2015年12月4日
第40回日本ハンドボールリーグ第4週は、12月5、6日に山口、広島、香川、愛媛の中四国地区で8試合行がなわれます。
まずは第3週を終えての順位です。
【男子順位表(第3週終了時点)】
1:トヨタ車体 3勝1敗 勝点6
2:トヨタ自動車東日本 3勝1敗 同6
3:大同特殊鋼 3勝2敗 同6
4:琉球コラソン 3勝1敗 同6
5:大崎電気 2勝1分 同5
6:豊田合成 2勝3敗 同4
7:湧永製薬 1勝1分2敗 同3
8:北陸電力 3敗 同0
9:トヨタ紡織九州 4敗 同0
消化試合数に違いはあるものの、首位・車体から4位・琉球まで勝点で並ぶ混戦模様となりました。勝点1差で大崎が追走。試合数は少ないですが、唯一の無敗チームです。湧永が前週、合成に今季初勝利をあげ勝点を積み上げています。
では、第4週の試合日程です。
【第4週日程】
・12月5日(土)
山口・岩国市総合体育館
13:00~ 北陸電力-トヨタ自動車東日本
15:00~ 湧永製薬-トヨタ紡織九州
香川・高松市総合体育館
12:00~ トヨタ車体-大同特殊鋼
14:30~ 琉球コラソン-大崎電気
・12月6日(日)
広島・東区スポーツセンター
12:00~ 豊田合成-トヨタ紡織九州
14:00~ トヨタ車体-トヨタ自動車東日本
16:00~ 湧永製薬-北陸電力
愛媛・今治市営中央体育館
13:00~ 大同特殊鋼-琉球コラソン
11月27日までリオデジャネイロ・オリンピックアジア予選を戦った日本代表が続々とチームに合流しています。代表選手を送り出していたチームはここから仕切り直し。
いまだ勝ち星がない北電、紡織は5日に山口でそれぞれ東日本、湧永と対決。現在、3連敗中の北電ですが、前週の大同戦では残り5分を切るまで同点と互角の試合を演じました。一方、紡織は思うような力を発揮できずここまで4連敗。ここで浮上のキッカケをつかめるか。対する東日本、湧永は前週勝利したため、連勝を狙います。とくに東日本は上位進出のためにきっちり4勝目をあげたいところ。濱口、山田の日本代表コンビが戻ってくるのは頼もしい。ちなみに、湧永の売り出し中の右サイド野村と、紡織のベテラン左腕・中畠、藤本の3選手は山口県出身。どちらのチームが地元で錦を飾れるかにも注目です。
同日、香川での2試合は車体-大同、琉球-大崎とどちらも好カード。
車体は前週、大崎に11点差をつけられ今シーズン初黒星を喫しましたが、日本代表の右サイドに定着した渡部を筆頭に主軸5選手が戻ります。この試合で悪い流れを断ち切れるか。対する大同は28日の北電戦でGK久保(侑)ら日本代表組が復帰するも、苦しみながらの勝利となりました。5試合を消化し3勝2敗となかなか波に乗れません。しかし、韓国代表の重量級ポスト朴重奎をコロサ(韓国)から獲得、この試合から出場可能ということで、ここからが勝負といったところか。
主力7人が日本代表の活動から戻ってくる大崎。既存の戦力のまま車体に解消したのは大きな意味があります。安定感を増し、シュート率78%はリーグトップの東長濱が好調を維持しています。馬場、GK村上もしっかりアピールしているため、チーム内でのポジション争いは激化。琉球はここまで3勝1敗。得点を量産しリーグトップスコアラーの棚原、右バックからいい攻撃をする赤塚らでどこまで大崎相手に粘れるか。第2週のホームゲームで負傷した連の状態も勝敗に影響してくるでしょう。
こちらにも地元出身選手がおり、車体・内海、大崎・村上は香川中央高時代の同級生。琉球に追加登録されたばかりの橋本は大学まで香川一筋(古高松中→高松工芸高→高松大)の選手です。
琉球は翌日に愛媛で大同と対戦。幸先いいスタートを切ったため、この2連戦でズルズル後退するは避けたいところ。大同としては、この2試合は出遅れたのミスを取り戻す絶好のチャンスとも言えます。
広島では3試合が行なわれます。
この週は紡織戦だけの合成。ここまで勝ったり負けたりを繰り返しています。混戦のため、まだまだ食らいついていきたいです。このカードは昨シーズン、1勝1敗。互角の成績ですが、5月の社会人選手権では31-26で紡織が勝利しています。果たして、この試合はどんな結果になるか。
車体-東日本は前日の結果次第では首位攻防戦になる可能性も。日本代表組不在だった10月の国体では、ベテラン香川の終了間際のカットインで車体が劇的勝利を収めています。両チーム、主力が戻るため、国体とは違った展開になると予想されます。
地元・湧永は北電を迎え撃ちます。
北電は、高さでやや部が悪い印象を受けます。バックプレーヤー陣は須坂(187cm)以外の池上(174cm)、切越(174cm)、筒井(177cm)はどちらかと言うと切り込むタイプ。彼らが湧永の壁の隙間をいかにつけるかにがカギになります。湧永としては、仁平(187cm)、今井(190cm)らで形勢するDFで主導権を握れるか。最後尾に控える守護神・志水を軸に、DFから素早い展開で効率よく点につなげることができれば、2勝目も近づいてくるでしょう。また、湧永は北電に対して未だ負けなし。確実に勝点2を得られるか。
なお、5日の山口大会、6日の広島大会の計5試合は湧永製薬のUstreamで配信されます。配信はこちらから。お見逃しなく。
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