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2012年10月16日

悲喜こもごもの関東学生リーグ入れ替え戦

10月13、14日に日体大健志台キャンパスで、関東学生リーグ秋季入れ替え戦が行われました。
男女とも1部の最終日は一番の盛り上がりがありますが、本誌ではなかなか掲載できない入れ替え戦もちょっと違う雰囲気を醸し出しています。
特に男子の1部-2部入れ替え戦は、各大学の意地がぶつかり合う激しい戦いです!
学校の看板を背負う気持ちが全面に表れ、昇格、残留をかけて選手のみならず応援団もいつも以上に熱が入っているようです。
今季の対戦カードは中央大(1部9位)-桐蔭横浜大(2部2位)、国際武道大(1部10位)-立教大(2部1位)の2試合。
先に行われたのは中央大-桐蔭横浜大の一戦です。
創部以来、2部まで一気に駆け上がったあと、4季目にしてついに1部昇格のチャンスをつかんだ桐蔭横浜大ですが、中央大が1部で培った力を発揮し、17-13とリードして前半を折り返します。
しかし、後半は桐蔭横浜大が相手のミスから、次々に速攻を繰り出し、20-19と一気に逆転に成功します。
中央大も意地をみせ簡単には離されません。ここからはシーソーゲームになり、中央大が取れば桐蔭横浜大も取るという展開に。互いに譲らない状況から、DFで徐々に流れを呼び込んだ桐蔭横浜大が1点リードで終盤へ。
そして試合終了のブザーが鳴り、桐蔭横浜大が1点差で勝利したと思われましたが、中央大にノータイムのフリースローが与えられます。
ここで決めれば延長戦へという緊迫したムードの中、
審判の笛が鳴ると同時に
ガンッ!
と鈍い音。
ボールがバーに弾かれた音でした。最後の最後にバーに嫌われた中央大。
その瞬間、桐蔭横浜大の初の1部昇格が決まり、ベンチメンバーが一斉に飛び出す。岡本大監督もベンチで男泣き。いいシーンが見られました。
中央大(1部9位) 27(17-14, 10-15)28 桐蔭横浜大(2部2位)
※桐蔭横浜大は来季1部昇格
                桐蔭横浜大は悲願の1部昇格を果たした
一方の国際武道大-立教大は、予想外のスコアになりました。
開始から勢いに乗るのは立教大。国際武道大が警告、退場で苦しんでいる間に速攻を次々と仕掛け、前半途中で立教大が9点のリードを奪います。
これ以上離されたくない国際武道大は、DFのシステムを変更し、相手のキーマンにマンツーマンDFを仕掛けると、これが大当たり。9点差を一気に詰めて前半を11-14と、3点ビハインドまで追い上げます。
しかし、国際武道大のリズムは長く続かず、後半は9点しか奪えず20-31と予想外の点差で敗れました。
勝利した立教大はとにかく走るスタイルを徹底し、DFと速攻で走り抜き2季ぶりの1部昇格を果たしました。
この2チームは、今年の春季でも入れ替え戦で対戦しました。
その時は国際武道大が勝利し1部昇格、立教大は2部降格という結果でしたが、今回は逆の結果となりました。
国際武道大(1部10位) 20(11-14, 9-17)31 立教大(2部1位)
※立教大は来季1部昇格
                因縁の再戦を制した立教大
そのほかの結果は、関東学生ハンドボール連盟のホームページからご確認下さい。
11月20日発売の12月号では、各地区の秋季リーグ特集があります。
また、11月14日からの全日本インカレは、1月号(12月20日発売予定)にて掲載します。
お楽しみに!


カテゴリー: 大学生
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