2016年12月26日
第68回日本選手権は25日に最終日を迎え、駒沢体育館にて男女決勝戦が行われました。
結果は以下のとおりです。
【女子決勝】
オムロン 28(12-13、12-11、2-1、2-0)25 北國銀行
【男子決勝】
大崎電気 31(16-14、11-13、1-2、3-1)30 トヨタ車体
女子決勝は、5年連続で北國銀行とオムロンが顔を合わせました。
試合序盤はオムロンの堅守が光りました。北國・石野に先制点こそ奪われましたが、その後は北國OFに思うような攻撃をさせず、前半20分10-6と優位を保ちながら試合を進めていきました。
しかし、今シーズンも全日本社会人選手権、岩手国体でタイトルを獲得し、日本リーグでもここまで負けなしの北國が黙っているはずはなく、20分以降得点を積み上げられないオムロンを尻目に、田邉、鰍場らで得点し、13-12と1点リードで後半へ。
後半は、北國は右バック河田、オムロンはポスト永田を軸としながら一進一退の攻防を繰り広げた両チーム。23-24で残り2分を切りオムロン・永田が北國DFを振り切ってゴールを決めて同点とすると、試合は延長に突入しました。
延長戦では堅いDFで北國OFを守り切り、北國を7mTでの1点に抑えたオムロンが接戦を制し、2年ぶり18回目の優勝を決めました。
【女子最優秀選手賞】
永田しおり(オムロン)
【最優秀監督賞】
黄慶泳(オムロン)
連覇をめざすトヨタ車体と2年ぶりの王座奪還をめざす大崎電気との対決となった男子決勝は、終始拮抗した試合展開になりました。
試合中に離れた点差は最大で3点と、どちらもなかなか主導権を握り切れず、60分では勝負がつかなかったため試合は延長戦にもつれました。延長前半は高智が2得点したのに加え、GK松村が7mTをセーブして、29-28と車体が1点リードして延長後半へ。どちらも譲らず30-30の同点で迎えた延長後半残り1分、車体が7mTを獲得します。
ここで試合が決まるかと思われましたが、大崎GK木村が車体・藤本のシュートをセーブすると、このあとのOFで信太がシュートを決めて31-30。大同特殊鋼戦との準決勝と同じく終了間際に相手を振り切った大崎電気が、2年ぶり13回目の優勝を果たしました。
【男子最優秀選手賞】
信太弘樹(大崎)
【最優秀監督賞】
岩本真典(大崎)
日本選手権大会の模様は、1月23日発売の『スポーツイベント・ハンドボール2月号』でお伝えします。お楽しみに。