2016年6月17日
高校生の夏、全国高等学校総合体育大会兼第67回全日本高校ハンドボール選手権(インターハイ)。今年のインターハイは中国地方で行なわれ、ハンドボール競技の舞台は山口県になります。山口での開催は2004年以来、12年ぶり。
インターハイ出場をかけた都道府県予選が4月から行なわれ、6月19日に出場する男女96校が出揃いました。
3月の全国高校選抜大会(センバツ)で上位進出したチームの多くは夏の出場権も得ました。センバツで初優勝を果たした水海道二(茨城・女子)は県予選を圧倒的な力で勝ち上がり、歴代最多となる57回目の出場を決めました。
男子では春王者の岩国工(山口)をはじめ、大体大浪商(大阪)、藤代紫水(茨城)、北陸(福井)なども山口行きを決めました。初出場ながら準優勝の大分(大分)は、大分雄城台(大分)との予選決勝で延長にまでもつれる大接戦となりましたが、最後は2点差で逃げ切り、春に続いて初めての夏舞台登場となります。
一方、センバツで上位に進みながら、予選敗退を喫したチームもあります。女子準優勝の名経大市邨(愛知)は、センバツ出場組の星城(愛知)に競り負け、出場を逃しました。
男子では上位常連で春4強の法政二(神奈川)も予選敗退に。法政二を下したのはライバルの横浜創学館(神奈川)。終盤の連打でインターハイの出場権を手にしました。
開催地の山口では、前述の岩国工と下松工が男子代表校に。女子はともにセンバツ3位の高水、華陵が代表の切符を手にしました。
初出場は男女合わせて7校。前述の大分をはじめ、男子は札幌西(北海道)、帝京安積(福島)、昭和第一学園(東京)、女子は富士(静岡)、明光学園(福岡)、清峰(長崎)が初めてのインターハイに挑みます。昭和第一学園、富士、清峰の3チームは春夏通じて初めての全国大会になります。
復活組では、6度の優勝を誇る洛北(京都・女子)が3年ぶりにインターハイへ戻ってきました。新潟江南(新潟・女子)は20年ぶり、浦添商(沖縄・女子)は38年ぶりの出場となります。
山口インターハイの出場校は以下のとおり。
2016山口インターハイ男子出場校
都道府県 | 学校名 | 出場回数 |
北海道 | 札幌西 | 初出場 |
青森 | 三本木 | 4年ぶり5回目 |
岩手 | 不来方 | 19年連続21回目 |
秋田 | 湯沢 | 3年連続37回目 |
宮城 | 利府 | 2年連続6回目 |
山形 | 山形中央 | 2年連続4回目 |
福島 | 帝京安積 | 初出場 |
茨城 | 藤代紫水 | 12年連続12回目 |
栃木 | 国学院栃木 | 18年連続38回目 |
群馬 | 富岡 | 21年連続49回目 |
埼玉 | 浦和学院 | 26年連続28回目 |
千葉 | 昭和学院 | 3年ぶり2回目 |
東京 | 昭和第一学園 | 初出場 |
神奈川 | 横浜創学館 | 2年ぶり21回目 |
山梨 | 駿台甲府 | 24年連続24回目 |
新潟 | 柏崎工 | 3年ぶり18回目 |
長野 | 長野南 | 2年ぶり7回目 |
富山 | 高岡向陵 | 2年連続17回目 |
石川 | 金沢市工 | 6年ぶり13回目 |
福井 | 北陸 | 31年連続37回目 |
静岡 | 清水桜が丘 | 2年ぶり38回目 |
愛知 | 中部大春日丘 | 2年ぶり3回目 |
三重 | 四日市工 | 9年連続55回目 |
岐阜 | 市岐阜商 | 2年ぶり12回目 |
滋賀 | 近江兄弟社 | 2年ぶり5回目 |
京都 | 洛北 | 5年連続17回目 |
大阪 | 大体大浪商 | 2年連続3回目 |
兵庫 | 神戸国際大附 | 9年連続9回目 |
奈良 | 一条 | 4年ぶり4回目 |
和歌山 | 紀北農芸 | 2年連続21回目 |
鳥取 | 境 | 3年連続23回目 |
島根 | 松江工 | 2年ぶり20回目 |
岡山 | 総社 | 7年連続18回目 |
広島 | 広 | 7年ぶり10回目 |
山口 | 岩国工 | 3年ぶり24回目 |
香川 | 香川中央 | 17年連続24回目 |
徳島 | 徳島市立 | 2年ぶり7回目 |
愛媛 | 松山工 | 2年ぶり11回目 |
高知 | 高知中央 | 2年連続2回目 |
福岡 | 博多 | 2年連続2回目 |
佐賀 | 佐賀清和 | 10年連続10回目 |
長崎 | 瓊浦 | 4年ぶり16回目 |
熊本 | 九州学院 | 2年連続6回目 |
大分 | 大分 | 初出場 |
宮崎 | 小林秀峰 | 17年連続22回目 |
鹿児島 | 鹿児島工 | 2年ぶり29回目 |
沖縄 | 興南 | 12年連続27回目 |
開催地 | 下松工 | 2年連続18回目 |
※出場回数は編集部調べ
2016山口インターハイ女子出場校
都道府県 | 学校名 | 出場回数 |
北海道 | 函館工 | 2年ぶり2回目 |
青森 | 青森中央 | 8年連続23回目 |
岩手 | 不来方 | 2年連続12回目 |
秋田 | 大曲農 | 4年連続32回目 |
宮城 | 聖和学園 | 31年連続32回目 |
山形 | 日大山形 | 6年連続15回目 |
福島 | 郡山女大附 | 2年連続2回目 |
茨城 | 水海道二 | 18年連続57回目 |
栃木 | 栃木商 | 10年連続20回目 |
群馬 | 富岡東 | 4年連続11回目 |
埼玉 | 埼玉栄 | 3年ぶり9回目 |
千葉 | 昭和学院 | 23年連続49回目 |
東京 | 佼成女 | 6年連続14回目 |
神奈川 | 高津 | 2年ぶり3回目 |
山梨 | 日川 | 2年連続26回目 |
新潟 | 新潟江南 | 20年ぶり25回目 |
長野 | 屋代 | 2年ぶり21回目 |
富山 | 高岡向陵 | 7年連続17回目 |
石川 | 小松市立 | 21年連続44回目 |
福井 | 福井商 | 4年連続36回目 |
静岡 | 富士 | 初出場 |
愛知 | 星城 | 3年ぶり4回目 |
三重 | 四日市商 | 2年連続2回目 |
岐阜 | 飛騨高山 | 5年連続16回目 |
滋賀 | 立命館守山 | 3年連続17回目 |
京都 | 洛北 | 3年ぶり24回目 |
大阪 | 四天王寺 | 9年連続21回目 |
兵庫 | 夙川学院 | 2年ぶり41回目 |
奈良 | 一条 | 3年ぶり3回目 |
和歌山 | 和歌山商 | 2年連続10回目 |
鳥取 | 境 | 4年ぶり28回目 |
島根 | 松江南 | 3年ぶり6回目 |
岡山 | 玉野光南 | 5年連続17回目 |
広島 | 山陽 | 3年連続3回目 |
山口 | 高水 | 4年連続9回目 |
香川 | 高松商 | 12年連続28回目 |
徳島 | 池田 | 11年ぶり21回目 |
愛媛 | 今治東 | 6年連続9回目 |
高知 | 土佐 | 2年連続5回目 |
福岡 | 明光学園 | 初出場 |
佐賀 | 神埼清明 | 2年ぶり39回目 |
長崎 | 清峰 | 初出場 |
熊本 | 城北 | 2年連続5回目 |
大分 | 大分 | 2年連続4回目 |
宮崎 | 小林秀峰 | 3年連続17回目 |
鹿児島 | 鹿児島南 | 3年連続18回目 |
沖縄 | 浦添商 | 38年ぶり2回目 |
開催地 | 華陵 | 4年ぶり12回目 |
※出場回数は編集部調べ
〈7/5〉一部チームの出場回数を修正しました
インターハイの組み合わせ抽選は、7月1日に行なわれる予定です。
弊誌では、7月20日発売の8月号でインターハイの展望を特集し、この夏、注目の選手や出場全96校を紹介します。お楽しみに。