2009年7月17日
台湾でのワールドゲームズ(7月18~20日)の開幕を前にした7月11、12日、千葉県でビーチハンドボールの大会が開かれました。
国内ビーチハンド発祥の地ともいえる富浦町の原岡海岸で行なわれた「ビーチフェスタ・サマーカップ富浦さざ波大会」で、男子24、女子9チームが参加して熱戦が繰り広げられ、男子・FST(東京)と女子・SHINE(神奈川)が優勝しました。
ビーチハンドならではの開放感あふれるムードの中、楽しさを満喫しながらの真剣勝負が相次ぎましたが、今回特筆されたのが男子決勝戦。過去に多くの優勝経験のあるBeach Bboys 2009を相手に、昨年のアジアビーチゲームズに参加するなど国際キャリアも積んだFSTが真っ向勝負を挑み、開始早々から追いつ追われつの好ゲームとなりました。
両チームがマークした得点のほとんどがピルエットシュートなどの2点シュートで、高度なテクニックプレーの応酬にコートサイドも興奮の渦に。
1セット目は21-8の大差でBeach Bboys 2009が奪ったものの、2セット目はFSTが13-12と競り勝ってセットオールとしてゴールデンゴール(ショットアウト)へと持ち込みました。
ゴールデンゴール方式とは、GKのスローを受けた選手が相手GKと1対1のシュート合戦(両チーム5人ずつ)を行って勝負を決める特別ルールで、5点をマークしたFSTに対し、Beach Bboys 2009は惜しくも4点にとどまって試合終了、この瞬間、FSTの初優勝が決まりました。
ビーチハンドの面白さ、魅力を集約したような試合内容に、ビーチハンドボール委員長の本間誠章さんは「文句なしに史上最高のゲーム。素晴らしい試合でした」と両チームの健闘を讃えていました。
13回目を迎えたこの大会。8月29、30日には同会場で第11回全日本ビーチ選手権が行われます。さらなる熱戦を期待しましょう。写真は大会の熱戦シーン(本間さん提供)から。 ビーチハンドボールの大会ガイド、ルールなどはビーチハンドボール委員会ホームページで紹介されています。