息のあったプレーを見せました。さらに残り時間が2分を切ってから清水がカットインを沈め、浦添の追撃を振り切りました。山田のゴールで締めくくり、26-21で試合終了。チームにとっても、大分県勢にとっても初となる高校センバツのタイトルを勝ち取りました。

ゲームをコントロールしながらカットインで得点も奪った大分・清水

ゲームをコントロールしながらカットインで得点も奪った大分・清水

 

伊波の代わりにバックプレーヤーに入った浦添・松本。立ち上がりはミドルシュートでチームを盛り上げた

伊波の代わりにバックプレーヤーに入った浦添・松本。立ち上がりはミドルシュートでチームを盛り上げた

 

競技終了後の閉会式では、個人表彰が発表され、大分の司令塔・清水が最優秀選手賞に輝きました。

 

【女子個人表彰】
・最優秀選手
清水愛果(大分)

・優秀選手
三浦那生(大分)
高山彩音(大分)
髙橋唯(大分)
比嘉清香(浦添)
松岡真子(浦添)
大岩知世(名経大市邨)
岡田彩愛(高水)

 

新チーム初の全国大会は大分の優勝で閉幕。ここからか各チーム、夏のインターハイに向けてスタートしていきます。

今大会の熱戦のもようは、『スポーツイベント・ハンドボール2018年5月号』(4月20日発売)にてお伝えします。


カテゴリー: 高校
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