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2015年5月21日

日本男子ユース代表、世界大会へ向けスタート

8月の世界男子ユース選手権(ロシア)に出場する日本男子ユース代表が、今年度の活動を開始しました。

選考を兼ねた第1回目の合宿が、5月19日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行なわれました。

このチームの中心世代は、1996年生まれの大学1年生。指揮をとる内記徹監督は「まだまだ経験不足」と感じ、ユースチームは6月23日から台湾で開催される第3回U-22東アジア選手権へ出場することとなりました。

もちろん、最大の目標は世界ユースで上位へ食い込むこと。「別々の大会でなく、いっしょのつながりの中にあるもの」と内記監督は、東アジア選手権を世界ユースにつなげるための大会であることを強調しました。

昨年のアジアユース選手権に引き続きチームを任された内記監督

昨年のアジアユース選手権に引き続きチームを任された内記監督

招集されたメンバーの多くは、昨年のアジアユース選手権を経験した選手。高校2、3年生などの新たなメンバーも加わり、連日熾烈な代表争いを繰り広げています。

練習は2チームに分かれ、試合形式がメインに。少ない時間の中である程度チームとして作り上げるためにゲーム中心の合宿となっています。
取材に訪れたこの日も午前、午後ともに30分の攻防を繰り広げました。
ケガで、コンディションが万全でない選手も多い中、日を重ねるごとにそれぞれが持ち味を出しているようでした。

ケガ明けとは思えないキレのある動きを見せた田里

ケガ明けとは思えないキレのある動きを見せた田里

初の招集となった川上(興南高)は、「U-16の時、メンバーに選ばれなかったので、今回は絶対に行きたい」と日の丸への強い気持ちを全面に出していました。
同じく今回が初参加の徳田(岩国工高)は「シュート精度がまだまだだし、スピードに乗ってシュートを打つことができていない」と反省しきり。それでも、練習中から存在感を示しました。

 

前回の世界ユースを経験している1人、康本(日体大)は当時のチームの雰囲気を思い返し「前回はみんながお互いにリーダーシップを取っていた。今のチームはそれがまだまだ。声も出ていない。前回のチームの盛り上げ方や声掛け、気配りなどを見習って実践していきたい」と改めて自覚を強めていました。

徳田(写真)や川上など新しいメンバーがチームを刺激する

徳田(写真)や川上など新しいメンバーがチームを刺激する

「(昨年より)みんなよくなっている」と話した内記監督は、先に控えるU-22東アジア選手権について「体格に勝る中国に対してどういうゲームができるか、また韓国も同じ世代が出てくると聞いている。韓国をターゲットにして勝ちに結びつけたい」と意気込みを語りました。

選考を兼ねた今回の合宿は5月21日まで行なわれます。そのあと、東アジア選手権に出場するメンバーが決まり、直前合宿を経て、大会へ臨みます。

東アジア選手権の展望は弊誌7月号にて。
メンバー発表とともにお楽しみに。

【合宿参加メンバー】
安倍竜之介、田里亮稀、袰屋竜流(国士大)、康本侃司、大谷由岐也、安平拓馬(日体大)、小澤基(日大)、伊舎堂博武(早大)、清家卓也、野村雄也(福岡大)、森脇龍、牧野イサム、園田涼太(筑波大)、山本祐輝(浦和学院高)、中村光(藤代紫水高)、高光凌(下松工高)、徳田廉之介(岩国工高)、川上勝太(興南高)


カテゴリー: 日本代表
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