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2016年3月29日

エース失格を乗り越え岩国工が決勝へ 高校センバツ5日目

兵庫で開催中のジャパネット杯 第39回全国高校ハンドボール選抜大会(センバツ)は28日、グリーンアリーナ神戸で男女の準決勝4試合が行なわれました。

この日からメダルの色をかけた戦いになります。
試合結果は以下のとおりです。

 

 

【女子準決勝】
名経大市邨 26(11-7,15-10)17 華陵
水海道二 34(18-14,16-11)25 高水

 

【男子準決勝】
大分 29(14-17,15-11)28 大体大浪商
岩国工 37(19-16,18-13)29 法政二

 

 

女子準決勝は華陵、高水の山口県勢が名経大市邨(愛知)と水海道二(茨城)と対戦しました。

第一試合の名経大市邨−華陵は前半11分6−6の場面でGK神谷のセーブから織田らが得点を重ねた名経大市邨が4点リードして後半につなげ、後半開始直後も髙木、野間の連打で13−7と差を広げます。チャンスは作るもゴールバーに弾かれていた華陵は7分から反撃に転じます。11分までの4分間で5点を奪い12−14と詰め寄ります。追い上げられる苦しい場面でも落ち着いていた名経大市邨セブンは、鈴木が勝負強さを見せた速攻などで華陵の流れを断ち切り、23分23−15で勝負あり。7大会ぶりに決勝進出を決めました。

好守とガッツポーズでチームを勢いづけた名経大市邨・神谷

好守とガッツポーズでチームを勢いづけた名経大市邨・神谷

 

 

 

第二試合は、序盤から点の取り合いに。8分間でシュートを10本決めた水海道二が先行しますが、高水も横田、日柳のホットラインを軸に2度の3連続得点で14−18で後半戦へ。その後も相澤を中心に加点する水海道二と、それを追いかける高水という構図が続きます。何度も高水に流れが傾きそうな場面がありましたが、最後まで集中力を切らさなかった水海道二。斉藤のミドル、カットインや滝川のポストシュートなど多彩に得点した水海道二が34−25で高水を下しました。

緩急をつけた攻撃で14得点をあげた水海道二・相澤

緩急をつけた攻撃で14得点をあげた水海道二・相澤

 

 

 

男子の準決勝第一試合は初出場の大分(大分)が大体大浪商(大阪)を逆転で下し決勝へ進みました。前半は得意の速攻が炸裂した大体大浪商が優位に進め17−14とします。しかし後半8分に退場者を出すと徐々に失速。大体大浪商を尻目に大分はパワープレーのチャンスを逃さず20分に25−24で逆転に成功し、さらに25分には本田(悠)の連打で3点リードを奪います。ここで逃げ切り体勢に入った大分のスキをつき、大体大浪商は大西、前園が2点を返し1点差に迫ります。残り28秒、同点に追いつくチャンスを得た大体大浪商でしたが、ミスでシュートを打てず。時間を使い切った大分が、初出場初優勝にまた一歩近づきました。

要所で得点を奪った大分・山田

要所で得点を奪った大分・山田

 

 

 

岩国工(山口)−法政二(神奈川)の男子準決勝第二試合は、後半4分に岩国工のエース徳田が3回目の退場になり、流れが一転します。それまではセンター栗栖(昇)、ポスト助安、そして右バック徳田の3人が相手DFを崩し24−18と優勢で試合を運んでいました。リードを許した法政二は徳田の失格を機に勢いづき、7分22−24と岩国工に迫ります。しかし、エースを失ったことで岩国工は一体感をより強めました。とくに徳田の代わりにコートに入った清水、藤田がゴールを決めるとチームが盛り上がりました。相手のプレスDFにも対応し、得点を重ね続けた岩国工が第21回大会以来の決勝へ。2大会連続3位の法政二はまたしても決勝進出ならず。

岩国工は徳田不在のピンチを清水(写真)らの活躍で乗り切った

岩国工は徳田不在のピンチを清水(写真)らの活躍で乗り切った

 

いよいよ本日がセンバツ最終日。水海道二、大分が新たに歴史に名を刻むのか。それとも名経大市邨、岩国工が再び頂点に立のか。女子決勝は10時、男子決勝は11時30分スローオフです。

 

決勝の結果速報は弊社Twitter、または弊社Facebookにて。

 

詳しい日程などは日本ハンドボール協会専用ページからご確認ください。
http://www.handball.jp/games/2015/senbatu/39senbatu.html


カテゴリー: 高校
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