2015年6月29日
6月28日、ヒロシマ国際は最終日を迎えました。
最終日の結果は以下のとおりです。
広島メイプルレッズ 26-24 中国女子代表
日本女子代表 27-22 SKオーフス
最終日の1試合目は、ここまで勝ち星のない広島メイプルレッズと中国女子代表の一戦に。試合開始早々に、広島が笠木、門谷の連打で好発進。DFも機能して、中国は単発のプレーが増えていきます。そこをGK毛利がしっかりとセーブ。中国が得点できないスキに広島は笠木、木田のバックプレーヤーコンビがスピードを活かして得点をもぎ取ったり、左サイドの石田がしっかりゴールを奪うと、次々に得点を積み上げていきます。そうして前半11分には9-1と大きくリード。その後は点を取ったあとの気の緩みを狙われ、失点する場面もありましたが17-10で後半へと進みました。後半は自分たちのミスや、大型選手に押し込まれて徐々に差を縮められています。しかし、そこを毛利に代わってゴールの前に立った板野が、期待に応えてナイスセーブを連発しチームを救うと、攻撃では経験豊富な高山がミドルシュートを放つなど、頼りになるプレーでチームを支え、最後は26-24で逃げ切りに成功しました。
6月23日、24日に愛知で行なわれた国際強化試合でも戦った日本女子代表とSKオーフス。日本のスタートメンバーはセンター川村を筆頭に若手中心に。その若い選手らが試合序盤にしっかりと粘り、要所でメンバーを入れ替えながら試合を組み立てていきました。一方のSKオーフスは出だしから7人攻撃をしかけます。その7人目として入ったポントッピダンが数的有利を活かしてカットインなどで前を攻め、得点にもつなげますが、ゴールががら空きに。日本は原、田中がその場面を見逃さず4得点しました。前半15分、7-7と試合は拮抗していましたが、前半終盤に獲得した7mTを横嶋(彩)がものにすると、石立の躊躇のないカットインで得点を追加し、13-11で前半を終えました。後半も連戦での疲れを見せるSKオーフスに対し、日本は東濱のロングや、際どいところに出されたパスを横嶋(か)がキープしゴールにねじ込むなどして27-22で勝利。日本はきっちり全勝し優勝を決めました。
3日間に及ぶリーグ戦を終え、最終順位は以下のように。
1位:日本女子代表 3勝
2位:SKオーフス 1勝1分1敗
3位:広島メイプルレッズ 1勝0分2敗
4位:中国女子代表 0勝1分2敗
また、閉会式では個人賞の発表があり、5人の選手が表彰されました。
【最優秀選手賞】
横嶋かおる(日本女子代表)
【優秀選手賞】
池原綾香(日本女子代表)
A・ニールセン(SKオーフス)
笠木美希(広島メイプルレッズ)
李暁晴(中国女子代表)
大会の詳細は日本ハンドボール協会ホームページでご確認ください。