2016年1月31日
1月15日から28日にかけてバーレーンで行なわれた第17回アジア男子選手権。この大会で3位に入り、3大会ぶりとなる世界選手権行きを決めた日本代表が30日に帰国しました。そして翌日31日には、ハンガリーで活躍する銘苅淳選手(ニーレジハーザ)が、ハンドボールのウェアブランド『インパル』のショップ「IMPAL BRIGE」を訪れ報告会が開かれました。
急な開催決定にもかかわらず、この日は店舗に入れないほどのファンが集まりました。
また、銘苅選手の呼びかけにより同じ日の丸を背負いアジア選手権を戦った東江雄斗選手(早大)、徳田新之介選手(筑波大)もイベントに参加しました。
即席のサイン会も行なわれ、プロ選手として活躍する銘苅選手は笑顔で受け答え。東江、徳田選手はこうしたイベントは初めてということもあって少々緊張しているようすでした。
訪れたファンとの交流のあとは、それぞれがアジア選手権の感想やファンからの質問に答えていました。
銘苅選手は「たくさんの人が応援してくれて、本当に力になりました。エキサイティングな1ヵ月間でした」と感謝の気持ちでいっぱい。最終戦となったサウジアラビアとの3位決定戦後、ロッカールームで号泣していたそうで、そのあとに入ってきたオルテガ監督も涙を流していたと話してくれました。
追加招集ながら上々の日本代表デビューを飾った東江選手は「今までにないプレッシャーで落ち着いてプレーできなかったけど、それを経験できたのでもっとうまく、強くなれると思えた大会でした」と感想を話しました。そして「試合中、一番痛かったのはあっちゃん(銘苅選手)のハグ」と周囲の笑いを誘いました。
チーム最年少の徳田選手は「まだまだ日本代表のレベルでプレーできていなかったので、まずは学生界で『徳田が一番』というプレーをしていきたいです」と大きな刺激を受けたようす。大会前には、3人でバックプレーヤーをやれたらいいねと話していたようで、それが実現できたのが「うれしかったですね」と笑顔で話していました。すかさず銘苅選手は「非常にクリエイティブだったね」と自画自賛していました。
ここでしか聞けない貴重な話満載で駆けつけた方は満足できる時間になったことでしょう。
銘苅選手は「選手に興味を持ってもらいたいし、たくさんの人に応援してもらっているという自覚も感じられる。すごくいい機会でした」とファンとの交流を楽しんでいました。銘苅選手は息つく暇もなく、この日の深夜便でハンガリーへ飛び立ち、所属チームに合流しました。