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2019年1月15日

大健闘も届かず 世界男子選手権第3戦

ドイツ、デンマークで共同開催中の第26回世界男子選手権。現地時間14日、日本男子代表・彗星JAPANは1次リーグ第3戦をヨーロッパ王者スペイン代表と戦い、GK甲斐の好セーブもあって奮戦しましたが、22−26で敗れ、3連敗となりました。

マケドニア、クロアチアに連敗を喫した日本。クロアチア戦では立ち上がりにうまくゲームに入れなかったことが響いて大敗を喫しましたが、この日は開始から攻勢に出ます。

7分までに渡部、元木、徳田の3連取と好スタートを切ると、ヨーロッパ王者も黙っておらず、3連打で同点に追いつかれると、ここからは一進一退の攻防に。日本はGK甲斐がサイド、速攻を止めまくり、前半を11−10とリードして終える大健闘を見せます。

15本のシュートストップを記録した日本・甲斐。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた

15本のシュートストップを記録した日本・甲斐。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた

 

しかし、後半、最初に流れをつかんだのはスペインでした。キャプテン・エントレリオスの連取ですぐに逆転すると、7分までに左腕ソールらの得点で16−12とリードを広げます。

劣勢に立たされた日本でしたが、前半同様、甲斐のセーブでそれ以上離されることなく、以降は2、3点差で踏みとどまります。攻めてはスピーディーな展開や、東江の個人技などで得点を重ねていく日本セブンの懸命な姿に、会場からも「ヤーパン!」(ドイツ語で日本の意味)とコールが起こります。

それでもスペインを焦らせるところまでは至らず、ポスト、サイドなど確率の高いシュートを確実に沈められて、22−26で敗れました。

日本DFに手こずったスペインだったが、焦らず確率の高いシュートへ持ち込んだ(写真はポストのフィゲラス)

日本DFに手こずったスペインだったが、焦らず確率の高いシュートへ持ち込んだ(写真はポストのフィゲラス)

 

日本は敗れはしたものの、会場からの大声援を背に好ゲームを披露し、その姿に試合後、会場からあふれんばかりの拍手が送られました。

マン・オブ・ザ・マッチにはセーブ率39%(セーブ15本/被シュート38本)を記録した甲斐が選ばれました。甲斐は「昨日(クロアチア戦)はやりたいことができなかったが、分析したコースにはしっかりいけていたので、そこからうまく修正して止めることができた。日本はGKが弱点と言われ続けていたので、今日のプレーは自信になる」とコメントしました。

[日本得点者]7点:徳田、3点:元木、2点:宮﨑、信太、吉野、東江、1点:笠原、成田、渡部、玉川

日本は3連敗となりましたが、わずかながら1次リーグ突破の可能性を残しています。第4戦の相手はここまで1勝2敗のアイスランド。ともに3位位内に入るために負けられない試合となります。アイスランド戦は現地時間16日15:30スローオフ(日本時間16日23:30)です。

 


カテゴリー: 世界, 日本代表
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