2018年5月20日
福井で開催されている第8回全日本社会人選手権は大会4日目(19日)を迎え、男女決勝リーグの2戦目が行なわれました。男子は大崎電気、女子は北國銀行が勝利し、互いに2勝で単独トップに立ちました。女子のオムロンは前半のリードを守り抜き、1点差でソニーセミコンダクタマニュファクチャリングを退けました。
まずは4日目の結果です。
【男子決勝リーグ】
大崎電気 31-26 トヨタ紡織九州
トヨタ車体 36-20 大同特殊鋼
【女子決勝リーグ】
オムロン 17-16 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
北國銀行 32-19 広島メイプルレッズ
【男子5位決定戦】
豊田合成 27-24 トヨタ自動車東日本
【男子7位決定戦】
琉球コラソン 23-22 北陸電力
【女子5−8位リーグ】
大阪ラヴィッツ 23-20 香川銀行T・H
JJ.GANG 20-14 プレステージ・インターナショナル アランマーレ
男子決勝リーグでは、大崎電気が個々の高い攻撃力でトヨタ紡織九州DFを崩しました。紡織にDFからの速攻で連取を許す場面もありましたが、落ち着いて対応し決勝リーグ2勝目をあげました。
前日に紡織に勝利し、大会連覇に向け好スタートを切った大同特殊鋼でしたが、トヨタ車体との試合は立ち上がりから苦しい戦いに。OFでは相手GKの好守に阻まれ得点が伸び悩み、DFでは朴重奎の抜けた穴をカバーできずズルズルと後退。最後まで流れをつかめず、20−36と大差をつけられました。快勝を収めた車体は決勝リーグ初勝利。これで2勝の大崎が単独トップに。1勝1敗で大同、車体が続きます。
女子はオムロンが粘り強いDFでソニーの攻撃をしのぎ、決勝リーグ初白星を収めました。前半を12−8と主導権を握ったオムロンは終始優位に試合を進めました。残り4分17−14から2人退場者を出してしまい、ピンチを迎えましたが、チーム一丸となってこのリードを守り抜き、1点差(17−16)で逃げ切りました。
4連覇中の北國は前半を16−13と先行しましたが、攻守ともにかみ合わない場面も。しかし、後半に持ち味であるDFを修正。守って速攻が機能して、次々にシュートを決めるなど、女王らしい対応力の高さを見せて広島メイプルレッズを突き放しました。男子同様、女子も北國が2勝で首位に立ち、ソニー、オムロンが1勝1敗となっています。
そのほか豊田合成は後半、逆転に成功しトヨタ自動車東日本を下して5位に。7位決定戦の琉球コラソン-北陸電力は、1点差で琉球が勝利しました。この結果、5位・合成、6位・東日本、7位・琉球、8位・北電となりました。
女子5−8位決定リーグは地元のJJ.GANGが5位にランクイン。9月の福井国体に向けて弾みがつく結果となりました。6位からは大阪ラヴィッツ、香川銀行T・H、プレステージ・インターナショナル アランマーレの順になりました。
大会最終日は男女の決勝リーグ4試合が行なわれます。新シーズン初のタイトルを獲得するチームは果たして。
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