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2015年12月11日

JHL第5週展望 中断前のラストゲーム。首位に立つのはどこか

11月14日に開幕した第40回日本ハンドボールリーグ(JHL)は、12月12、13日に第5週8試合が行なわれます。

 

あっという間に開幕から1ヵ月が経ち、第5週を終えると日本選手権(12月22~27日)などがあり中断期間に入ります。
まずは4週目を終えての順位です。

 

【男子順位表(第4週終了時)】
1:トヨタ車体 4勝1分1敗 勝点9
2:大同特殊鋼 4勝1分2敗 同9
3:トヨタ自動車東日本 4勝2敗 同8
4:大崎電気 3勝1分 同7
5:湧永製薬 3勝1分2敗 同7
6:琉球コラソン 3勝3敗 同6
7:豊田合成 2勝4敗 同4
8:トヨタ紡織九州 1勝5敗 同2
9:北陸電力 5敗 同0

 

 

第3週に続き車体が首位をキープ。大同戦では終了間際に追いつかれて引き分けとなりましたが、東日本にダブルスコア(36-18)で完勝しました。2位・大同と勝点で並びますが、総得失点差により首位に立っています。

3位・東日本、4位・大崎と続き、紡織と北電に連勝した湧永が5位。第3週の合成戦から3連勝で順位を上げてきています。逆に3連勝と最高のスタートを切った琉球は、大崎と大同に連敗を喫し6位まで順位を落としています。といってもまだ首位と勝点差3、プレーオフ圏内の4位とは勝点差1。まだまだ離されたわけではありません。

8位・紡織は6試合目にして待望の初勝利をあげました。序盤に6点を追いかける展開になりましたが、前半のうちに逆転し、そのまま逃げ切りました。

 

では、今週末に行なわれるカードです。

 

【第5週試合日程】
・12月12日(土)
愛知・枇杷島スポーツセンター
13:00~ 豊田合成-北陸電力
15:15~ 大同特殊鋼-大崎電気

愛知・ウイングアリーナ刈谷
13:00~ 琉球コラソン-トヨタ自動車東日本
15:00~ トヨタ車体-湧永製薬
※インターネット配信あり

・12月13日(日)
福井・北陸電力福井体育館フレア
14:00~ 北陸電力-トヨタ紡織九州

静岡・静岡市中央体育館
13:00~ 湧永製薬-琉球コラソン
15:30~ トヨタ自動車東日本-大崎電気
※インターネット配信あり

愛知・TGアリーナ
14:00~ 豊田合成-トヨタ車体

 

初日は愛知で4試合、2日目は福井、静岡、愛知で4試合という日程です。

 

今週、大きな山場を迎えるのは6位の琉球でしょう。まずは愛知で3位・東日本と対戦。両チームは昨シーズン、ともに7勝1分8敗でした。しかし、直接対決では琉球の2勝。大会規定により琉球が上の順位になりプレーオフ初進出となりました。今シーズンはここまで全日本社会人選手権で1度だけ戦い、東日本に軍配が上がっています。4位以内をめざす両チームにとって負けられない戦いです。さらに琉球は大同、大崎に敗れ3連敗中。東日本は車体に完敗しており、お互いにその敗戦を引きずらずに戦い、勝利を手にしたいところ。

琉球は続く13日には静岡で湧永との対戦が待っています。湧永戦は昨シーズン2戦2敗。全日本社会人選手権での対戦では終盤に連続得点を許し、逆転負けを喫しました。相性の悪い相手に対しどのような戦いを見せるか。この2試合を制することができれば、琉球は4位以内がグッと近づいてくるので、大事な連戦になるでしょう。

同じことは東日本にも言えます。琉球戦の翌日は、大崎と対戦。悲願のプレーオフ進出のために負けられません。勝点をどれだけ積み上げられるか。

琉球の司令塔・水野。頭の中でどのような展開を描いているか

琉球の司令塔・水野。頭の中でどのような展開を描いているか

 

東日本のセンター玉井は好調を維持しここまで42得点をあげ得点ランク3位につけている

東日本のセンター玉井は好調を維持しここまで42得点をあげ得点ランク3位につけている

 

また、大同-大崎も見逃せないカードです。

大同は開幕から3試合を1勝2敗とつまずきましたが、そこから無敗(3勝1分)と復調しています。韓国代表・朴重奎の加入や日本代表組が戻ったことと、センター藤江がキレを取り戻していることなどがおもな要因でしょう。大崎戦は折り返しとなる8試合目。勝利で後半戦につなげられるか。

対する大崎はここまで唯一の無敗チーム。運動量のあるDFからの速攻がさえ、新人GK村上の安定した活躍も光ります。前週の琉球戦は後半に一度リードを許しながらも、ルーキー柴山らの活躍で逆転勝利を収めました。日本代表から戻ってきた信太、宮﨑、GK木村らもさっそく活躍を見せました。得点ランキングには試合数が少ないこともあり、30位以内にいるのは東長濱(30得点、9位タイ)のみ。しかし、逆に多くの選手が得点しているとも言えます。

両チームは5月の社会人選手権で対戦し、大崎が28-17と一方的な内容で勝利しました。半年経ったこの試合ではどうなるか。

既存の戦力だけでなく柴山(写真)、GK村上ら新戦力も活躍している大崎

既存の戦力だけでなく柴山(写真)、GK村上ら新戦力も活躍している大崎

大同は岸川(写真)ら勝ち方を知るベテラン勢の力が勝利には必要不可欠

大同は岸川(写真)ら勝ち方を知るベテラン勢の力が勝利には必要不可欠

 

首位の車体はホームに湧永を迎え撃ち、翌日は合成の本拠地に乗り込みます。前週の東日本戦はベテランGK松村が大活躍。セーブ率52%を記録し、大勝に貢献しました。この2試合も勝利し、首位で新年を迎えられるか。

 

合成は車体との対戦を前に北電と戦います。なかなか波に乗れないだけにきっかけをつかみたいところでしょう。対する北電は、ここにきて疲労の色が濃いのが気になります。前週は東日本に25-35、湧永に18-34と、DFから走れなくなっている印象を受けます。3:2:1DFがよく機能すれば充分戦えるだけに、体力的に厳しい時期の2連戦を乗り越えられるか。

 

前週、待ちに待った初勝利をつかんだ紡織。GK下野や左サイド梅本の活躍がめだちました。北電相手にも、そのいい流れを継続したいところ。この週は1試合だけになるので、連勝を飾り前半戦を締めくくり、後半戦での巻き返しへ。

 

前述のとおり、この週を終わると中断に入ります。再開は年が明けた1月23日から。いい形で後半戦につなげられるのはどのチームかに注目です。

 

今週も湧永製薬によるUstream配信があります。
12日はウイングアリーナ刈谷での2試合、13日は静岡市中央体育館での2試合が中継される予定です。配信はこちらから。

 

また、1月9日からはいよいよ女子がスタートします。

今回は2回総当たりと例年よりもハードな日程になっています。各チームについては弊誌『スポーツイベント・ハンドボール2016年1月号』(12月19日発売)にて、キープレーヤーも合わせて紹介していますので、ぜひお手にとってご覧ください。
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1月号は12月19日発売!

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各試合会場へのアクセスやチーム情報はJHL公式ホームページ、Twitterにて。

JHL公式ホームページ:http://www.jhl.handball.jp

JHL公式Twitter:http://twitter.com/jhl_official

 


カテゴリー: JHL
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