2015年11月13日
来年、ブラジルで開催されるリオデジャネイロ・オリンピックのアジア代表を決める戦いが、明日(14日)から始まります。
アジアに与えられた出場枠は1つ。世界選手権準優勝のカタール、宿敵・韓国など強敵揃いの中、ソウル・オリンピック以来28年ぶりの出場をめざし、男子代表が決戦に挑みます。
10月28日には、オリンピック予選に臨むメンバー18人が発表れました。改めて、選ばれた選手を紹介していきます。
【日本男子代表メンバー】
#2
濱口 直大
はまぐち・なおひろ
1991.2.21/187cm/右
BP、LW/トヨタ自動車東日本
0試合0得点
強打が武器の大型アタッカー。ツボにはまった時の爆発力は日本代表でも随一で、サイドでの起用も。
#3
石戸 貴章
いしと・たかあき
1987.3.6/185cm/右
BP/トヨタ車体
12試合32得点
ステップシュート、ミドルシュートにキレがある。ここ最近はトヨタ車体で出番増え、得点数も着実に増加している。
#5
高智 海吏
こうち・かいり
1985.1.22/186cm/左
BP/トヨタ車体
57試合143得点
外国人相手でも引きずってシュートに持ち込むフィジカルの強さは健在。サウスポーの中では2枚目のDFとしても計算できる。年令的にベテランの域に達してきたので、若手を引っ張る役割も期待したい。
#6
加藤 嵩士
かとう・たかし
1989.10.30/187cm/右
PV/大同特殊鋼
19試合17得点
スクリーン、相手DFの裏をつく動きなど、ポストとしての引き出しを増やしている。チームではOFのみだが、代表ではDFにも積極的に取り組んでいる。
#7
宮﨑 大輔
みやざき・だいすけ
1981.6.6/174cm/右
BP/大崎電気
114試合537得点
日本のエースナンバーを背負うのは球界のスター宮﨑。この春に腰の手術をしたが、調子は上向きで、キレを取り戻しつつある。オリンピック予選はアテネ、北京、ロンドンに続いて自身4度目の挑戦となる。
#8
渡部 仁
わたなべ・じん
1990.1.17/183cm/左
RW/トヨタ車体
17試合48得点
サイドシュートと7mTに絶対の自信を持つ左腕サイド。回りこんでのミドルシュートも力強い。プレーの安定感を高め、定位置を確保できるか。
#9
森 淳
もり・じゅん
1987.3.12/190cm/右
PV・DF/大崎電気
52試合47得点
メキシコ人の父を持つポストマンで、宮﨑、甲斐とともに2011年の世界選手権(スウェーデン)とロンドン・オリンピック予選を経験。ヒザの状態はまだ万全ではないものの、攻守両面で確かな戦力として計算できる。
#10
小室 大地
こむろ・だいち
1988.6.28/189cm/右
PV・DF/大崎電気
9試合10得点
派手なプレーなどはなく、めだちはしないものの、堅実に仕事をこなせる選手。DFではサイズを活かし、中央を守る。ポストプレーヤーとしての技術も年々向上している。
#12
木村 昌丈
きむら・まさたけ
1990.5.1/184cm/右
GK/大崎電気
9試合
物怖じせずコート上でしっかり意見が言える。試合中はDFにまめに声をかけながら連携しつつ、積極的なキーピングでチームのピンチを防ぐ。
#13
笠原 謙哉
かさはら・けんや
1988.5.15/196cm/右
LW・PV・DF/トヨタ車体
3試合3得点
地道な努力が実を結び、昨シーズン、一気にブレイクした大型ディフェンダー。身体の強さは代表屈指で、守備の要としての自覚も高まっている。
#17
植垣 健人
うえがき・けんと
1990.10.17/180cm/右
BP/大崎電気
0試合0得点
昨シーズンからチームでの定位置をつかむと、そのまま日本代表に初選出。持ち味は総合力の高さ。OFでもDFでも一定の活躍を見せるセンタープレーヤー。
#20
千々波 英明
ちぢわ・ひであき
1985.3.13/187cm/右
LW・DF/大同特殊鋼
18試合23得点
長い手足を活かしたDFが最大の特徴。5:1DFのトップの入った時の戦術理解度、連携を高めていけば、流れを変えるキーマンになる可能性も。
#21
甲斐 昭人
かい・あきひと
1987.4.29/184cm/右
GK/トヨタ車体
42試合
数少ない2011年世界選手権経験者。184cmとGKとしては大型ではないものの、抜群の身体能力を活かしたキーピングを見せる。GK陣の最年長者としてまとめ役も担う。
#22
山田 隼也
やまだ・としや
1991.6.6/180cm/左
BP/トヨタ自動車東日本
0試合0得点
外からのミドルシュートで得点を量産する。淡々とプレーしている印象を受けるが、ハンドボールに対する熱い気持ちを内に秘めている。今回が初の日の丸。
#24
信太 弘樹
しだ・ひろき
1989.6.24/188cm/右
BP/大崎電気
31試合95得点
ロンドン・オリンピック予選以降に代表に定着し、今やキャプテンとしてチームをまとめる。アジア選手権、アジア大会と2大会連続で9位に終わった雪辱を果たしたいという思いは人一倍強い。
#25
元木 博紀
もとき・ひろき
1992.2.14/182cm/左
RW/大崎電気
13試合42得点
18才で日本代表に初選出された逸材も、今回が初のオリンピック予選となる。プレースピード、シュートテクニックは折り紙つき。強心臓ぶりにも注目。
#26
久保 侑生
くぼ・ゆうき
1988.5.24/186cm/右
GK/大同特殊鋼
14試合
普段は静かな性格だが、ここ一番の勝負強さはGK陣の中でもピカイチ。チームを何度も日本一に導いたその最大の特徴を、国際大会でも披露できるか。
#30
成田 幸平
なりた・こうへい
1989.6.15/191cm/右
BP/フュクセ・ベルリンⅡ(ドイツ)
18試合45得点
体格を活かした豪快なロングシュートが得意で、現在ドイツで武者修行中。本場での経験をコート上で表現したい。
※プロフィールは背番号、名前、ふりがな、生年月日、身長、利き腕、ポジション、所属、日本代表通算出場試合数・得点数(日本ハンドボール協会発表)、短評の順
【チームスタッフ】
団長:市原則之(日本ハンドボール協会)
監督:岩本真典(日本ハンドボール協会)
コーチ:滝川一徳(日本ハンドボール協会)
コーチ:山口修(日本ハンドボール協会)
総務:近藤恒俊(日本ハンドボール協会)
ドクター:有田忍(日本ハンドボール協会)
トレーナー:寺尾邦仁(日本ハンドボール協会)
分析:舎利弗学(日本ハンドボール協会)
日本代表は、11月5日からフランスで強化試合を行ない、そのまま現地入りし、14日にサウジアラビアとの初戦を迎えます。
日程は以下のとおり。カッコ内は日本時間。
11月14日15:00~(21:00) 対サウジアラビア
11月16日19:00~(25:00) 対カタール
11月18日15:00~(21:00) 対イラン
11月20日15:00~(21:00) 対オマーン
11月22日17:00~(23:00) 対ウズベキスタン
1次リーグで上位2チームまでが25日からの準決勝に進出。準決勝からは一発勝負になり、優勝したチームがリオ・オリンピックのアジア代表となります。
2位、3位には来年4月に行なわれる世界最終予選の出場権が与えられます。すでにカタールは、今年1月の世界選手権で出場権を得ているため、4位チームにも世界最終予選に出場できるチャンスがあります。
大会の詳細は日本ハンドボール協会ホームページにて。
日本ハンドボール協会:http://www.handball.jp/games/2015/rio_yosen_m/2015_asian_mens_rio_qualification.htm