2009年7月10日
味の素ナショナルトレーニングセンターでは、日本代表の各カテゴリーを中心に、ひっきりなしに強化合宿が行なわれています。
7月1日から5日にかけては、男子のU‐21チームが合宿を行ないました。
このチームの当面の目標は、来年に開かれるアジアジュニア選手権(世界選手権予選)。
従来どおりのスケジュールだとすると、約1年後の大会が予想され、本番まではまだ時間があるチームです。
とはいえ、頻繁にこうした合宿を行なえるわけではありません。
しかも、取り巻く環境が大きく変わった大学1年生が主体。
新しい環境に慣れることにエネルギーを使い、試合出場チャンスも限られている選手が多い世代です。
そういった意味で、末岡政広監督や北林健治コーチは、代表選手としての意識づけや、これからも大半の時間を過ごすホームチームでも自ら進んでできるトレーニングメニューを伝えることに尽力していました。
経費面や学業との兼ね合いから、2週間ほどのまとまった時間の強化合宿を繰り返したり、海外遠征も行なう日本代表チームのような強化はままならないアンダー世代。
圧倒的に多くの時間を過ごすホームチームでのトレーニングが重要になってくるのは、当然の流れでしょう。
昨年はU‐19としてアジアユース選手権に出場している彼らの中から、目を引くような成長を示す選手が、1人でも多く出てきてほしいもの。
また、U‐19にはリストアップされなかった選手にも、新たにピックアップされるチャンスがあります。
さまざまな刺激がミックスされ、スタッフがメンバー選考にうれしい悲鳴をあげるぐらいの状況が生み出されれば、来年のアジアジュニア選手権もいっそう楽しみがふくらんでくることでしょう。