2016年8月4日
佼成女が華陵との熱戦制す 山口インターハイ2日目
8月3日、インターハイのハンドボール競技は男女2回戦が行なわれました。
結果は以下のとおりです。
【男子2回戦】
岩国工 26-15 博多
市岐阜商 45-14 柏崎工
瓊浦 31-15 湯沢
昭和学院 25-20 香川中央
北陸 31-30 不来方
興南 31-20 近江兄弟社
小林秀峰 30-28 四日市工
大体大浪商 39-13 国学院栃木
横浜創学館 24-21 総社
洛北 42-26 長野南
中部大春日丘 32-24 鹿児島工
藤代紫水 27-13 利府
浦和学院 30-21 九州学院
高岡向陵 34-24 紀北農芸
駿台甲府 35-31 下松工
大分 34-18 一条
【女子2回戦】
水海道二 34-19 夙川学院
四日市商 17-13 今治東
大分 30-23 大曲農
高津 27-16 小松市立
四天王寺 26-21 福井商
浦添商 28-26 不来方
洛北 33-15 城北
佼成女 21-19 華陵
高水 29-18 小林秀峰
埼玉栄 20-17 郡山女大附
日川 40-9 新潟江南
明光学園 28-12 聖和学園
鹿児島南 32-12 栃木商
高岡向陵 18-17 玉野光南
富岡東 27-20 清峰
高松商 27-19 星城
男子2回戦は、今春の高校センバツの王者で地元チームの岩国工が登場。博多(福岡)と対戦し26-15と快勝をおさめて白星スタートを切りました。
もう1つの地元チーム・下松工は駿台甲府(山梨)の前に敗れ、2回戦敗退。駿台甲府はよく走って得点につなげました。また、春準優勝でインターハイ初出場の大分(大分)や、春3位の大体大浪商(大阪)はそれぞれ大差で勝利しました。
接戦となったのは北陸(福井)-不来方(岩手)の一戦。延長にまでもつれる拮抗した戦いを最後は北陸が1点差で逃げ切りました。1回戦でインターハイ初勝利をおさめた昭和学院(千葉)は、2回戦でセンバツ8強の香川中央(香川)と対戦し、25-20で2勝目を手にしています。
駿台甲府は八田監督も「ベストゲーム」と話すほどの好内容で下松工に勝利した(写真は依田)
女子は、地元・華陵が佼成女(東京)と対戦。地元の大声援に後押しされた華陵が一時は5点リード(9−14)しますが、佼成女が追いつき、終盤に逆転し21-19で3回戦進出を果たしました。ほかにも浦添商(沖縄)-不来方(岩手)戦や、高岡向陵(富山)-玉野光南(岡山)は最後まで僅差の戦いとなり、それぞれ浦添商、高岡向陵が勝ち進んでいます。前回大会女王・高松商(香川)は、星城(愛知)に後半出だしまでリードされながらも逆転して終盤一気に突き放しました。今春の高校センバツで日本一となった水海道二(茨城)も夙川学院(兵庫)相手に34-19と完勝で2回戦を突破しています。
初戦敗退に終わり肩を落とす華陵セブン
本日は3会場で男女3回戦16試合が行なわれます。いよいよベスト8を決める戦いとなり、より熱い戦いが繰り広げられることでしょう。開催地である山口代表の男子・岩国工、女子・高水の進撃や、男子の北陸-興南(沖縄)戦、女子の洛北(京都)-佼成女戦の優勝経験があるチーム同士の対戦も見逃せません。
また、今年も高体連公式インターハイ応援サイト「
インハイ.TV」で試合が配信がされます。
今日のピカイチさん!
インターハイにかかわるさまざまな人を紹介します。今日、キラリと光ったのは、周南市鹿野総合体育館会場で1回戦に続き、試合前やハーフタイムにチアダンスとともに両チームに声援を送っていた周南市の女子高校生たちです。
桜ケ丘高校、学校応援団『チェリーズ』のメンバーと普通科アーティスト科で学ぶみなさん
地元・周南市にある桜ケ丘高校のダンス同好会を核として、野球部などを応援する学校応援団『チェリーズ』のメンバーと普通科のアーティストコースで学ぶ生徒が力を合わせて準備した各県名の書かれたパネルとともに会場へ。
彼女たちがスタンドから声援を送ると、両チームの応援団や保護者が応えてくれ、大会2日目の今日(8月3日)は、ハーフタイムにリズムに合わせてフロアで踊る選手も現れました。
指導、引率にあたった同校の岡田美姫先生によれば、大会実行委員会からメイン会場のある周南市街から30キロほど離れた山あいにある鹿野会場を盛り上げてほしいとの依頼を受け、「高校生らしく、みなさんを応援させていただこう」という思いから、こうしたスタンドでのチアダンスと声援を披露してくれたそうです。
このチアダンスと声援は、鹿野会場だけのオリジナル。会場を華やかに彩ってくれるとともに、インターハイならではの地元高校生と全国からの選手たちや応援団、保護者との交流を生んだグッドアイデアでした。