2016年8月5日
熱戦が続くインターハイのハンドボール競技は4日、山口の2会場で男女の3回戦16試合が行なわれ、ベスト8が決定。男子は前回大会王者・藤代紫水(茨城)をはじめ、関東勢が全滅という結果になりました。
3回戦の結果は以下のとおり。
【男子3回戦】
岩国工 33-23 市岐阜商
北陸 30-29 興南
瓊浦 30-19 昭和学院
大体大浪商 38-21 小林秀峰
洛北 32-24 横浜創学館
中部大春日丘 36(4 7mTC 3)35 藤代紫水
高岡向陵 31-22 浦和学院
大分 40-33 駿台甲府
【女子3回戦】
水海道二 25-14 四日市商
大分 29-23 高津
四天王寺 30-18 浦添商
佼成女 24-17 洛北
高水 28-25 埼玉栄
明光学園 33-17 日川
鹿児島南 18-17 高岡向陵
高松商 12-9 富岡東
男子は横浜創学館(神奈川)、浦和学院(埼玉)など関東の5チームが3回戦に挑みましたが、どのチームも突破できず。
大会連覇を狙った藤代紫水は、中部大春日丘(愛知)と対戦し、前後半、延長戦の70分で決着がつかず7mTCへ。ここで2本セーブされ、3回戦敗退になりました。
地元・岩国工(山口)、大体大浪商(大阪)、大分(大分)のセンバツ上位校陣はいずれも8強入り。
北陸(福井)−興南(沖縄)の歴代王者対決は、北陸に軍配が上がりました。北陸はリードした試合終盤に追い上げられましたが、2回戦に続き1点差で試合を制しました。
女子は佼成女(東京)が2回戦の華陵(山口)に続いて洛北(京都)を撃破。3月のセンバツで敗れた相手ですが、この試合ではDFがよく機能して24−17で勝利しました。佼成女は連日優勝候補を破り勢いに乗ります。
大分(大分)は堅守を誇る高津(神奈川)から29点を奪って4回戦へ。
高水(山口)は試合終盤に追い上げられましたが、リードを活かし逃げ切りました。夏に強い高松商(香川)はロースコアの接戦を制しました。
春女王・水海道二(茨城)は相手のスキを見逃さず、春のリベンジに燃える四日市商(三重)を退けました。
明光学園(福岡)、鹿児島南(鹿児島)の九州勢も3回戦を突破しました。
本日の4回戦はメダルをかけた戦いになります。女子の水海道二−大分はセンバツに続いての対戦になります。
結果は弊社Twitter、Facebookで速報予定。組み合わせなどは日本ハンドボール協会ホームページでご確認を。
また、今年も高体連公式インターハイ応援サイト「インハイ.TV」で試合が配信がされます。
今日のピカイチさん!
今回は光市総合体育館でオフィシャルを担当した5人の高校生を紹介します。
左から竹下優花さん、新道凪紗さん、石本雪乃さん、隅千春さん、山田美月さんです。
新道さんと隅さんは、ゴールが決まった時間や得点者の背番号などをしっかり見て、実際に記録する人に伝える係り。山田さんはその伝えられた情報をデータとしてパソコンに打ち込み、石本さんは紙の用紙に記録します。竹下さんはタイマーのストップ、スタート、そして得点を管理していました。
試合の記録をつけたり、実際に目の前で行なわれている試合の得点や時間を管理する重要な役割ということもあり、「見間違えや聞き間違いのないよう気をつけ、責任感をもって取り組みました」と声を揃えました。
光市総合体育館で試合が行なわれた3日間、しっかりと役割を果たした彼女たちは岩国高校(山口)のハンドボール部員でもあるため、オフィシャル席というコートにより近い場所から選手たちの戦いぶりを見て「動きがとても速くて、パスが正確」(新道さん)、「どのチームもレベルが高いので、見てるこちらも楽しく、驚くプレーがたくさんありました」(隅さん)、「私はGKなので、GKの動きを重点的に見て勉強になりました」(山田さん)、「どのチームもDFが積極的で、速攻のスピードも速かったです。自分たちの練習を見直すいい機会になりました」(竹下さん)、「自分たちがやっていたことはまだまだと感じました」(石本さん)と、オフィシャルを担当する中でハンドボーラーとしても多くの刺激を受け取ったようでした。