2019年1月17日
第26回世界男子選手権(ドイツ、デンマーク共催)に出場している日本男子代表・彗星JAPANは、現地時間16日、1次リーグ第4戦(対アイスランド)を戦いました。
メインラウンド(2次リーグ)進出のために、お互いに負けられない試合は開始から激しい攻防となりましたが、要所で日本にミスが出て21-25で敗戦。これで4連敗となり、1次リーグ敗退が決まりました。今日、17日には1次リーグ最終戦で同じアジアのバーレーンと戦います。
前戦(スペイン戦)で敗れはしたものの、内容には手応えを得た日本セブン。この日は7分2-5と先行を許しますが、DFでリズムをつかみます。
相手のシュートミスを誘い、GK陣も徐々に当たり始めると、前半17分に7-7と追いつき、前半残り2分の場面で逆転に成功します。パッシブプレーの予告が出る中、左バックの吉野が強引に突破。相手DFに当たられながらも絶妙なループを放ち、ゴールネットを揺らすスーパーゴール。
このあと、アイスランドに連取を許し、12-13とビハインドでハーフタイムを迎えますが、内容は互角。後半も激しい試合になることが予想されました。
後半、アイスランドは確率の高いサイド、7mTを軸に加点していきます。日本は後半10分にキャプテン信太をレッドカードで欠き、劣勢に立たされると、その5分後、2連取を許し16-19と3点差にされます。
勝利のために粘りを見せる日本は後半23分に吉野のサイドシュート、24分に渡部のクイックのミドルシュートが決まり、20-21と追い上げます。焦ったアイスランドはたまらずタイムアウトを請求。このタイムアウト明けの攻防は試合の流れを決める大事なシーンでしたが、緊迫した場面でもアイスランドのエース・パルマーソンは冷静でした。
日本DFのスキを見逃さず空いたスペースを突いて得点。その後も日本OFのミスから速攻を決めたアイスランドが25-21で逃げ切り、2勝目をあげました。
[日本得点者]4点:東江、3点:徳田、渡部、2点:宮﨑、部井久、吉野、門山、1点:笠原、成田、元木
日本は終盤まで競り合うも、勝負所でのプレー精度の差が出て一歩届かず。4連敗で5位以下が決まり、メインラウンド進出の可能性は消滅しました。
最後に残るのは同じアジア代表のバーレーン。「いい試合ではなく、どんな形でも勝つ」(渡部)と選手たちは連敗続きのバーレーンに借りを返そうと気持ちを切り替えています。勝利で1次リーグを終え、プレジデントカップ(順位決定戦)へつなげられるでしょうか。
バーレーン戦は現地時間17日15:30(日本時間17日23:30)スローオフです。