JHL第９週展望　大崎、オムロンの首位奪取なるか | 編集部ブログ | スポーツイベント・ハンドボール編集部スタッフが取材のこぼれ話などをつづります

2016年1月29日

JHL第９週展望　大崎、オムロンの首位奪取なるか

11月から熱戦が続いている第40回日本ハンドボールリーグ（JHL）が１月30日、２月２日に第９週を迎えます。

女子はここまで３～５試合を消化し、５連勝で北國銀行が首位。４連勝のオムロンが追い、５位ながら飛騨高山ブラックブルズ岐阜が中位陣をかき乱しています。
前週から再開した男子は大崎電気とトヨタ紡織九州が勝利しました。

第９週の日程と対戦カードは以下のとおり。
【第９週日程】
・１月30日（土）
埼玉・和光市総合体育館
14：00～　大崎電気－トヨタ紡織九州

福井・北陸電力福井体育館フレア
14：00～　北陸電力－湧永製薬

愛知・ブラザー体育館
14：00～　ＨＣ名古屋－三重バイオレットアイリス

広島・東区スポーツセンター
14：00～　広島メイプルレッズ－ソニーセミコンダクタ

熊本・山鹿市総合体育館
14：00～　オムロン－飛騨高山ブラックブルズ岐阜

・２月２日（火）
熊本・山鹿市総合体育館
18：00～　オムロン－ソニーセミコンダクタ

男子は２試合が予定されており、前週勝利した大崎－紡織が直接対決。大崎は北電戦で37－23と快勝を収めました。この試合で勝利すると、首位トヨタ車体と勝点で並び、直接対決で勝利しているため、大崎が首位に立ちます。日本代表選手不在の中でも全員で得点を奪うなど層の厚さは変わりません。
対する紡織は、開幕５連敗と苦しみましたが、直近３試合はすべて勝利と調子を上げてきています。大崎とは今シーズン初対戦。白星を飾り、プレーオフ争いに踏みとどまれるか。

大崎・岩永がチームをまとめ、首位奪取を狙う

北電はホームで湧永と対戦。１戦目は、18－34と突き放されました。ケガ人などでチーム状態は決してよくはないですが、連敗ストップをめざします。
湧永は年末の日本選手権で早大に敗れ初戦敗退と、こちらも苦しい状況なだけに、勝利で勢いづきたいところでしょう。
両チームともにサイドプレーヤーが軸になるので、サイドの攻防に注目です。

女子は４試合。愛知では名古屋と三重が激突します。名古屋は序盤の２試合こそ18点、20点を奪いましたが、徐々に苦しい時間が増えています。攻撃停滞の打開が課題です。三重は接戦でいい内容が続いているも、試合終盤に失速し、ここまで４連敗を喫しています。ただ、いずれも上位陣との戦いだったため、ここからが勝負になるか。両チームとも、まだ今シーズン初勝利を手にしていないだけに、勝点２が欲しいところ。

３位・広島は先週に続きホームでの試合となります。新エース候補として期待されていた笠木が負傷のため、今シーズン中の復帰は微妙なところ。その分、出番を得た加須屋が好調でチームを引っ張ります。第８週の２試合では17得点とキレのあるシュートをゴールに突き刺しました。加須屋の活躍がキーになることは間違いないでしょう。
対戦相手のソニーは調子が上がらず苦しい試合内容になっています。こうした状況ではなにかしらの“きっかけ”が必要に。もちろん、それは勝利が一番でしょう。

攻撃の軸として期待される広島・加須屋

北國を追いかけるオムロンは、地元で２連戦を迎えます。ここで連勝を飾れば暫定で首位に立ちます。
30日に好調の飛騨高山と対戦。そして２月２日にソニーと戦います。
飛騨高山戦の注目ポイントとしては、吉田、松尾の２枚看板が、飛騨高山のＤＦ、そして守護神・田口を攻略できるか。
挑む飛騨高山は、第８週に広島から初勝利を奪い、勢いに乗ります。オムロン相手にも終盤まで食らいついていきたいところ。そのためにも守りが重要になってくるでしょう。