2015年1月31日
第24回世界男子選手権もいよいよ大詰めです。
大会15日目は準決勝と5−8位決定予備戦が行なわれました。
5−8位決定予備戦はドイツとクロアチア、デンマークとスロベニアが対戦。
クロアチアが28−23で、デンマークが36−33でそれぞれ勝利し、連戦となる大会16日目に最終順位決定戦を戦います。
準決勝は、まず地元カタールとポーランドが対戦。
序盤はポーランドがリードして試合を進めますが、前半22分からの3連打でカタールが逆転に成功すると、後半はGKサリッチが好セーブ連発を連発。ポーランドも簡単なミスからチャンスをたびたびフイにして、ファイナルスコア31−29でカタールが勝利しました。
「ホームアドバンテージ」がなかったとは言えませんが、カタールは数的不利でも得点をもぎ取ったり、攻守にわたって非常に高い集中力を発揮していることは間違いなく、そこにサリッチというワールドクラスの選手が組み合わさって、もはやアジアレベルではないチームになっています。
もう1つの準決勝は、近年の国際大会で毎回名勝負を繰り広げるフランスとスペインの戦い。
激しい肉弾戦と高いテンションの試合は、フランス・オメイエール、スペイン・バルガスの両GKの好守がめだちました。
なかでもオメイエールのデキは素晴らしく、この試合を通したセーブ率は48%という驚異的なもの。最終的にフランスが勝利しましたが、彼の存在が試合を決めたといっていいでしょう。
この結果、決勝はカタール対フランスという組み合わせに。決勝と3位決定戦は大会最終日、2月1日に行なわれます。
カタールが勝てば、リオデジャネイロ・オリンピック出場がこの時点で決まり、アジア予選には参加しないことになります。
大会16日目の組み合わせなどはこちらから。
ライブ視聴は→http://www.qatar2015live.com/watch-live
終了した試合のダイジェスト映像も観られます。